FX侍です、こんにちは。
今回は悩む人も多い「損切り貧乏」の解消方法について解説します。
損切りはタイトに!利益は伸ばす!
しっかり損切りするようになってから勝てるようになりました
なーんて話をネットとか書籍で聞いたことがある人も多いですが、無闇に損切りしてても負けるだけです。
少し逆行して含み損になる度に切ってたら、証拠金はグングン減っていきます。
損切りが重要なのは言うまでもありませんが、ロスカットする場所が非常に重要です。
「なぜそこでロスカットしたの?」という質問に答えられなければ、それはただの雰囲気トレードです。
損切りにもいくつかルールがあります。
何となく損切りしてる人は基本ルールを知るだけでも、損切り貧乏の解消法として有効かもしれません。
損切り貧乏のよくある事例
損切り貧乏の人に共通する特徴があります。
テクニカル的な理由ではなく、含み損が嫌だからロスカットする
精神的に嫌だから、という要素以外に「証拠金維持率がヤバいから」という要素も当てはまります。
具体例を挙げて解説します。
下記はユーロ円5分足です。
下降トレンドを描いているので、下がった所でショートしたとします。
しかし売りエントリー後に下がらなくなり、徐々に下値が固められて上昇を始めました。
Wボトムでトレンド転換か?15pipsも持ってかれたからヤバい!ロスカットだ!
という根拠で損切りする人もいますよね。
では損切り後の値動きを見てみましょう。
当初の思惑通りに下がっていき、ショートした位置から最大24pipsも下落していきました。
(123円のサポートで跳ね返されてますけどね)
このようにエントリーした方向性は合っていても、多少の逆行で損切りしていると勿体ないですね。
改善方法は後ほど解説します。
では次はゴールドを事例に見てみましょう。
ボラが大きいのが魅力ですが、それがアダになる人も多いので。
下記のようにゴールドがグングン上昇をすると、飛び乗りロングしたくなりますよね。
少し上昇に乗るだけでも20pipsぐらいはサクッと取れるので。
ではロングした後の値動きを見てみましょう。
結果的には強い上昇トレンド中のロングでしたが、実はエントリー後に最大65pipsも下落しています。
1ロットでエントリーしていたら、65pipsの下落で約6万5000円の含み損となります。
0.1ロットなら約6500円、0.5ロットなら約3万2500円の計算ですね。
証拠金によってロット数を考慮するのは当然ですが、このボラにビビって損切りしていると、文字通りただの損切り貧乏になってしまいます。
それでは損切り貧乏を回避するための簡単な対策を紹介します。
損切り貧乏の2大解消方法
損切り貧乏の解消法で有効なのは、多少のブレを許容できる資金管理とテクニカル分析の精度アップです。
含み損の金額にビビって損切りするのは、ロットを張り過ぎです。
『損切り幅=平行棒の幅』というイメージをすると分かりやすいです。
幅が狭すぎればゴールに辿り着く前に落ちてしまいます。
幅が広すぎると平行棒の意味がなく、ロスカットされた時の損失が大きくなります。
適切な幅を見極めることが重要です。
価格は上下しながらトレンド方向に向かっていくので、ある程度の波の動きに耐えられるロット数でエントリーするのが損切り貧乏対策には有効です。
ハイレバで短期間で一気に儲けてやろう!と力が入っている人ほど、このタイプになりやすいのでご注意を。
方向性は合っているのに損切りになる事が多い人や、含み損を抱えるトレードが多い人は、エントリーする位置が悪いです。
基本的な損切りルールを把握しており、含み損の額にビビってロスカットしないタイプの人が該当します。
このタイプの損切り貧乏が非常にモッタイナイ。
もう少しでトレーダーとしての壁を1つ登る場所にいます。
トレンドの向きを読むスキルは備わっているので、エントリー精度を磨きましょう。
下記のようなテクニカルで、押し目買いや戻り売りの位置を気にかければ改善されるでしょう。
エントリー位置が改善されれば、含み損を抱えることなく利確ができる理想的なトレードに近づきます。
損切りは資金を守る上でも非常に重要なスキルであることは間違いありません。
攻撃力を高めるのと同等の価値があります。
下記にも損切りに関連する記事があるので、ぜひ参考にして下さい。
→ストップ(損切り)の5つの基本ルール
→上手い損切りと下手な損切り
→ATRトレーリングストップインジケーターの使い方や設定の目安
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