ストップ(損切り)の基本ルール5ヶ条

ストップ(損切り)の5つの基本ルール

FX侍です、こんにちは。

今回は多くの人が課題を抱える「ストップ(損切り)のルール」について。

トレーダーがコントロールできるのは損失だけ。
という言葉もありますが、どういった考え方でストップを置くのか?

今回は5つのルールを解説します。

ストップのルール1:固定幅

固定幅(金額やpips数)でストップを置くというルールです。
FX侍もそうでしたが、初心者の頃にこのルールから始める人が多いですよね。

ストップ幅が固定されてるので簡単で、損失計算・リスクリワードを計算しやすいメリットがあります。

その反面、盲目的にストップを置くので、技術が向上しないのがデメリットです。

ストップのルール2:テクニカル分析

テクニカル分析を元にストップの位置を決めます。
「サポレジに守られる位置に置く」という考え方が重要です。

例えば下記はダウ理論を元にした、上昇トレンド・下降トレンド時のストップの考え方です。

ダウ理論を基準に考えるストップの位置

トレンド継続時に破られてはいけない場所にストップを置きます。

直近高値・安値というメジャーな損切り位置は、こうした考え方がベースになってます。

応用として押し安値(戻り高値)が移動するのに合わせて、ストップの位置も変えていく方法もあります。
手動で行うトレーリングストップ的なイメージですね。

また、安全策として2つ前の押し安値(戻り高値)にストップを置く方法もあります。

このダウ理論を元にしたストップの決め方が最も利益が伸びる方法ですが、トレンドの見方がよく分からない方は下記をしっかり読んで覚えておきましょう。

ダウ理論だけがストップのルールに用いられる訳ではありませんが、自分がエントリーした根拠が崩れる位置に損切りを置く事でテクニカル分析の向上が見込めます。

ストップのルール3:ATRを使う

ATRの3倍をストップの位置にする人も多いです。
直近相場のボラティリティに合わせたリスクを取れるのがメリットですね。

詳しくは下記で解説しているので、参考にして下さい。


便利なインジケーターも紹介しています。

ストップのルール4:時間

時間を基準にした考え方はストップの置く位置とは少々異なりますが、FX侍も実践している考え方です。

イメージ的には「手仕舞いのタイミング」といった所です。

・エントリー後に想定した方向に進まず、一定時間が経過した場合に損切り(又は利確)をする
・欧州時間に差し掛かる、ロンドンフィックスなど、動く事がが想定される時間の手前で損切り(又は利確)をする

特にスキャルピングをする場合は『時間対効果』を考えるので、あまり長くポジションを持つことはしません。

また、東京→欧州、欧州→NYといった市場の切り替わりは要注意ですね。

特に東京時間に持ったポジションを欧州時間に持ち越す場合は、逆に大きく振られる場合も少なくないので、手仕舞いすることも多々あります。

ストップのルール5:ディザスターストップ

ディザスター(disaster)とは、「災害・(個人的な)災難・(プロジェクトやイベントなどの)大失敗」を意味する単語です。

余程の事がない限り到達しない価格にストップを置く方法です。

ノイズの影響を受けない、ストップ狩りに遭わない、勝率が上がるといったメリットがあります。
その反面、何らかの事情で想像以上の動きが出た場合は、大きな損失を被るのがデメリットです。

例を挙げるなら、2019年1月3日早朝に起きたドル円のフラッシュクラッシュ、2015年1月15日のスイスフランショック等でしょうか。

多くの退場者が出ましたね。

資金を失うだけならまだしも、国内証券で追証となったら悲惨です。

今はAIが相場の動きを加速させる要因にもなっているので、突発的な値動きが助長されやすい環境です。

デメリットをよく理解して、ディザスターストップは使って下さい。

まとめ

ストップ(損切り)は直近高値・安値しか知らない人も多いですが、本当にその場所に合理的な理由があるのか?が重要です。

闇雲に広くすれば良いというものではありません。

既述のように、ストップの位置はサポレジに守られるのが大前提です。

エントリー判断のテクニカルを学ぶ人は多いですが、ストップのテクニックを磨くのもFXで稼ぐには非常に重要な要素です。

ぜひ今回紹介した基本ルールをベースに、損切りスキルの向上も意識して下さい。

 

また、上手い損切りと下手な損切りの根本的な違いについてまとめた記事も参考にどうぞ。

特に底や天井でロスカットさせられた経験がある人は必見です。

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