今回は含み損の塩漬け対策として両建ての使い方を解説します。
ただしこの方法は究極の最終手段として考えて下さい。
また、下手を打つと泥沼にハマるので、ご注意下さい。
ある程度の経験があって、それなりに勝てる人じゃないと手を出してはいけません。
含み損の塩漬け対策の両建てロック方法詳細
含み損の塩漬け対策として、両建てで損失をロックする方法の詳細を解説します。
例えば下記のようにショート後、損切りができずに含み損だけが膨らむ状態に陥ったと仮定します。
含み損が膨らんでいき、証拠金維持率がどんどん低下していきます。
強制ロスカットのリスクがあるので、こうなると新規のポジションを建てるのも難しくなります。
そこで両建ての出番です。
ショートした量と同等のロングを建てましょう。
売りと買いを同量で両建てすると、証拠金を使っていない状態となります。
つまり証拠金維持率がチャラになるので、これで新規ポジションを建てられるようになります。
両建てと証拠金の関係については、下記でも解説しているので参考にどうぞ。
両建てで含み損をロックするのは有名な方法です。
しかし下記のようなミスをして、最終的に口座を破綻させるのはありがちな話です。
価格が上昇し始めた→含み損が増えそうなショートを決済して、ロングポジションだけにする
今回のポイントは『両建てしたポジションは所定の条件を満たすまでは保持したまま』という点です。
具体的に条件を解説します。
両建てした損失を解消する手順
簡単に解説すると、新たなトレードで稼いだ分を両建てのポジションから少しずつ決済します。
具体的な手順はこうです。
1.50万円のショートの損失を両建てロック
2.新たなトレードで3万円を稼ぐ
3.50万円の含み損から3万円分を決済(=47万の含み損)
4.新たなトレードで5万円を稼ぐ
5.47万円の含み損から5万円分を決済(=42万の含み損)
…これを繰り返す
含み損の塩漬け対策に両建するのは、新規トレードができるように証拠金維持率をチャラにするのが目的です。
借金返済を一旦待ってもらって、トレードで稼いだ分を繰り上げ返済していくイメージでしょうかw
その間の利息としてスワップのマイナスが蓄積していきます。
そのため、そもそも勝てない人はこの手法では余計に泥沼にハマるのでお勧めしません。
まとめ
含み損の塩漬け対策に両建て手法を紹介しましたが、これは最終手段です。
大事なので繰り返しお伝えしました。
実は昔、FX侍のトレーダー仲間がEAの暴走でえげつない含み損を抱えた時に、この手法でコツコツと含み損をチャラにしました。
相当な時間とストレスが掛かったのは言うまでもありません。
勿論ですが、ある程度のトレードスキルが無ければ今回の方法は成り立ちません。
トレード技術はイマイチだけど含み損を何とかしたい…
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こちらも最終手段として覚えておくと良いかもしれません。
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