COTレポート分析 2026年6月2日週
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COTレポート分析 2026年6月2日週

FX侍です、こんにちは。

昨日の金曜ロードショーはグーニーズ。

やば!懐かしい!と思い、冒頭10分ほど見てみると…
「うわ〜確かにこんな人出てたわ〜」と懐かしさMAX。

気づいたら最後まで見ちゃいました(照

ただ吹き替え声優に野沢雅子さんがいたので、アメリカの少年たちの中に悟空が混ざっている感がどうしても否めなかったのは事実です笑

改めて野沢雅子さんの功績を実感しました笑

 

さて本題へ参りましょう。

先週「商品通貨が一斉に巻き戻された」とお伝えしましたが、今週はその傾向がさらに加速しています。

来週は中銀会合ラッシュも控えていて、持ち高調整が一段と活発になった1週間でした。

COTについての基礎知識は、以下の記事をご覧くださいませ。

 

今週のCOTハイライト

今回のCOTは6/2(火)時点のデータ。

米イラン停戦交渉の継続による原油安と、来週から始まる中銀ラッシュ前の持ち高調整が反映されています。

ただし…
米イラン停戦交渉に関しては、意見が食い違う報道も散見されています。
近いうちにまとまるのかどうかは分かりませんね…

COT集計期間内で重なっていた材料はこんな感じ。

・5月末 米イランが60日MOU案を協議継続(トランプ最終承認待ち)
 →停戦期待でBrentは2026年高値から約2割安の$96台へ
・6/10〜18は中銀ラッシュ(BOC・ECB・RBA・日銀・FOMC・BOE)、会合前の持ち高調整が活発化
・※6/3 ドル円が160.075の21カ月ぶり高値、4〜5月の介入(約11.7兆円)は消滅し閾値160に再接近
・※6/5 米5月雇用統計が+17.2万人と予想(予想+8.5万人)を大幅超過、ドル金利高止まり観測を補強
(※は今回のCOT集計後の出来事です)

先週始まった商品通貨の巻き戻しが今週さらに進み、円は52週最安値を更新する一方で、欧州通貨は揃って買い戻されるという「通貨の選別」が鮮明になった1週間でした。

特に注目すべき3点

1. JPY:AMが-66,012枚で52週最安値を更新。さらに今週はLMが前週比-17,555枚(約2,194億円)の大幅売りで主役交代。先週示した「-6.5万枚割れで投げ売り加速」が現実化
2. CAD:AMが前週比-24,766枚(約2,849億円)の続落で売り越し-51,966枚へ。先週の「-4万枚割れで本格売り相場入り」が現実化
3. AUD:AMが前週比-18,219枚(約2,058億円)でほぼゼロ(856枚)へ。先週の「1.5万枚割れでロング解消本格化」が現実化

推移をまとめた表がこちらです。

通貨 Asset Manager 前週比 Lev Money 前週比 注目度
EUR 285,921 +16,031 12,027 +4,731 ⭐⭐
GBP -101,566 +7,759 27,353 -1,476
JPY -66,012(52週最安値) -7,265 -88,063 -17,555 ⭐⭐⭐
CAD -51,966(売り越し深化) -24,766 -44,601 -6,506 ⭐⭐⭐
AUD 856(ほぼゼロ) -18,219 58,800 -1,434 ⭐⭐⭐
CHF -32,517 +6,405 -9,949 -5,126 ⭐⭐
DXY 15,003 -1,166 -11,112 +1,418 ⭐⭐

Asset Manager = 年金基金や保険会社などの機関投資家。中長期のトレンドを反映しやすい。
Leveraged Money = ヘッジファンドなどの投機筋。短期的な値動きへの反応が早い。

 

先週比のポジション変化のグラフがこちらです。

▼カーソルを乗せると数値が表示されます

 

🗺 ヒートマップで見る直近の流れ

直近の変化がわかりやすいヒートマップがこちらです。

ヒートマップから読み取れるポイント

🔴 赤が目立つ通貨(ポジション縮小・売り方向)
・JPY Lev Money:-17,555枚という今週最大の濃い赤で、円売りの主役がAMからLMへ交代
・CAD Asset Mgr:先週-37,733枚に続き今週も-24,766枚、2週連続の濃い赤で売り越しが深化
・AUD Asset Mgr:先週-21,520枚に続き今週-18,219枚、2週でロングがほぼ消滅

🟢 緑が目立つ通貨(ポジション拡大・買い方向)
・EUR Asset Mgr:+16,031枚の今週最大の緑、3週ぶりに大きく買い戻し
・CHF Asset Mgr:+6,405枚で3週連続の買い戻し、52週レンジ100%へ
・GBP Asset Mgr:+7,759枚で2週連続の買い戻し

📌 注意すべきパターン
・JPY AM×LM:AMの売りは-7,265枚へ勢いが鈍化する一方、LMが-17,555枚と急加速、売りの主役が中長期勢から短期勢へバトンタッチ
・欧州通貨そろって緑×商品通貨そろって赤:EUR・GBP・CHFが揃って買い戻し、CAD・AUDが揃って売りと、ドル高の中身の「選別」が一段と鮮明
・AUD AM×LM乖離:AMがほぼゼロまで投げる一方、LMは58,800枚(前週比-1,434枚)と高水準ロングをほぼ温存

 

🔍 通貨別の詳細分析

ここまで全体を俯瞰して見たので、次は各通貨のポジションを見ていきましょう。

EUR(ユーロ)⭐⭐ 3週ぶりの大幅買い戻し

AMの現在ポジションは285,921枚(約6.6兆円)で、前週比+16,031枚(約3,701億円)の大幅買い戻しです。

52週レンジは18%、先週の8%から回復しました。

先週「26.5万枚を割り込めば258,050枚トライ」と書きましたが、トライするどころか逆方向へ大きく買い戻されました。

LMも12,027枚で前週比+4,731枚(約1,092億円)の買い戻し。
先週まで売り基調だったAM・LMが、今週は揃って買い方向へ転じた格好です。

6/11のECB会合を前にした持ち高調整と、深押し局面でのショートカバーが重なった印象ですね。

📌 ポイント:EURはAM・LMが揃って買い戻し、52週レンジ8%の深押しから一旦反発しました。先週までの売り疲れと、6/11 ECB前のポジション調整が背景です。29万枚を回復すれば下げ止まり感が強まり、逆にECBがハト派なら再び258,050枚トライの売りが出やすい局面。当面はECB会合の結果待ちですね。

 

GBP(ポンド)⭐ 2週連続の地味な買い戻し

AMの現在ポジションは-101,566枚(約1.36兆円)で、前週比+7,759枚(約1,037億円)の買い戻しです。

52週レンジは18%、先週の12%から回復。

先週「BOEで利上げ票が増えれば-10万枚回復もありえる」と書きましたが、会合前に-10万枚近辺まで戻してきました。

LMは27,353枚で前週比-1,476枚(約197億円)とほぼ横ばい。

6/18のBOE会合を前に、方向感は限定的な1週間でしたね。

📌 ポイント:GBPは2週連続の小幅買い戻しで-10万枚近辺まで回復、52週最安値トライは一旦遠のきました。ただAM・LMとも方向感は乏しく、会合待ちの様子見です。-9万枚台を回復すれば底入れ感、逆に6/18のBOEがハト派なら再び売りが優勢に。当面は米金利とBOEの票割れ次第ですね。

 

JPY(円)⭐⭐⭐ 52週最安値更新、今度はLMが主役の売り

AMの現在ポジションは-66,012枚(約8,252億円)で、前週比-7,265枚(約908億円)の売りです。

52週レンジは0%、52週最安値をさらに更新しました。

先週「-6.5万枚を割り込めば投げ売りが加速」と書いた水準を、今週きっちり突き抜けています。

ただ、AMの売りの勢い自体は先週の-16,861枚から今週-7,265枚へと鈍化しました。

今週の主役はむしろLMです。
LMは-88,063枚で前週比-17,555枚(約2,194億円)の大幅売り、52週レンジは9%まで低下しました。

推移はこんな感じ。

日付 Asset Manager AM前週比 Lev Money LM前週比
5/5 -10,596 +15,954 -52,897 +22,905
5/12 -19,992 -9,396 -62,440 -9,543
5/19 -41,886 -21,894 -64,945 -2,505
5/26 -58,747 -16,861 -70,508 -5,563
6/2 -66,012(52週最安値) -7,265 -88,063 -17,555

ここ数週はAMが円ショートを牽引してきましたが、今週は一転してLMが大きく売りを積み増しました。

背景にあるのは、相変わらずの日米金利差でしょうね。

米4月CPIは前年比+3.8%と2023年5月以来の高さで高止まりが続き、ドル金利の高さが維持されています。

さらにCOT基準日の直後、6/5発表の5月雇用統計は+17.2万人と予想(+8.5万人)を大きく上回り、労働市場の堅調さが利下げ観測の後退を後押ししました。

一方で日銀の追加利上げがあったとしても依然として相対的に金利は低く、金利差トレードを続ける土壌が整っているわけですね。

注目はやはり介入です。
4〜5月に約11.7兆円を投じた円買い介入で得た円高分は、6月初までにほぼ消滅しました。

ドル円は6/3に160.075の21カ月ぶり高値をつけ、160円の介入閾値が再び目前に迫っています。

📌 ポイント:JPYはAMが52週最安値を更新する一方、今週はLMが-17,555枚の大幅売りで主役交代しました。ドル円は160円の介入閾値に再接近し、介入で得た円高分はすでに消滅。AM・LMともショートが極端に積み上がったぶん、6/15-16の日銀会合や介入での巻き戻しに対する脆弱性は一段と高まっています。次回COTは日銀・FOMCを挟んだ持ち高として重要ですね。

 

CAD(カナダドル)⭐⭐⭐ 売り越しが2週連続で深化

AMの現在ポジションは-51,966枚(約5,978億円)で、前週比-24,766枚(約2,849億円)の続落です。

52週レンジは29%、先週の44%からさらに低下。

先週「-4万枚を割り込めば本格的なCAD売り相場入り」と書きましたが、その水準を一気に突き抜けました。

推移はこんな感じ。

日付 Asset Manager AM前週比 Lev Money LM前週比
5/5 29,790(ピーク) +13,758 -47,758 +6,070
5/12 23,768 -6,022 -37,663 +10,095
5/19 10,533 -13,235 -38,654 -991
5/26 -27,200 -37,733 -38,095 +559
6/2 -51,966 -24,766 -44,601 -6,506

5/5の29,790枚をピークに、ついに4週連続の売りで-51,966枚まで沈みました。

背景は変わらず原油安の継続です。

米イランの停戦交渉が続くなかBrentは$96台と2026年高値から約20%安に沈み、カナダドルを支える材料が乏しいままです。

今週はLMも-44,601枚で前週比-6,506枚(約748億円)の売り、これまで横ばいだったヘッジファンド勢もショート積み増しに動き始めました。

6/10のBOC会合は据え置き優勢で、原油安と合わせて買い材料に欠ける局面ですね。

📌 ポイント:CADはAMが4週連続の売りで-51,966枚まで沈み、今週はLMも売りに同調し始めました。原油安の継続と6/10のBOC据え置き観測が重なり、4月以降の上昇トレンドは完全にリセット。-6万枚を割り込めばカナダドル売りがさらに加速、逆に原油が反発すればAM・LM揃った買い戻しも出やすい構造です。当面は原油とBOC会合が分岐点ですね。

 

AUD(豪ドル)⭐⭐⭐ AMがほぼゼロまで投げ売り

AMの現在ポジションは856枚(約97億円)で、前週比-18,219枚(約2,058億円)の大幅売りです。

52週レンジは63%、先週の78%から低下。

先週「1.5万枚を割り込めばロング解消が本格化」と書きましたが、1.5万枚どころかほぼゼロまで一気に投げ売られました。

推移はこんな感じ。

日付 Asset Manager AM前週比 Lev Money LM前週比
5/5 44,874 -223 56,600 +8,745
5/12 47,551(52週高値) +2,677 55,851 -749
5/19 40,595 -6,956 61,178 +5,327
5/26 19,075 -21,520 60,234 -944
6/2 856 -18,219 58,800 -1,434

5/12の52週高値47,551枚から、わずか3週でほぼゼロまで畳むという急ブレーキです。

ただこれは原油安が直接AUDを売らせたというより、中東停戦期待による地政学プレミアムの剥落で、資源国・リスク通貨のロングがまとめて整理された動きという色合いが濃厚でしょう。

原油と直結するCADとは事情が違います。

AUDは「商品通貨・リスク通貨」として、資源国ロングと一括でポジション調整された格好ですね。

今まで商品市況全体を押し上げてきた前提が崩れ、中長期勢がまとめて手仕舞ったと見るのが自然でしょうね。

 

一方でLMは58,800枚で前週比-1,434枚(約162億円)とほぼ横ばい、52週レンジ88%の高水準ロングを温存しています。

AMがほぼ全降りする中、ヘッジファンドは依然強気を崩しておらず、見方の乖離が続いています。

📌 ポイント:AUDはAMが52週高値から3週でほぼゼロまで投げました。原油と直結するCADと違い、地政学プレミアムの剥落による資源国・リスク通貨ロングの一括整理という色合いが濃い動きです。一方でLMは58,800枚の高水準ロングを温存しており、ここが崩れると第2波の売りが出やすい構造のまま。売り越しへ転落すれば下げ加速、逆に米国株高が続けばLM主導で下げ止まる可能性も。6/15-16のRBA会合とリスク資産の地合いが分岐点ですね。

 

CHF(スイスフラン)⭐⭐ 3週連続の買い戻しで1年ぶりの低ショート

AMの現在ポジションは-32,517枚(約8,183億円)で、前週比+6,405枚(約1,612億円)の買い戻しです。

52週レンジは100%、過去1年でもっともショートが浅い水準まで戻しました。

中東停戦期待でリスクオン地合いが続くなか、AMは極端なフランショートを着実に畳んでいます。

一方でLMは-9,949枚で前週比-5,126枚(約1,290億円)の売り、こちらは52週レンジ0%とAMと真逆の動きです。

スイスフランはリスクオフ時の逃避買い需要がある一方、SNBがフラン高を嫌気してフラン売り介入に動きやすく、ポジションが一方向に傾きにくい通貨ですね。

📌 ポイント:CHFはAMが3週連続の買い戻しで1年ぶりの低ショート、地政学リスク後退でフランショートを畳む動きが続いています。ただLMは逆に売りを積み増しており、AM・LMの見方が真っ二つに割れた状態。停戦が定着すればリスクオンのフラン売りが優勢、逆に中東情勢が再燃すれば逃避買いでショートカバーが進みます。SNBの介入スタンスと合わせ、当面はレンジ内の振れが続きそうですね。

 

DXY(ドルインデックス)⭐⭐ 52週高値圏も買いは一服

AMの現在ポジションは15,003枚で、前週比-1,166枚の小幅売りです。

52週レンジは96%、先週の100%から小幅低下しました。

先週52週高値16,169枚をつけたあと、2週ぶりに小反落です。

LMは-11,112枚で前週比+1,418枚の買い戻し、52週レンジは36%でAMとは逆方向の構図が続いています。

ドル金利の高さがドル買いの土台を支える構図は健在ですが、欧州通貨の買い戻しと商品通貨の売りに挟まれ、DXY単体では方向感が出にくい1週間でした。

ドル一強の中身は「全面高」から「商品通貨売りが主役」へと変質したままですね。

📌 ポイント:DXYはAMが52週高値圏を維持しつつ買いは一服、欧州通貨買い戻しと商品通貨売りに挟まれて方向感に欠ける展開です。LMは逆張りの買い戻しを入れており、AM・LMの乖離も続いています。AMが1.6万枚台を回復すればドル高第2幕、逆にLMの買い戻しが進めば高値圏での頭打ちもありえます。6/16-17のウォーシュ新議長初FOMCが次の試金石ですね。

 

💡 今週の注目テーマ

全体的にCOTレポートの分析を通じて、FX侍が今週注目するテーマがこちらです。

1. 商品通貨の総撤退・第2幕:CAD・AUDのAM投げが2週連続で深化

今週のCOTでも、CADとAUDのAM投げが止まりませんでした。

CADは-24,766枚で売り越しが-51,966枚まで。
AUDは-18,219枚で52週高値からわずか3週でほぼほぼゼロに。

先週の転落から今週は「突き抜け」と、資源国・リスク通貨ロングの解消が第2幕に入った印象ですね。

 

背景にあるのは、中東停戦期待による地政学プレミアムの剥落。

ただ両国の事情は少し違っていて、原油と直結するCADは原油安がストレートに効く一方、AUDは「商品通貨・リスク通貨」として一括でポジション調整された色合いが濃いです。

Brentは$96台と2026年高値から約20%安の水準に張り付いたままで、CADの重しは続いています。

CADは今週LMも売りに同調し始めた一方、AUDのLMは高水準ロングを温存しており、巻き戻しの「燃料」がまだ残っている点には注意したいところです。

2. 円ショートの主役交代:AMからLMへ介入閾値160が再び目前

JPYは52週最安値を更新しましたが、中身を見ると主役が交代しています。

AMの売りは先週-16,861枚から今週-7,265枚へ鈍化した一方、LMが-17,555枚と急加速しました。

米4月CPI+3.8%の高止まりに加え、6/5の5月雇用統計が+17.2万人と予想を大きく上回り、ドル金利の高さを支える材料が積み上がっています。

日銀の利上げの地ならしと思われる発言もありますが、それでも相対的に見れば日本の金利は低水準。

金利差トレードの継続を正当化しているわけですね。

ただ、4〜5月の介入(約11.7兆円)で得た円高分はすでに消滅し、ドル円は6/3に160.075の高値で介入閾値に再接近、ショートの積み上がりと介入リスクが正比例で高まっています。

3. ドル高の「選別」が一段と鮮明:欧州通貨買い戻し×商品通貨売り

今週は、EUR・GBP・CHFの欧州通貨が揃って買い戻された点も見逃せません。

先週まで売られていた欧州通貨が反発する一方、原油起因のCAD・AUD売りは継続と、ドル高の中身がはっきり「選別」されています。

来週は6/10のBOCから18日のBOEまで主要中銀の会合が集中するため、欧州通貨の買い戻しは会合前のポジション調整の側面も大きいですね。

同じドル高でも金利要因で売られる円と、原油要因で売られる商品通貨と、会合待ちで買い戻される欧州通貨に、ポジションの色が三分化し始めたのが今週の特徴です。

DXYのAMが52週高値から小反落したのも、この選別を裏付けています。

 

最後に一言

今週のCOTは、先週始まった商品通貨の巻き戻しがさらに加速し、円は52週最安値を更新、欧州通貨は揃って買い戻されるという「選別」が一段と進んだ一週間でした。

CADは4週連続の売りで売り越し深化、AUDはほぼゼロまで全降りと、資源国ロングの解消が鮮明です。

一方で円はLM主導の売りで最安値を更新し、ドル円は160円の介入閾値に再接近しています。

そして来週は主要中銀の会合が一気に集中します。

今週積み上がった「円の極端なショート」と「AUDのLMが温存する高水準ロング」という2つの歪みが、この中銀会合ラッシュでどちらに弾けるのか、その答え合わせが来週まとめて訪れます。

個人的には、日銀会合とウォーシュ新議長初FOMCが重なる週半ばが最大の山場と見ています。

ここでの金利・原油の織り込み次第で、今週積み上がった極端なポジションが大きく振れる可能性が高いですからね。

 

⚠️ 注意事項

  • COTレポートは火曜日時点のデータが米国東部時間の金曜午後(日本時間土曜早朝)に公開されます。公開時点で3日、実際にトレードに反映できるのは翌週月曜日になるため、実質的に約1週間の遅延がある点に注意が必要です
  • ポジションデータは方向のバイアスを示すものであり、エントリータイミングの判断には価格分析との併用が必要です
  • 極端なポジションは「逆張りシグナル」として機能することがありますが、トレンドが継続する限りは順張り方向が有利です
  • 円換算額は記事執筆時点の為替レート(EUR/JPY: 184.68、GBP/JPY: 213.87、AUD/JPY: 112.97、CAD/JPY: 115.03、CHF/JPY: 201.32、USD/JPY: 160.29)に基づく概算値です

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