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COTレポート分析 2026年7月7日週

FX侍です、こんにちは。

早いもので7月も中旬。
暑さがいよいよ本格化してきた感がありますね。

私の大っ嫌いなセミも少しずつ鳴き始めました。
今年もできる限りセミと関わりのない夏を過ごしたいところです笑

 

さて本題へ参りましょう。

先週は米イランが再び交戦という物騒なニュースがありましたね。

まぁあのお爺ちゃんのことなので、やっぱりとも感じてしまうのが悲しいところ。

で、今週のCOTはというと…
ドル全面高とポンド・円のショート巻き戻しが同居していて、なかなか読みごたえがあります。

ではCOTレポートの分析へ参りましょう。

 

COTって何?という方は、以下の解説記事をご覧くださいませ。

 

今週のCOTハイライト

今回のCOTは7月7日(火)時点のデータ。

ドル全面高が続く中、EURとCADが揃ってAM(機関投資家)の52週最安値を更新する一方、JPYとGBPでは行き過ぎたショートの巻き戻しが目立った週です。

COT集計期間内で重なっていた材料はこんな感じ。

・7/1 米EUの通商合意が発効、EU産品の大半に15%の関税でユーロの重しに
・7/1 USMCAの合同レビューが始まり、米が更新を見送って年次レビュー化、カナダに不透明感
・7/2 米6月雇用統計が+5.7万人と予想(+11.5万人)を大幅に下回る、ただし失業率は4.2%へ低下
・7/1+7/6 米6月ISMは製造業53.3・非製造業54.0と、鈍化しつつも50超の景気拡大圏を維持
・7/6〜7 米イランが再び交戦しホルムズ海峡の通航が停止、原油供給不安とリスク回避が同時に発生

7月後半は中銀会合(BOC、ECB、FOMC、BOE、BOJ)が控えており、中銀会合の谷間の時期。

今回は材料は「弱い米雇用でも崩れないドル金利」と「ドル円162円台の介入警戒」に集約された週ですね。

特に注目すべき3点

今週、特に大きく動いたのは以下の3通貨です。

1. JPY(円):AM・LMが揃って大幅に買い戻し、先週の真逆から一転して円ショートが一斉に手仕舞い
2. CAD(カナダドル):AMが前週比-27,099枚の大幅売りで52週最安値、今度は機関が売りの主役に
3. EUR(ユーロ):LMが-45,461枚、AMも253,918枚と揃って52週最安値へ沈み、ロング解消が継続

推移をまとめた表がこちらです。

通貨 Asset Manager 前週比 Lev Money 前週比 注目度
EUR 253,918 -1,240 -45,461 -12,817 ⭐⭐⭐
GBP -143,257 +13,050 17,979 +1,706 ⭐⭐
JPY -48,653 +20,040 -90,083 +25,317 ⭐⭐⭐
CAD -108,343 -27,099 -85,957 +2,144 ⭐⭐⭐
AUD -37,303 +1,904 29,683 -2,094
CHF -43,308 -1,979 -7,218 +2,448
DXY 21,424 +1,363 -4,454 +1,126 ⭐⭐

Asset Manager = 年金基金や保険会社などの機関投資家。中長期のトレンドを反映しやすい。
Leveraged Money = ヘッジファンドなどの投機筋。短期的な値動きへの反応が早い。

 

先週比のポジション変化のグラフがこちらです。

▼カーソルを乗せると数値が表示されます

 

🗺 ヒートマップで見る直近の流れ

直近の変化がわかりやすいヒートマップがこちらです。

ヒートマップから読み取れるポイント

🔴 赤が目立つ通貨(ポジション縮小・売り方向)
・CAD Asset Mgr:前週比-27,099枚の大幅売りで-108,343枚の52週最安値、今週最も濃い赤が出た主役
・EUR Lev Money:前週比-12,817枚の売りで-45,461枚の52週最安値、投機筋のユーロ売りが加速
・CHF Asset Mgr:前週比-1,979枚と小幅ながら-43,308枚までじりじり売りが続く

🟢 緑が目立つ通貨(ポジション拡大・買い方向)
・JPY Lev Money:前週比+25,317枚の大幅買い戻しで-90,083枚へ、投機筋が円ショートを一気に軽くした
・JPY Asset Mgr:前週比+20,040枚の買い戻しで-48,653枚まで浮上、機関も揃ってショート縮小
・GBP Asset Mgr:前週比+13,050枚の買い戻しで、記録的だった52週最安値から反発

📌 注意すべきパターン
・JPY:先週は「機関と投機が真逆」でしたが、今週はAM・LMが揃って大幅買い戻しと同方向へ転換
・DXY:AMは+1,363枚で52週最高値を更新する一方、LMは-4,454枚とマイナス圏で慎重、温度差が続く

 

 

🔍 通貨別の詳細分析

ここまで全体を俯瞰して見たので、次は各通貨のポジションを見ていきましょう。

EUR(ユーロ)⭐⭐⭐ AM・LM揃って52週最安値

AMの現在ポジションは253,918枚(約5兆8,600億円)の買い越し。

前週比は-1,240枚(約290億円)の小幅売りで、6/2のピークから4週でロングを3万枚以上削りました。

52週レンジは0%で、AMのロングは過去1年で最も低水準です。

日付 Asset Manager AM前週比 Lev Money LM前週比
6/2 285,921(ピーク) +16,031 12,027 +4,731
6/9 281,556 -4,365 -17,388 -29,415
6/16 270,344 -11,212 -8,926 +8,462
6/23 254,730 -15,614 -15,410 -6,484
6/30 255,158 +428 -32,644 -17,234
7/7 253,918(52週最安値) -1,240 -45,461(52週最安値) -12,817

LMは前週比-12,817枚(約2,960億円)の大幅売りで-45,461枚まで沈み、こちらも52週最安値を更新しました。

AMの中長期ロングはまだ25万枚以上残っていますが、投機筋のショートは2週連続で最安値を更新中。

背景はドル全面高です。

ECBは6月に2023年以来の利上げに動き、9月の追加利上げ観測も残っていますが、EUR/USDは1.14と1年ぶりの安値圏に押し戻されました。

利上げ観測がありながら通貨が上がらないのは、Fedの利下げ観測が消えてドル側の金利が高止まりし、金利差の綱引きでドルに軍配が上がっているからですね。

7/1に発効したEU・米通商合意(EU産品の大半に15%関税)も、ユーロの上値を抑える材料です。

📌 ポイント:EURはAMが253,918枚、LMが-45,461枚と揃って52週最安値まで沈み、機関のロング解消と投機のショート積み増しが同時に進んでいます。中長期のAMロングが25万枚残っているだけに、ここを割り込むと追随売りが出やすい状況。LMが-5万枚へ売りを深めればAMの25万枚割れが視野に入り、逆にEUR/USDが1.14を固めてLMが買い戻せば売り疲れの巻き戻しもあり得ます。当面はドル金利の高止まりが続くか、1.14の節目が守られるかが分岐点ですね。

 

GBP(ポンド)⭐⭐ 記録的ショートから反発

AMの現在ポジションは-143,257枚(約1兆9,400億円)の売り越し。

前週比は+13,050枚(約1,770億円)の買い戻しで、6/30の52週最安値から反発しました。

52週レンジは10%まで戻しています。

日付 Asset Manager AM前週比 Lev Money LM前週比
6/9 -109,656 -8,090 22,312 -5,041
6/16 -113,468 -3,812 16,836 -5,476
6/23 -149,424 -35,956 7,567 -9,269
6/30 -156,307(52週最安値) -6,883 16,273 +8,706
7/7 -143,257 +13,050 17,979 +1,706

LMも前週比+1,706枚(約231億円)の小幅買い戻しで17,979枚まで増え、AMと揃ってポンドショートを軽くしました。

先週まで4週続けて売り込まれ、-16万枚に迫っていた記録的ショートが一旦巻き戻された格好です。

この反発の背景にはBoEとECBの1.5%の金利差に加え、ユーロ圏6月CPIが2.8%へ鈍化してECBの追加利上げ観測が後退し、ポンドが対ユーロで1年ぶりの高値圏まで買われたことがあります。

政治面でもバーナム氏の早期首相就任観測で不透明感が和らいでおり、あとは新政権の財政運営と財務相人事が次の焦点ですね。

📌 ポイント:GBPはAMが+13,050枚の買い戻しで、6/30の-15.6万枚の52週最安値から一旦反発しました。売られ過ぎの反動でショートを軽くする動きが出た形で、LMも小幅にロングを増やしています。AMが-13万枚を回復すれば巻き戻しがもう一段進みやすく、逆に再び-15万枚を割り込めば記録的ショートへの逆戻りとなります。当面はバーナム新政権の財政スタンスと財務相人事が、この反発を続かせるかの分岐点ですね。

 

JPY(円)⭐⭐⭐ 機関も投機も一斉に買い戻し

AMの現在ポジションは-48,653枚(約6,082億円)の売り越し。

前週比は+20,040枚(約2,505億円)の大幅買い戻しで、3週前のの最安値から一気に戻してきました。

52週レンジは20%まで戻しています。

日付 Asset Manager AM前週比 Lev Money LM前週比
6/2 -66,012 -7,265 -88,063 -17,555
6/9 -78,076 -12,064 -99,844 -11,781
6/16 -81,651(52週最安値) -3,575 -96,772 +3,072
6/23 -78,364 +3,287 -97,092 -320
6/30 -68,693 +9,671 -115,400(52週最安値) -18,308
7/7 -48,653 +20,040 -90,083 +25,317

LMも前週比+25,317枚(約3,165億円)の大幅買い戻しで、前週の52週最安値から一気に戻しました。

先週は機関が買い戻し・投機が最安値更新と真逆でしたが、今週はAM・LMが揃って大幅に円ショートを手仕舞う同方向の動きに変わりました。

 

ここでのポイントは、これだけショートが減ってもドル円は高値圏に張り付いたままだという点。

つまり今回の巻き戻しは「円が強くなった」わけではなく、行き過ぎたショートの利食いに加えて162円台という介入警戒ラインを前にした持ち高調整という見方が自然でしょう。

前週にLMが-11.5万枚と52週最安値まで積み上げた反動に、7/2の弱い米雇用統計や米祝日も重なり、一旦ポジションを軽くする動きが出た形ですね。

そもそも今の円は市場から「安全資産」とは見られていない状況。(悲しいですが…)

財政や超長期国債を巡る警戒感から、金利が上がっても円が買われにくい地合いが続いており、円安の構造そのものは変わっていません。

ショートが減った今の局面は「円高への転換」ではなく、あくまで過熱したポジションの調整局面と捉えておきたいところ。

📌 ポイント:JPYはAMが+20,040枚、LMが+25,317枚と揃って大幅に買い戻し、前週の52週最安値からポジションを大きく軽くしました。ただしドル円は162円近辺で高止まりしており、これは円高転換ではなく、介入警戒ライン手前での持ち高調整・利食いと見るのが自然です。AMが-3万枚を回復してくればショート解消がさらに進み、逆に再び-6万枚を割り込めば円売りの再開サインになります。当面は介入があるか、財政・金利を巡る円安圧力がどこまで続くかが分岐点ですね。

 

CAD(カナダドル)⭐⭐⭐ 機関が売りの主役に

AMの現在ポジションは-108,343枚(約1兆2,400億円)の売り越し。

前週比-27,099枚(約3,095億円)の大幅売りで、52週最安値を更新しました。

52週レンジは0%で、先週まで最安値の主役だったLMに代わり、今週は機関が売りを膨らませています。

日付 Asset Manager AM前週比 Lev Money LM前週比
6/9 -73,639 -21,673 -58,623 -14,022
6/16 -83,619 -9,980 -65,053 -6,430
6/23 -83,868 -249 -83,377 -18,324
6/30 -81,244 +2,624 -88,101 -4,724
7/7 -108,343(52週最安値) -27,099 -85,957 +2,144

一方でLMは前週比+2,144枚(約245億円)の小幅買い戻しで、依然として深いショートが残っています。

AM・LMが揃って8万〜10万枚台のショートを抱えるという、かなり偏った構図です。

主因はドル高と、通商を巡る不透明感です。

7/1に始まったUSMCAの合同レビューでアメリカが更新を見送り、年次レビューへ切り替わったことで、カナダの通商環境の先行きが読みにくくなっています。

Fedの利下げ観測が消える中でBOCが2.25%で据え置いていることもあり、金利差でもCADは分が悪い状況。

なお今回のCOT期間は原油は上昇していたので、CAD売りは原油安ではなく通商と金利差が主因と見るのが自然ですね。

📌 ポイント:CADはAMが-27,099枚の大幅売りで-108,343枚の52週最安値を更新し、今度は機関がショートの主役に回りました。原油が上昇するなかでのCAD売りだけに、通商不透明と米加金利差が効いていると読めます。AMが-11万枚を割り込めばショート過熱が一段と進み、逆に-10万枚を回復すれば売り疲れからの巻き戻しの起点になります。当面は7/15のBOC会合の判断と、USMCAレビューの行方が注視点ですね。

 

AUD(豪ドル)⭐ 売りがようやく一服

AMの現在ポジションは-37,303枚(約4,194億円)の売り越し。

前週比+1,904枚(約210億円)の小幅買い戻しで、6週続いたAMの売りがようやく一服しました。

52週レンジは33%です。

LMは前週比-2,094枚(約235億円)の小幅売りで、ロング残高を29,683枚まで削っています。

ドル高で上値は重いものの、AMの売りが止まったことで方向感はやや薄れています。

📌 ポイント:AUDはAMが+1,904枚とわずかに買い戻し、6週続いた売りが一服しました。LMはロングを小幅に削っており、積極的にどちらへ張る動きは乏しい状況です。AMが-5万枚を割り込めば豪ドル売りが再燃しやすく、逆に-3万枚を回復すれば売り一巡からの持ち直しが見えてきます。当面はドル高の一服があるか、RBAのスタンスがどう出るかが分岐点ですね。

 

CHF(スイスフラン)⭐ AMはじり安継続

AMの現在ポジションは-43,308枚(約1兆800億円)の売り越し。

前週比-1,979枚(約495億円)の小幅売りで、じりじりとショートを積み増しています。

52週レンジは53%と、ちょうど中間あたりです。

一方でLMは前週比+2,448枚(約612億円)の買い戻しで-7,218枚まで戻し、投機筋のフラン売りは和らぎました。

📌 ポイント:CHFはAMが-1,979枚と小幅にショートを積み増す一方、LMは+2,448枚の買い戻しでフラン売りを緩めました。SNBがフラン高をけん制する姿勢を続けており、AM側のフラン売りはこれに沿った動きとも読めます。AMが-4.5万枚を割り込めば売りが強まり、逆に-4万枚を回復すればフラン売りが一服する形です。最近はフランの方向性が出ない状況が続いてますね。

 

DXY(ドルインデックス)⭐⭐ AMは52週最高値を更新中

AMの現在ポジションは21,424枚の買い越し。

前週比+1,363枚のドル買いで先週突破した2万枚のラインからさらに上積みし、52週レンジ100%の最高値を更新しました。

機関投資家のドル買い意欲は今週も途切れていません。

一方でLMは-4,454枚と前週比+1,126枚の小幅買い戻しながらマイナス圏にとどまり、慎重姿勢が続いています。

注目したいのは、7/2の米6月雇用統計。
+5.7万人と予想+11.5万人を大きく下回る弱い数字だったにも関わらず、ドル買いが崩れていない点です。

失業率は4.2%へ低下しましたが、これは労働参加率が下がったことによる見かけの改善で、労働市場が強い訳ではありません。

それでもドルが底堅いのは、7/1のISM製造業が53.3、7/6のISM非製造業が54.0というように、前月から鈍化しつつも50超の景気拡大圏を保っていることが考えられるでしょう。

雇用の減速だけで景気後退を織り込むには早く、米10年金利は2カ月ぶりの高水準まで戻しました。

この「弱い雇用でも下がらない金利」が、AM側のドル買いを下支えしている構図ですね。

📌 ポイント:DXYはAMが+1,363枚で21,424枚まで積み上がり、52週最高値を更新し続けています。弱い雇用統計にも下がらないドル金利が、機関のドル買いを支えている形です。一方でLMは-4,454枚とマイナス圏で慎重なままで、AMとの温度差は残ります。AMが2.2万枚へ買い上がればドル買いの過熱感が一段と強まり、逆に2万枚を割り込めばドル全面高の一服で各通貨ショートの巻き戻しが起きやすくなります。当面は月末のFOMCに向けて、ドル金利の高止まりが続くかが分岐点ですね。

 

💡 今週の注目テーマ

全体的にCOTレポートの分析を通じて、FX侍が今週注目するテーマがこちらです。

1. 弱い米雇用でも崩れないドル買い

今週の資金の流れを一言でいえば、ドルの一人勝ちです。

普通なら雇用が弱ければ利下げ思惑でドル売りですが、市場はもう年内の利下げを見込んでいません。

FedWatchのキャプチャ

利下げというブレーキが外れたことで、多少さえない指標が出てもドル金利は高止まりし、機関投資家はドル買いを積み増しやすい風向きになっています。

雇用が弱かった週でもDXYのAMは52週最高値を更新し、ドル高が他通貨に波及したのもこの背景と読めます。

ただこの底堅さにはW杯開催のような一時的な需要も混ざっている可能性もあります。
ドル高がどれだけ持続するか見極めは必要でしょう。

今のドル高は好景気でウハウハというより、利下げに動けないFedのタカ派姿勢に支えられている点が特徴なので、その前提が崩れた時の反動は大きいでしょうね。

2. 円ショートの巻き戻しは円高にあらず

円はAM・LMが揃って大幅に買い戻し、前週の52週最安値からポジションを大きく軽くしました。

ただしこれだけショートが減ってもドル円は162円近辺に張り付いたまま。

つまり今回の動きは円が強くなったのではなく、行き過ぎたショートの利食いと介入警戒を前にした持ち高調整と見るのが自然です。

金利が上がっても円が買われにくい構造は変わっていません。
円安の構造そのものが反転した訳ではない点は押さえておきたい所です。

3. ドル高で沈むEURとCADの52週最安値

EURはAM・LMが揃って52週最安値、CADはAMが-27,099枚の大幅売りで52週最安値を更新しました。

ユーロはロング解消、カナダは新規売りで中身は違いますが、ドル全面高に押し流された点は共通です。

ECBの利上げ観測やカナダの原油高といった通貨を支えそうな材料があっても、ドル金利の高止まりの前にかき消されている構図ですね。

来週のCOTで最安値がさらに進むのか、巻き戻しが入るのかが注目です。

 

最後に一言

今週のCOTは、ドル全面高でEURとCADが52週最安値に沈む一方、行き過ぎたJPY・GBPのショートが巻き戻された週でした。

背骨にあるのは、7/2の弱い米雇用統計でも消えなかったドル金利の高止まり。
DXYのAMは52週最高値を更新し続けています。

ただ円のショート縮小は円高への転換ではありません。

ドル円が162円台に張り付いたままショートだけが減っているのは、円が強いのではなく介入警戒で過熱したポジションが整理されているだけと見るのが自然です。

来週は15日にBOC、そして23日ECBと中銀イベントが続いていくだけに、ドル高一辺倒の流れに変化が出るかも注目したいですね。

あとは最近はめっきり相場の関心が薄れている米イラン情勢の動向も注目です。

 

 

⚠️ 注意事項

  • COTレポートは火曜日時点のデータが米国東部時間の金曜午後(日本時間土曜早朝)に公開されます。公開時点で3日、実際にトレードに反映できるのは翌週月曜日になるため、実質的に約1週間の遅延がある点に注意が必要です
  • ポジションデータは方向のバイアスを示すものであり、エントリータイミングの判断には価格分析との併用が必要です
  • 極端なポジションは「逆張りシグナル」として機能することがありますが、トレンドが継続する限りは順張り方向が有利です
  • 円換算額は記事執筆時点の為替レート(USD/JPY=161.67、EUR/JPY=184.55、GBP/JPY=216.69、AUD/JPY=112.42、CAD/JPY=114.21、CHF/JPY=199.97)に基づく概算値です

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