FX侍です、こんにちは。
今回は汚いチャートと綺麗なチャートについての解説。
恐らく初心者の方は、何を言ってるのかよく分からないと思います。
チャートが汚いとか綺麗って経験者の間では通じる言葉ですが、FX侍も最初の頃はイミフでした。
でもこれを理解すれば、トレードすべきじゃない通貨ペアの見分けが付くので無駄な負けを避けられます。
というか、基本を理解すれば特に難しくないので大丈夫です。
汚いチャートはどれでしょうクイズ
まずは以下の3つのチャートを見比べてください。
(あえて価格や通貨ペア名を隠してます)
どれが汚いチャートか考えてみてください。
考えました?
正解を見る前に、まずは自分で考えてみてください。
FX侍的には、こんな印象ですね。
A:汚いチャート
B:まぁまぁ汚いチャート
C:綺麗なチャート
AとBを汚いチャートと分類してもOKですが、明らかにCは綺麗なチャートです。
ではその具体的な判断方法を解説します。
汚いチャートと綺麗なチャートの判断方法
チャートが綺麗とか汚いってのは、方向性が分かりやすい(=ノイズが少ない)って事です。
下記の記事で紹介した押し目買い・戻り売りインジケーターを使うと簡単に判断できます。
下記は先程のチャートAに押し目買い・戻り売りインジケーターを入れた画像です。
(ただ単に4時間足のMAを2本入れただけなんですが、これでも十分に機能します)
上昇か?と思えば大きく下がり、下落か?と思えば急上昇という具合に激しく動いているので、上と下のどちらに行きたいのかよく分かりません。
ある程度のスキルがあればトレードはできますが、このチャートの状態でトレンドフォローで入って伸びを狙うのは現実的ではありません。
では次にチャートBを見てみましょうか。
先程のチャートAに比べるとMAへの反応が素直になっているものの、まだ乱高下している部分(白で囲んだエリア)が気になります。
チャートAよりは綺麗だけど、まだ汚いといえば汚いチャートです。
では最後にチャートCを見てみましょう。
どうでしょうか?
明らかにチャートAとBとは異なる印象を受けませんか?
MAで綺麗に反発している部分が目立つだけでなく、MAを大きく下抜けるような妙なノイズもありません。
このチャートなら押し目買いでトレンドに乗れそうですよね。
はい、これが綺麗なチャートです。
もう少し言い方を変えれば『綺麗なチャート=ラインが引きやすいチャート』とも言えます。
前回高値で反発する形状は、その後の伸びが期待できるのでトレンドフォローに向いているチャートです。
(だましのブレイクを避ける見方もあります)
詳細は下記で解説してるので参考にどうぞ。
上記チャートの場合、多くの人が意識するラインに加えてフィボナッチリトレースメントにも反応しているので、買いが入りやすいポイントが想定できます。
こうした分析がしやすいのも綺麗なチャートの特徴と言えます。
時期によってチャートは汚くなる
汚いチャートの事例として挙げた下記のチャート。
しかし…このチャートの時間足を大きくすると見える景色が変わります。
ほら。
15分足で見ていた汚いチャートは、レンジとして見ればそこまで汚くありません。
そしてレンジになる前には、乱高下のないトレンド相場もありました。
要するに…
トレンドフォロー目線で見ると汚いチャートでも、レンジ目線では見え方が変わりますし、同じ通貨ペアでも綺麗なチャートの時もあれば汚いチャートの時もあるって事。
我々のような個人トレーダーには制約がないので、トレードしやすい状態の時だけトレードすればOK。
自分がトレードしやすいと感じる状態のチャートと通貨ペアで勝負することが重要です。
まとめ
・綺麗なチャート=分析がしやすい(方向性が分かりやすくラインが引きやすい)
・汚いチャート=分析がしにくい(ノイズが大きく方向性が分かりにくい)
こういう目線で判断すると分かりやすいですね。
通貨ペアは沢山あるので、汚いチャート(やり辛いと感じるチャート)で無理してトレードしては駄目です。
FXで稼ぎたいのであれば、通貨ペアに固執するのではなくチャート形状に固執しましょう。
下記でも解説していますが、監視する通貨ペアを増やすのはそういった理由が大きいです。
基本的には綺麗なチャートを選んでトレンドフォローするのが勝率も高くなるのでお勧めです。
トレンドフォロー手法が定まっていないのであれば、下記で紹介しているアプロスをお勧めします。
別冊となっているトレンド判断マニュアルを理解すれば、綺麗なチャートで勝率の高い場所だけを厳選してトレードできるようになります。
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