建値で逃げるのは万人の正解じゃない?タイプ別の最適解を解説

建値で逃げるのは万人の正解じゃない?タイプ別の最適解を解説

FX侍です、こんにちは。

含み益が乗ったから、損切りを建値に移動。
すると何故か価格が吸い寄せられて結果は建値逃げ。
しかしその後シナリオ通りに伸びていく…

被害者の会が世界規模で立ち上がるほど、FXあるあるですよね笑

 

先日も、同様の相談メールをいただきました。

トレンドフォローなので節目までは伸ばす所は伸ばすことは出来ますが、
ある程度伸びたら損切になるのを嫌い建値ガードをして
建値に引っかかる事もしばしばあります。

※建値ガード、建値ストップ、建値逃げ、建値決済、ブレイクイーブン、プラマイゼロ、チャラ逃げ、など色んな呼ばれ方がありますが、全て同じことです。

私自身も何度も経験があるので、悩む気持ちはよ〜くわかります。

 

で、こういう話をすると
「建値で逃げるのは善か悪か?」と二元論で考える人も多いですが、そうじゃありません。

建値にSLを動かすこと自体は全然OK。

問題は「やってもいい人」と「ならない方がいい人」がいること。
そして建値にSLを動かすタイミング。

これらを間違えると、建値で逃げるトレードばかりになっちゃいます。

というわけで今回は、建値ストップで狩られる理由と、自分のタイプの見極めの解説です(・∀・)

 

建値に損切りを動かすのに必要な視点

含み益が出たポジションの損切り位置を、建値に持ってくる。

その時点で負けは無し。

リスクゼロで利確できるようになるので、考え方としては全く問題ありません。

しかしそこから「建値での逃げになる人」と「利益を伸ばせる人」には差があります。

それは客観視力の有無です。

建値=あなたの都合で決まった価格でしかありません。

サポレジには多くの人の注文が集まって相場でも意識されますが、あなたが入った価格は相場が意識している価格ではありません。

要するに、あなたの建値=ただの通過点ということを理解しておかないとダメです。

サポレジでエントリーしてるけど?って方もいると思いますが、反発で入るにしても本来はサポレジでの値動きを確認する必要があるので、必然的にサポレジとエントリー位置はズレれます。

 

建値逃げになってしまう最たる原因

では建値逃げになっちゃう、よくあるケーススタディを見てみましょう。

▼ユーロドル15分足(クリックで拡大します)
ユーロドル15分足

米CPI発表でドルが売られて、ユーロドルは上にバイン。

ただ上昇圧力は続かず、上値を更新した後に包み足の陰線確定。

騙し上げだったと判断して売りエントリー。

 

ローソク足1本分の抵抗はありましたが、その後は無事に含み益ゾーンに。

▼ユーロドル15分足(クリックで拡大します)
ユーロドル15分足

陽線を否定した動きだったので、損切りを建値に移動させて資金を守ります。

 

そしてその後…

▼ユーロドル15分足(クリックで拡大します)
ユーロドル15分足

再び小さな陽線が出現し、建値逃げになってしまいました…

 

リベンジエントリーを避けるべく、しばらくチャートから離れます。

しかしその後チャートを確認してみると…

▼ユーロドル15分足(クリックで拡大します)
ユーロドル15分足

もう少しだけ我慢していれば、大きな下落に乗れていましたね…(o_o)

 

似たような経験された方も多いはず笑

お気づきでしょうが…
建値逃げになってしまう人の多くはSLを動かすのが早すぎます。

特に5分とか15分とか、短い時間軸でトレードされる方は要注意。

スキャルやデイトレで狙う値幅って、大きくないですよね。
その中で守りたい含み益の値幅はさらに小さいはず。

まだ相場が普通に上下している範囲で、SLを動かすから建値撤退になりやすいんです。

ノイズが届く距離で動いてはいけません。

 

じゃあいつ建値に動かすのさ?

SLを建値に動かすタイミングは2つあります。

決して「マイナスになったら嫌!」という自分都合のタイミングで動かすものではありません笑

まず1つは…
テクニカル上の理由ができた時です。

下記の場合、黄色のサポート候補を抜けて確定してから、建値にSLを置くぐらいがいいでしょうね。

▼ユーロドル15分足(クリックで拡大します)
ユーロドル15分足

伸ばしたい人なら、赤のサポート候補を抜けてから、赤の少し上にSLを動かして利益を守るみたいな。

損切りを動かすタイミングを決めるのは、自分の損益じゃなくてチャートの都合です。

 

そして2つ目は…
経済指標やイベント前です。

ただしこれは、指標やイベントでさらに利益を伸ばそうとするアグレッシブな方限定になりますが笑

基本的には重要指標やイベント前は微益でも決済しておくのが安全です。

スプレッドが開いて建値逃げのつもりがマイナス決済とかあり得ますからね。

 

建値で逃げてもいい人・そうじゃない人

ここからが大事なポイント。

同じ場面でもう一度入り直せる人は、建値で逃げるのはOKです。

方向性が変わらない限り、何度も入り直せるタイプの人なら建値撤退は大した問題じゃありません。

▼ユーロドル15分足での例(クリックで拡大します)
ユーロドル15分足

一度リセットして、根拠が残っているなら入り直せばいいだけですからね。

微益や建値撤退が続いても、獲れる場面でちゃんと乗れるなら帳尻は合います。

 

逆に…
一度切られると入り直せない人は、建値逃げは非推奨です。

恐らくこっちのタイプの方が多いんじゃないでしょうか。
(私はどちらかと言えばこっち寄りです笑)

建値ストップを使えば、マイナスを避ける確率は上がります。

しかし代償として、利益が増えるスピードは遅くなります。

入り直せないなら、伸びる時にそれなりに引っ張らないと資金は増えにくいんです。

微益撤退ばっかり積み上がって、たまに来る大きなチャンスも建値で逃げちゃっている。
これでは損失は小さいけど、口座資金も増えないという状態になりがちです。

いわゆる損切り貧乏に近い形ですね。

 

え…じゃあ建値逃げは使わないほうがいいの??と思われるでしょうが、ご安心ください。

 

建値逃げが使いやすくなる分割決済

建値逃げは入り直せるようになってから使え!というのも厳しい話です笑

0か100かではなく、現実的な妥協点を紹介します。

それが複数エントリーでの分割決済です。

2本エントリーしておいて、

1本目:狙っていた場所でバシッとTPで利確
  ↓
2本目:SLを建値に移して伸ばす

こうしておけば、建値で刈られても手元には利益が残ります。

あ、ただ2本エントリーの場合は通常の1本エントリーの半分のロットで2本入るようにしてくださいね。

これは昔から当ブログでお勧めしている方法ですが、含み益を確保した状態で最も気楽に利益を伸ばせますよ。

分割決済のやり方はこちらで詳しく書いてあるので参考にどうぞ。

 

まとめ

・建値で逃げること自体は悪くない
・SLを早く建値に動かしすぎるとノイズで狩られる
・SLを動かすならチャート側に理由ができてから
・刈られても入り直せる人なら建値撤退は問題なし
・入り直せない人は利益を伸ばさないと帳尻が合わない
・2本エントリーの分割決済で建値逃げのいいとこ取り

お気づきだと思いますが…
建値逃げの考え方は悪くありませんが、万人の普遍的な正解にもなりません。

人それぞれメンタルも違いますし、チャートを読み解くスキルも違います。

狙う値幅、時間軸、取引ロットなど、さまざまな状況によって答えが変わります。

つまり、建値ストップに唯一の正解はありません。

 

ちなみにFX侍の初心者時代は、しょっちゅう建値撤退されてました。

その原因は、損失が怖くてすぐSLを動かしていたから笑

どうやってそれを克服したのか?といえば、答えはシンプルです。

・チャートを読み解くスキルを上げた
・2本エントリーで最低限の利益を確保した上で建値にSLを置くようにした

 (→1本目がTPで利確されてからSLを建値に引き上げます)

スキルアップも当然必要ですが時間がかかるので、誰でも直ぐに取り入れられるのは、2本エントリーですね。

先ほど解説しているのでぜひ参考にしてください。

 

建値撤退した後はエントリーできないタイプの方でも、2本エントリーの分割決済は有効です。

一応繰り返しておきますが、通常の1本エントリーの半分のロットで2本入ってくださいね。

そうじゃないと、いつもの倍のレバレッジになりますので。

 

同じカテゴリ内のオススメ記事

  1. ATRを使った損切り幅の決め方
  2. ストップ(損切り)の基本ルール5ヶ条
  3. 損切りの重要性を痛切に伝える漫画「FX戦士くるみちゃん」
  4. 損切り貧乏解消法

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP