FX侍です、こんにちは。
FXの過去検証ソフトといえば、Forex TesterやMT4裁量トレード練習君が有名でしょうか。
でもね、実はTradingviewで高性能な過去検証ができるんですよ。
それが「バーのリプレイ機能」です。
ぶっちゃけこのリプレイ機能があれば他の過去検証ソフトなんていらないぐらい。
Tradingviewの無料プランは日足以上でしかリプレイ機能を使えないなど機能制限がありますが、使い方は同じなので一度試してみると面白いですよ。
そんな便利なTradingviewのリプレイ機能の使い方を解説します。
『ある程度の経験者向けのお勧め使用方法』も最後に紹介したので参考にしてください(・∀・)
高性能な過去検証ができるバーのリプレイ機能
リプレイ機能を使うには、画面上部の『リプレイ』ボタンを押します。
リプレイボタンを押すと『リプレイ開始位置』を選ぶ画面となります。
画面に表示された青線を移動させて開始位置を選びましょう。
(画面をドラッグすれば過去にチャートを戻せますしマウスホイールで縮尺変更も可能です)
特定の日時を選ぶこともできますし、開始位置をランダムで選ぶことも可能です。
リプレイ機能を始めると、チャート下に『リプレイ機能操作ボタン』と『売買ボタン』が表示されます。
自動再生でチャートを進めることもできますし、手動でローソク足1本ずつ進めることもできます。
◆ローソク足生成の時間足について
ボタンをクリックすると下記のような画面が表示されます。
(下記は15分足でリプレイ中の画面です)
ここで『1分』を選択すると、1分ごとのローソク足の変化が描画されます。
1分間隔で15分足のローソク足の形成過程が見えるわけです。
これを『チャートと同一』にすると、ローソク足び形成過程はスキップして15分足が描画されます。
始値や終値でのエントリーをする人は『チャートと同一』でOKです。ローソク足の絶妙なタイミングで成り行きエントリーする人は『1分』など小さな時間足がお勧めです。
自分のトレードスタイルに合わせて調整できるのはGoodですね。
リプレイ機能では、当然トレードのシミュレーションもできます。
エントリーは成り行き注文のみですが、TPとSLを設定可能です。
チャートに表示されたポジションにカーソルを合わせると、上記画像のようにTP・SLが表示されます。
TP・SLと書いてあるボタンをドラッグすればOKです。
TP・SLを設定すると、到達した場合の損益額も表示されます。
また、ローソク足が進むにつれて現在の損益額もリアルタイムで変わっていきます。
残念ながら指値・逆指値注文は不可、スプレッドも考慮しないシミュレーションとなりますが、先ほど解説した『ローソク足生成の時間足機能』を活用すれば、より実践に近い形での過去検証ができます。
リプレイの便利機能
個人的な評価ポイントですが、経済指標の予定が表示されるのはGoodです。
重要指標前の停滞した値動きや、指標後の乱高下も再現できます。
いくらシミュレーションとはいえ、指標の存在を無視するのはいただけませんからね。
【設定→イベント→未来のイベントのみ表示】のチェックを外せば、指標通過後に国旗マークを押すと指標の結果が表示されます。
また、複数のチャートを表示してのリプレイも可能です。
複数チャートでのリプレイは過去検証の幅を広げますね。
MTF分析派の人も納得の機能でしょうw
他にも相関・逆相関の対象を見ながら…ドル円+クロス円の流れを見ながら…という過去検証も可能です。
表示できる項目が多いTradingviewならではのメリットが活かせる便利機能と言えますね。
最後に
トレードスキルを磨くには過去検証が何より大事!
よく言われることですね。
まぁ間違っちゃいませんが、個人的には両手をあげて賛同…というスタンスではありませんw
リアルのトレードは、その時々の相場の雰囲気やセンチメントも考慮するはずなのに、値動きだけを再現したゲーム的な過去検証はどうなんだろう…と言うスタンスだからです。
ただ…Tradingviewのリプレイ機能で検証した通貨ペア以外に「何か」を表示させて、市場のセンチメントを意識しながら検証することは可能なので、その点も個人的には評価ポイントです。
過去検証に対するスタンスは人それぞれでしょうが、ちょっと否定派のFX侍でもお勧めの使い方があります。
◆お勧めの使い方その1
【エントリーの精度アップ】という目的での使い方です。
例えば…
先週のドル円のトレードで結果的には勝ったけど、含み損で耐える時間が長かったとしましょう。
そんな時に「どこでエントリーするのが正解だったか?」を今回紹介したリプレイ機能で検証するんです。
過去のトレードを活用して、値動きやインジケーターの挙動を見ながらエントリー精度を高めるのが目的です。
◆お勧めの使い方その2
次は【見逃したチャンスの復習トレード】という使い方です。
後からチャートを見て「あ〜ここは取れそうだったな〜」って経験ありますよね。
そんな時に「実際にエントリーできたのか?」をリプレイ機能で検証するんです。
再び似たようなチャンスが来た時に、逃さず仕留められるようにしておくための準備ですね。
タイミングが合わずにチャンスを見逃しちゃったとしても悔やむ必要はありません。
その場面をリプレイ機能で検証して、チャンスを確実に仕留められる体制を整えておけばいいんです。
…という具合に、ある程度の経験者の方はこんな使い方が個人的にはお勧めです。
これからFXを始める!という段階の方は、巷で言われるように普通に過去検証をすればOKです。
Tradingviewのリプレイ機能は十分にその機能を果たせます。
有料の過去検証ソフトは過去検証以外に使い道がないので、せっかくお金を払うなら高機能なチャート分析もできるTradingviewがお勧めです。
→Tradingviewの料金プラン比較(新規タブで開きます)
プランによって機能制限に差があります。
まずはちょっとお試しで…と言うことなら最安のエッセンシャルを月額で始めてみるのもアリだと思いますよ。
この記事へのコメントはありません。