欧州勢とアメリカ勢が入り乱れるNY時間の戦い方と注意点

値幅が最も大きくなるニューヨーク時間の特徴

FX侍です、こんにちわ。

今回は兼業トレーダーの主戦場とも言えるニューヨーク時間(以下NY時間とします)についての解説。

目安となる時間帯は以下の通り。

夏時間:21時~1時頃
冬時間:22時~2時頃
※東京時間と同じように、NYの株式市場が始まると本格的に動き始めます。(夏時間は22:30~、冬時間は23:30~)

日本人の個人トレーダーも多く参入するFXのゴールデンタイム。
既に市場に参加している欧州勢に加えて、アメリカが参入してくるので大きく動きます。

そしてNY時間には下記のような注目イベントが目白押し。

・21時~24時のアメリカの経済指標発表
・夏時間23時(冬時間24時)のNYオプションカット
・夏時間24時(冬時間1時)のロンドンフィックス

基軸通貨である米ドルの取引量が増大し、大半の通貨ペアの値動きが大きくなるので、トレンドに上手く乗ると短時間で値幅を取れます。

NY時間のオプションカット・ロンドンフィックスは要注目

NY時間のトレードならNYオプションカット・ロンドンフィックスに絡む値動きは見逃せません。

どちらも大きな値動きとなるので、ここに乗れると楽に利益が乗ってきます。

NYオプションカットの値動き

NYオプションカットは、下記のような情報が為替ニュースなどに出てきますよね。

109.60円 売り厚め
109.50円 売り
109.00円 売り、OP10日NYカット
108.70-80円 断続的に売り
108.50円 OP11日NYカット
108.48円 現在
108.00円 OP12日NYカット
107.80円 買い
107.75円 OP11日NYカット
107.70円 買い・割り込むとストップロス売り

このNYカットと記載されている価格帯付近で攻防が起きるケースが多いです。

NYオプションに絡む値動きの事例

・NYオプションカットの時刻に向けて価格が吸い寄せられていく
・オプションが消失して影響が無くなる事で値動きが加速して行く

(オプションの消失=抵抗が無くなるイメージです)

例外もありますが、このような特徴があります。

バリア並みの巨大なオプションが控えている際は、売りと買いの激しいバトルが繰り広げられます。
そうした場合には、小さなレンジを形成するので、細かく何度もスキャルピングで取るという戦略もあります。

ロンドンフィックスの値動き

ロンドンフィックスとは、東京時間9時55分の仲値に相当する時間で、その日の対顧客向けの基準レート(両替レートや企業との取引レート)を決める時間です。
様々な思惑が働き値動きが激しくなりますが、特に月末月初はユーロドルやユーロポンドが大きく動きやすく、断続的に上昇したり、突然大口の売買が入ったりするため注意が必要です。
出展:みんかぶ

これがロンドンフィックスの基本的な知識です。

ざっくり言えば、ロンドンフィックスに向けて一気に値動きが加速するケースがあるって事。
そういう内容は他のサイトにも書いてあるので、FX侍は少し違う内容をお伝えしますw

▼ドル円15分足(クリックで拡大します)
ロンドンフィックスを過ぎて流れが変わる事例

見てお分かりの通り、ロンドンフィックス後に流れが一変していますね。
上記はドル円のチャートですが、他の通貨ペアでも同様の現象は起こります。

毎回このようにロンドンフィックスで反転する訳ではありませんが、特徴的な値動きとして覚えておいて損はありません。

NY時間の深夜3時前後は要チェック

NY時間で深夜3時前後になると欧州勢もいなくなり、アメリカ勢の独壇場となります。

その深夜3時前後からトレンドが発生することも珍しくありません。

▼ユーロドル15分足(クリックで拡大します)
日本時間午前3時前後のNY市場でトレンドが出る事例

欧州勢の存在が消えた時にNY勢が嬉々として動き始めるってイメージでしょうかw

ちなみにロンドン勢がランチタイムを迎える頃に、NY勢が相場を動かすこともあります。
NYの朝8時=ロンドンの昼12時で、日本時間では20時に該当します。(夏時間の場合)

こうした豆知識も覚えておくと、役に立つケースがあるかもしれません。

NY時間でトレンドが出ない場合

相場を動かすような材料がない場合、欧州時間・NY時間でもトレンドが出ないケースはあります。

そうしたトレンドレス時に起こるのは、前の市場の高音・安値を食いに行く動きです。

▼ユーロドル5分足(クリックで拡大します)
ロンドン時間とニューヨーク時間で大きなレンジを作ったチャート解説

これはNY時間で大きなレンジとなったチャートです。
ロンドン時間の高値・安値の両方を抜くのがなんとも嫌らしいですねw

このようにロンドン時間・NY時間で明確なトレンドが出ない場合もあります。

トレンドが出ない場合でも、前の相場参加者(NY時間ならロンドン勢が該当)のストップを狩りに行く動きを見せるのも特徴です。

NY時間のトレードで注意する事

値動きの大きなNY時間は一部分でも取るべし!

エントリー前に必ずアメリカの重要指標を確認する
→ 雇用統計・GDP・ISM製造業景気指数など注目度の高い指標やFOMC関連は必ずチェック。

天底を取ろうと思わなくてもOK
→ 欲張って天底を狙うより、値幅が大きいので動きの一部を取るだけでも10pips以上は取れる。

NYダウの動向もチェック
→ NYダウの動きとドル買い・ドル売りの動きが連動するので、株式市場の動きもチェック。

 

NY時間は基本的にはトレンドフォローに徹すると上手くいきます。
(ロンドン時間はトレンドフォロー+ブレイク狙いですが)

欧州時間からのトレンドが継続しているのであれば、押し目買い・戻り売りで波の一部だけでも抜けば手堅い勝負となります。

でも押し目買い・戻り売りは、それなりのスキルが無いと難しいのも事実。

苦手な方は、反発ポイントをチャートに表示したFX侍テンプレートがお勧めです。
テンプレートを使えば、入るべき手堅い押し目買い・戻り売りが見えるので。

 

また、NY時間に発表される注目度の高い指標発表に乗るイベントドリブンも手法の1つではあります。
こうした指標トレードのスキャルピングで稼いでいる人もいますので。

NY時間の攻略法は多々ありますが、NY勢はトレンドフォローをする傾向が強いので、普通に押し目買い・戻り売りがお勧めです。

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