FX侍です、こんにちは。
利益はギリギリまで引っ張らないとダメ!
そうしないとコツコツドカンで負けちゃうよ!
的な話を何度も聞いたことがあるはずです。
FXの常識と考えられているレベルの話ですからね。
で、大半の方は素直に利益を引っ張ってみるものの…
・美味しい場所で利確しなきゃいけないプレッシャーでチャートから目が離せない
・利確のしどころが分からず結局利益が減ってしまう
こういう結果になっちゃったはずです( T_T)\(^-^ )
毎回都合よく利益が伸ばせるなら誰も苦労しませんからねw
人間の深層心理的にも利益を引っ張るのは非常にストレスのかかる行為です。
(損失はゼロになるかもしれないから耐えるけど、利益は確実に手にしたいと言うプロスペクト理論ですね)
じゃあなぜそんな過酷なことを強いるのか?
という誰も言わない不都合な真実を解説しちゃいますw
利益を伸ばすのに必要な考え方も解説するので併せて参考にしてください。
勝率が低いと利益を引っ張らないとダメ
既に結論を書いちゃいましたが、勝率が低い手法だから利益を引っ張らないといけないんです。
例えば…
・100回トレードして負けるのは10回(=勝率90%)
・100回トレードして負けるのは30回(=勝率70%)
この両者では当然ながら損失量が大きく違いますよね。
仮に【利確10pips・損切り30pips】と言う条件で計算してみましょうか。
それぐらいだったらイメージ的に楽に勝てそうでしょ?
リスクリワード至上主義の人が嫌うトレードですけどねw
◆勝率90%の場合
利確:10pips×90回=900pips
損切:-30pips×10回=-300pips
損益:+600pips
◆勝率70%の場合
利確:10pips×70回=700pips
損切:-30pips×30回=-900pips
損益:-200pips
このように勝率の低さによる損失をカバーするには、できるだけ利益を引っ張る必要があるんです。
ま、言うまでもなく勝率が高くて利益も引っ張れるのがベストですw
言い方を変えれば…
高い勝率を出せるなら無理して利益を引っ張る必要はないってことです。
ちなみにFX侍塾でお伝えしている手法はこっち側ですね。
(利益を伸ばせる場所もお伝えしているので最強ってことになりますw)
次のパートにも繋がりますが、適材適所で利益を伸ばすと言う考え方が大切です。
利益を引っ張れる場所と厳しい場所
どんなトレードでも利益を引っ張るぞ!と言うのは『あなたの都合』でしかありません。
当ブログでも度々言及している『相場の都合』に合わせて利益を伸ばさないと絵に描いた餅で終わります。
例えば下記のポンド円。
「天井圏から売った人」と「ある程度下落してから売った人」では、利益を引っ張れる見込みが段違いです。
・これからトレンドが伸びていく序盤
・もう伸びが期待できないトレンド終盤
この両者では『利益を伸ばせる期待値』がそもそも違いますよね。
その相場都合をガン無視して強引に利益を伸ばそうとしちゃダメです(・∀・)Yo!
で、当ブログでは天底を狙う「燕返し」と、トレンドの美味しい場所を狙う「アプロス」と言う2種類のサインツールを提供しています。
気になる方はチェックしてください。
利益を引っ張るのに必要な条件
その時々で市場が注目しているテーマや材料によっても、『トレンドが続く相場・続かない相場』と言う具合に様相が変わります。
その辺はテクニカルだけでは見えない部分なので、情報収集や相場観が必要になりますね。
テクニカル面で言えば先ほど解説したように、「チャートのどこを狙っているのか?」によって利益を伸ばせる余地は大きく変わります。
そして「論理的に狙える距離」を把握して、相場都合に合わせて利益を引っ張るのも重要です。
(馴染みのある言葉を使えばサポレジですかね)
その考え方は燕返しのマニュアルで解説しているので、参考にしていただければと思います。
サポレジに関してはブログで色々解説してるので参考にどうぞ。
まとめ
利益はギリギリまで引っ張らないとダメ!
そうしないとコツコツドカンで負けちゃうよ!
と言うのは、間違いだと伝わったかと思います。
勝率が低い手法であれば利益を引っ張らないとプラスになりませんが、高勝率であれば利小損大でもプラスになりますから。
利益を引っ張ることを否定はしませんが、それなりの条件があった上で…と言うのが大前提です。
世間でそれっぽく言われているFXの常識は、間違っているものも結構あるのでご注意くださいw
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