FX侍です、こんにちは。
先週金曜はアメリカが祝日だったので、COT公表が遅れていました。
最近このパターン多いですね笑
というわけで今日の明け方に公表されたばかりの最新COTをお届けします。
先週のCOTは「AM(機関投資家)主導の欧州通貨売り」が主役でしたが、今週は売りの主役がガラッと入れ替わりました。
早速中身を見ていきましょう。
あ、そうそう!
いよいよセミの声が聞こえてきましたよ!
(このタイミングで言わんでも…)
COTってなに?美味しいのそれ?という方は、以下の解説記事をご覧くださいませ。
今週のCOTハイライト
今回のCOTは6月30日(火)時点のデータ。
先週まではAM(機関投資家)が欧州通貨を売る展開でしたが、今週はLM(投機筋)がJPY・EUR・CADで一斉にショートを積み増し、ドル全面高を主導しました。
COT集計期間内で重なっていた材料はこんな感じ。
・6/25 米5月PCEが総合+4.1%と3年ぶり高水準、コア+3.4%でドル金利の高止まり観測を補強
・6/26 東京都区部6月コアCPIが+1.6%と8カ月ぶりに加速、日銀の追加利上げ観測は継続
・6/26頃 ドル円が162に接近、市場は162を新たな介入ラインと意識し片山財務相も警戒を継続
・6/27〜28 週末に米・イランが相互攻撃、ホルムズ海峡の再封鎖懸念でBrentが約73ドルへ反発
中銀ラッシュが一巡し、材料は「米インフレの高止まり」と「ドル円162の介入警戒」に集約された週ですね。
特に注目すべき3点
今週、特に大きく動いたのは以下の3通貨です。
1. JPY(円):AMが+9,671枚買い戻す一方、LMは-18,308枚の売りで52週最安値と真逆に動く
2. EUR(ユーロ):AMの売りは止まったが、LMが-17,234枚の大幅売りで52週最安値へ反転
3. GBP(ポンド):AMが更に-6,883枚売り込み-15.6万枚の52週最安値を更新、記録的なポンドショート継続
推移をまとめた表がこちらです。
| 通貨 | Asset Manager | 前週比 | Lev Money | 前週比 | 注目度 |
|---|---|---|---|---|---|
| EUR | 255,158 | +428 | -32,644 | -17,234 | ⭐⭐⭐ |
| GBP | -156,307 | -6,883 | 16,273 | +8,706 | ⭐⭐⭐ |
| JPY | -68,693 | +9,671 | -115,400 | -18,308 | ⭐⭐⭐ |
| CAD | -81,244 | +2,624 | -88,101 | -4,724 | ⭐⭐ |
| AUD | -39,207 | -2,200 | 31,777 | -7,334 | ⭐⭐ |
| CHF | -41,329 | -1,560 | -9,666 | +4,150 | ⭐ |
| DXY | 20,061 | +1,351 | -5,580 | -228 | ⭐⭐ |
Asset Manager = 年金基金や保険会社などの機関投資家。中長期のトレンドを反映しやすい。
Leveraged Money = ヘッジファンドなどの投機筋。短期的な値動きへの反応が早い。
先週比のポジション変化のグラフがこちらです。
▼カーソルを乗せると数値が表示されます
🗺 ヒートマップで見る直近の流れ
直近の変化がわかりやすいヒートマップがこちらです。
ヒートマップから読み取れるポイント
🔴 赤が目立つ通貨(ポジション縮小・売り方向)
・JPY Lev Money:前週比-18,308枚の大幅売りで-115,400枚の52週最安値。今週最も濃い赤が出た主役
・EUR Lev Money:前週比-17,234枚の大幅売りで52週最安値、AMが止まった横で投機筋がショート積み増し
・CAD Lev Money:前週比-4,724枚の売りで-88,101枚、こちらも52週最安値を更新
🟢 緑が目立つ通貨(ポジション拡大・買い方向)
・JPY Asset Mgr:前週比+9,671枚と2週連続の買い戻しで-7万枚を回復、機関は円ショートを軽くする動き
・GBP Lev Money:前週比+8,706枚の買い戻しでロング残高が+16,273枚まで回復、AMとは逆方向
📌 注意すべきパターン
・JPY:AMが買い戻す一方でLMは52週最安値まで売り込む、同じ円で機関と投機が真逆を向いた週
・DXY:AMは+1,351枚で52週最高値を更新する一方、LMは-5,580枚とマイナス圏で慎重、両者の温度差が続く
🔍 通貨別の詳細分析
ここまで全体を俯瞰して見たので、次は各通貨のポジションを見ていきましょう。
EUR(ユーロ)⭐⭐⭐ 売りの主役がLMに交代
AMの現在ポジションは255,158枚(約5兆9,100億円)の買い越し。
前週比では+428枚とほぼ横ばいで、先週まで3週続いたAMの売りが一旦止まりました。
52週レンジは0%で、6/23の254,730枚と並ぶ最安値圏です。
| 日付 | Asset Manager | AM前週比 | Lev Money | LM前週比 |
|---|---|---|---|---|
| 5/26 | 269,890 | -877 | 7,296 | -9,021 |
| 6/2 | 285,921(ピーク) | +16,031 | 12,027 | +4,731 |
| 6/9 | 281,556 | -4,365 | -17,388 | -29,415 |
| 6/16 | 270,344 | -11,212 | -8,926 | +8,462 |
| 6/23 | 254,730 | -15,614 | -15,410 | -6,484 |
| 6/30 | 255,158 | +428 | -32,644(52週最安値) | -17,234 |
LMは前週比-17,234枚(約4,000億円)の大幅売りで-32,644枚まで沈み、52週最安値を更新しました。
AMが売り止まった傍らで、今度は投機筋が一気にユーロショートへ傾いた形です。
ECBは6/11に2.25%へ利上げしタカ派姿勢を続けていますが、6/17のFOMCがそれ以上にタカ派と受け止められ、EUR/USDは2026年高値の1.20から1.14の支持線まで押し戻されています。
金利差の綱引きではドル側に軍配が上がり、投機筋はユーロ売りで反応した週ですね。
📌 ポイント:EURはAMが+428枚で売り止まる一方、LMが-17,234枚の大幅売りで-32,644枚の52週最安値まで反転しました。AMの中長期ロングはまだ25.5万枚残っており、機関は静観・投機は売りという構図です。LMがさらに売りを深めれば25万枚を割り込むAMの追随売りが見えやすく、逆にEUR/USDが1.14で下げ止まりLMが買い戻せば一度売り疲れの巻き戻しもあり得ます。当面はドル金利の高止まり観測が続くか、1.14の支持線が守られるかが分岐点ですね。
GBP(ポンド)⭐⭐⭐ AMは記録的ショートを更新
AMの現在ポジションは-156,307枚(約2兆1,200億円)の売り越し。
前週比で-6,883枚(約930億円)の追加売りで、先週言及した-16万枚に一段と近づきました。
52週レンジは0%、AMの売り越しとしては過去1年で最も深い水準です。
| 日付 | Asset Manager | AM前週比 | Lev Money | LM前週比 |
|---|---|---|---|---|
| 5/26 | -109,325 | +2,988 | 28,829 | -2,540 |
| 6/2 | -101,566 | +7,759 | 27,353 | -1,476 |
| 6/9 | -109,656 | -8,090 | 22,312 | -5,041 |
| 6/16 | -113,468 | -3,812 | 16,836 | -5,476 |
| 6/23 | -149,424 | -35,956 | 7,567 | -9,269 |
| 6/30 | -156,307(52週最安値) | -6,883 | 16,273 | +8,706 |
一方でLMは前週比+8,706枚(約1,180億円)の買い戻しで、ロング残高が+16,273枚まで回復しました。
AMが記録的な売りを続ける裏で、LMは逆にショートを手仕舞う逆方向の動きです。
背景には6/22のスターマー首相辞任後の党首選(バーナム氏が有力)による政治空白と、6月の英PMIが49.4と14カ月ぶりの縮小圏に沈んだ景気の弱さがあります。
BoE政策金利は3.75%とFedとほぼ同水準で、金利差からポンドを支える力が乏しいのも効いています。
先週「-16万枚が見えてくる」と書いたラインに、今週さらに近づいた形ですね。
📌 ポイント:GBPはAMが-6,883枚の追加売りで-15.6万枚の52週最安値を更新し、記録的なポンドショートが続いています。ただしLMは+8,706枚の買い戻しに転じており、短期勢は行き過ぎ警戒でショートを軽くし始めました。AMが-16万枚を割り込めば売りの過熱がさらに強まり、逆にLMの買い戻しが広がってGBP/USDが1.32台で下げ止まれば一度巻き戻しも見えてきます。当面は党首選の行方と、英政治の不透明感がポンドをどこまで重くするかが分岐点ですね。
JPY(円)⭐⭐⭐ 機関と投機が真逆を向く
AMの現在ポジションは-68,693枚(約8,590億円)の売り越し。
前週比では+9,671枚(約1,210億円)の買い戻しで、2週連続でショートを軽くしました。
52週レンジは8%まで戻し、6/16の最安値-81,651枚からは着実に距離を取っています。
| 日付 | Asset Manager | AM前週比 | Lev Money | LM前週比 |
|---|---|---|---|---|
| 5/26 | -58,747 | -16,861 | -70,508 | -5,563 |
| 6/2 | -66,012 | -7,265 | -88,063 | -17,555 |
| 6/9 | -78,076 | -12,064 | -99,844 | -11,781 |
| 6/16 | -81,651(52週最安値) | -3,575 | -96,772 | +3,072 |
| 6/23 | -78,364 | +3,287 | -97,092 | -320 |
| 6/30 | -68,693 | +9,671 | -115,400(52週最安値) | -18,308 |
一方でLMは前週比-18,308枚(約2,290億円)の大幅売りで-115,400枚まで沈み、52週最安値を更新しました。
機関(AM)が買い戻し・投機(LM)が売り増しと、真逆を向いたのが今週最大の特徴です。
背景を考えるとLM側は日米金利差が大きな支えでしょうね。
日銀が6/16に1.0%へ利上げしたとはいえ、Fedの3.50-3.75%との差はなお大きく、キャリー狙いの円売りは続けやすい地合いです。
実際ドル円は162円に接近し、市場はこの付近を介入ライン警戒と意識しています。
片山財務相は「いつでも介入する用意がある」と繰り返しており、ベッセントとの緊急オンライン会談というネタもありましたし、予告なし介入を示唆する報道も出ています。
つまりLMは介入警戒ゾーンでもキャリーを取りに行き、AMは162円の介入リスクを前に一旦ショートを軽くした、という温度差が読み取れます。
6/26には東京都区部の6月コアCPIが+1.6%と8カ月ぶりに加速。
日銀の追加利上げ観測は残っていますが、円ショート全体が解消に向かうにはまだ距離があります。
先週は「AMだけが小幅に戻した」段階でしたが、今週はAMの買い戻しがはっきりしてきた一方で、LMが最安値を更新したことでポジションの綱引きがより鮮明になりました。
📌 ポイント:JPYはAMが+9,671枚の買い戻しで-7万枚を回復した一方、LMは-18,308枚の大幅売りで-11.5万枚の52週最安値を更新しました。機関は介入警戒でショートを軽くし、投機はキャリー狙いで売り増すという真逆の構図です。AMが-6万枚を回復してくれば巻き戻しがさらに進み、逆に再び-8万枚を割り込めば円売り再加速のサインになります。当面はドル円162での介入が実際に入るか、米インフレの高止まりでキャリーがどこまで支えられるかが分岐点ですね。
CAD(カナダドル)⭐⭐ LMが52週最安値を更新
AMの現在ポジションは-81,244枚(約9,270億円)の売り越し。
前週比+2,624枚(約300億円)の小幅買い戻しで、AMはほぼ横ばいです。
一方でLMが前週比-4,724枚(約540億円)の追加売りで-88,101枚に達し、52週最安値を更新しました。
52週レンジはAMが12%、LMは0%です。
| 日付 | Asset Manager | AM前週比 | Lev Money | LM前週比 |
|---|---|---|---|---|
| 6/2 | -51,966 | -24,766 | -44,601 | -6,506 |
| 6/9 | -73,639 | -21,673 | -58,623 | -14,022 |
| 6/16 | -83,619 | -9,980 | -65,053 | -6,430 |
| 6/23 | -83,868 | -249 | -83,377 | -18,324 |
| 6/30 | -81,244 | +2,624 | -88,101(52週最安値) | -4,724 |
AM・LMが揃って8万枚台のショートを抱える構図が続いています。
主因はドル高と、カナダ側の景気の弱さです。
BoCが2.25%に据え置く中でFedとの金利差が大きいのが効いています。
Q1の実質GDPが前年比マイナスに沈むなど、景気の弱さも重なっています。
なお原油とCADの相関はこのところ薄れており、原油だけでCAD売りを説明できる局面ではない点は押さえておきたいところです。
📌 ポイント:CADはAMが+2,624枚でほぼ横ばいの一方、LMが-4,724枚の追加売りで-8.8万枚の52週最安値を更新しました。短期勢のCAD売りが一段と厚みを増した形です。LMが-9万枚を割り込めばショート過熱がさらに進み、逆に-8万枚を回復すれば巻き戻しの起点になります。当面はUSD/CAD 1.42台の維持可否と、カナダの景気減速がBoCの見方をどう動かすかが注目点ですね。
AUD(豪ドル)⭐⭐ AMの売りは減速
AMの現在ポジションは-39,207枚(約4,420億円)の売り越し。
前週比では-2,200枚(約250億円)の追加売りで、6週続いたAMの売りはかなり減速しました。
52週レンジは32%です。
LMは+31,777枚で前週比-7,334枚(約830億円)の売りと、ロング残高を段階的に削っています。
主な要因はドル高の影響でしょうね。
週の前半はドル全面高のなかAUD/USDが0.69割れの8週ぶり安値を付けました。
この間はアジア株も軟調だったので、センチメントにひきづられた感はありますね。
ただ6/30のRBA議事録が追加引き締めに含みを残すタカ派ではありました。
この辺りで踏みとどまり、5月中旬ぐらいまでの強さが戻るのか個人的に注目しています。
📌 ポイント:AUDはAMの売り越しが-3.9万枚まで進みましたが、前週比は-2,200枚と売りの勢いは鈍りました。LMもロングを少しずつ削り、AMが先行・LMが後追いの構図が続いています。AMが-5万枚を割り込めば豪ドル売りがもう一段進みやすく、逆に-2.5万枚を回復すれば売り疲れからの巻き戻しになります。当面はRBAのタカ派議事録がどこまで豪ドルを支えるかと、リスク通貨全体の地合いが分岐点ですね。
CHF(スイスフラン)⭐ LMは買い戻し
AMの現在ポジションは-41,329枚(約1兆400億円)の売り越し。
前週比で-1,560枚(約390億円)の小幅売りと、AMはレンジ内の小動きです。
52週レンジは62%。
一方でLMは前週比+4,150枚(約1,040億円)の買い戻しで-9,666枚まで戻し、先週まで続いたフラン売りが一服しました。
📌 ポイント:CHFはAMが-4万枚台で小動きの一方、LMが+4,150枚の買い戻しでショートを軽くしました。星1通貨らしく全体への影響は小さいものの、投機筋のフラン売りが一服した点は見逃せません。AMが-4.5万枚を割り込めば売り方向が強まり、逆に-3.5万枚を回復すればフラン売りが緩む形です。当面はSNBのフラン高けん制姿勢と、中東リスク再燃時の逃避買いがどこまで出るかが注視点ですね。
DXY(ドルインデックス)⭐⭐ AMは2万枚を突破し52週最高値
AMの現在ポジションは20,061枚の買い越し。
前週比+1,351枚のドル買いで先週注目した2万枚ラインを上抜け、52週レンジ100%の最高値を更新しました。
機関投資家のドル買い意欲は今週も衰えていません。
一方でLMは-5,580枚で前週比-228枚の小幅売りとマイナス圏で慎重なままです。
6/25の米5月PCEが総合+4.1%と3年ぶりの高水準となり、Fedの高金利長期化観測がAM側のドル買いを支えています。
ドル全体は強いのに短期勢はロングを積んでいないという温度差は、先週から引き続きの構図ですね。
📌 ポイント:DXYはAMが+1,351枚で2万枚を突破し、52週最高値を更新しました。先週「+2万枚を上抜ければドル買い過熱の警戒ライン」と書いたラインにちょうど到達した形です。一方でLMは-5,580枚と慎重で、AMとの温度差は残ります。AMが2.2万枚へ買い上がればドル買いの過熱感が一段と強まり、逆に1.8万枚を割り込めばドル全面高の一服で各通貨ショートの巻き戻しが起きやすくなります。当面は米インフレの高止まりがどこまで続くかが分岐点ですね。
💡 今週の注目テーマ
全体的にCOTレポートの分析を通じて、FX侍が今週注目するテーマがこちらです。
1. 売りの主役がAMからLMへ交代
先週はAM(機関投資家)が欧州通貨を売る展開でしたが、今週はLM(投機筋)がJPY・EUR・CADで揃ってショートを52週最安値まで積み増しました。
中長期の機関はEURやJPYで一旦手を止めた一方、短期のヘッジファンドがドル高方向に賭け直した形です。
6/25の米5月PCEが総合+4.1%と3年ぶり高水準になり、Fedの高金利長期化観測がドル買いを後押ししたことが背景にあります。
投機筋主導の売りは値動きへの反応が早い分、巻き戻しも速いのが特徴です。
2. ドル円162円:介入警戒とキャリーの綱引き
円はAMが買い戻し、LMが売り増しと真逆を向きました。
ドル円が162円に接近し市場がここを新たな介入ラインと見る中、AMは介入リスクを警戒してショートを軽くしています。
一方でLMは日米金利差の大きさを支えに、介入警戒ゾーンでもキャリー狙いの円売りを続けています。
この綱引きがどちらに傾くかまだわかりません。
実際に介入が入るにしても、以前のように「事前通告」をしないという報道も出ていました。
(個人的にはそりゃそうだろと思いますがね…)
また今回のCOT後には韓国との協調介入を示唆する報道も出てました。
従来通りの介入がすでに失敗している以上、これまでとは違った形での介入リスクがあることは頭に入れておきましょう。
3. DXYの2万枚突破とポジションの偏り
DXYのAMは2万枚を突破して52週最高値を更新し、機関のドル買いはまだ崩れていません。
同時にJPY・EUR・CADのLMが52週最安値圏に沈み、ドル高方向のポジションの偏りがかなり進んでいます。
これだけ片寄ると、ドル高が一服したときの巻き戻しへの感応度も同時に高まります。
来週のCOTでこの偏りがさらに深まるのか、一度巻き戻されるのかを確認したいところです。
最後に一言
今週のCOTは、売りの主役がAM(機関)からLM(投機筋)へ交代し、JPY・EUR・CADのLMが揃って52週最安値を更新した週でした。
ただ投機筋主導のショートは反応が早い分だけ、巻き戻しも速く出やすい点には要注意。
背景にあるのは6/25の米5月PCE+4.1%が示した米インフレの高止まりで、DXYのAMも2万枚を突破して52週最高値です。
なおドルインデックスは100の節目を抜け、底値圏のレンジもブレイクした形。
テクニカルだけを見ればトランプ就任以降、下降トレンドだったものが底値を固めて反発しているようにも見えますね。
ただ最近は政治や地政学主導のマーケットだったので、どうなるかは分かりませんが。
だってあの予測不能なおじいちゃんですからね笑
今週以降、ドル円が162円付近での介入が入るのか、米インフレ高止まりでキャリーが支えられ続けるのか、市場は注目するでしょうね。
ただ介入警戒であまり動かないようであれば、トレードは円絡み以外の通貨がいいでしょうね。
⚠️ 注意事項
- COTレポートは火曜日時点のデータが米国東部時間の金曜午後(日本時間土曜早朝)に公開されます。公開時点で3日、実際にトレードに反映できるのは翌週月曜日になるため、実質的に約1週間の遅延がある点に注意が必要です
- ポジションデータは方向のバイアスを示すものであり、エントリータイミングの判断には価格分析との併用が必要です
- 極端なポジションは「逆張りシグナル」として機能することがありますが、トレンドが継続する限りは順張り方向が有利です
- 円換算額は記事執筆時点の為替レート(USD/JPY=162.06、EUR/JPY=185.45、GBP/JPY=217.11、AUD/JPY=112.76、CAD/JPY=114.08、CHF/JPY=201.33)に基づく概算値です


























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