FX侍です、こんにちは。
経済指標で乱高下してロスカットされちゃった…(T_T)
経験ある人も多いですよね。
経済指標の前はトレードを控えようと考える人も多いですが、様々な経済指標が毎日発表されています。
例えば下記は昨日4月7日の経済指標の一覧です。
ん~多いw
欧州・NY時間になると次々と指標が発表されます。
この時間に指標を避けてトレードしようと思うと厳しいですよね。
そこでポイントとなるのが「経済指標における重要度の見極め」です。
経済指標の重要度とは?
少しばかり詳しい人は、経済指標を掲載しているサイト内での重要度がピンと来るはず。
例えば下記はInvesting.comの★3つだけを抜粋した週間の経済指標カレンダーです。
★が多いほど重要度が高いというイメージなので、最低限として見ておくには丁度いいですね。
ただし★の数はサイトによって異なる場合もあるので、あっちのサイトは★3なのにこっちのサイトは★2つ、というケースも当然あります。
そこでポイントとなるのが、★では分からない経済指標の重要度となります。
経済指標の中で最重要イベント
★3つの経済指標の中でも、市場の注目度は均一ではありません。
考え方は後ほど解説しますが、まずはSS級の重要な経済指標を覚えておきましょう。
★SS級の最重要イベント★
・政策金利発表
・FOMCなど中銀イベント
・上記に付随する議事要旨や要人発言
これらのイベントは、数ある経済指標の中でも群を抜いて重要度が高いものです。
実際のチャートで見てみましょうか。
▼政策金利発表やFOMC議事要旨に反応するオージードル15分足
ボラの少ないオージードルでさえ、これだけの動きを見せるイベントです。
無視する訳にはいきませんね。
ちなみに、オージーの政策金利発表で近隣のキウイドルも動きます。
そうした特性を合わせて、特に政策金利発表には注意が必要です。
どっかの記事で書いたはずですが、為替が動く根源は金利です。
(最近のドル円を考えれば分かりやすいですね)
そのため、政策金利発表が注目されるのは当然として、中銀トップの発言も重要となります。
金融政策に対してタカ派的な発言と受け止められれば通貨は買われやすくなりますし、反対にハト派的となれば通貨は売られやすくなります。
発表される政策金利は折り込み済みだったけど、その後の発言がサプライズとなって動き始めるというケースもあります。
タカ派・ハト派ってなんぞ?という方は下記を参考にどうぞ。
あれ?雇用統計の重要度は低いの?
と思った方もいるでしょうが、雇用統計も当然チェックしておくべき指標です。
以前ほど動く値幅が小さくなったのは事実ですが、注目度が高まる場合には大きく動くケースもあります。
▼ドル円4時間足で見る雇用統計の動き(クリックで拡大します)
上記チャートを拡大して見るとよくわかりますが、雇用統計で動くボラが時期によって異なります。
様々な要因はありますが、市場の注目度・関心度によって雇用統計へのリアクションの大きさが左右されます。
市場の関心はどこにある?
一般的に為替は長期的には金利の影響を受けて推移しますが、短期的にはその時々の材料で動きます。
下記はFX侍塾2期の時にDiscordに書き込んだ1コマ。
この時「アメリカのコアCPIに注目が集まるのでは?」と書き込みました。
そうしてコアCPIを迎えたチャートがこちら。
▼コアCPIに反応するユーロドル15分足(クリックで拡大します)
※コアCPIに加えて、先程も触れた政策金利発表に反応する様子も加えました
面倒なので割愛しますが ユーロドルがコアCPIに反応する度合いは毎回異なります。
要するに、同じ経済指標でも市場が注目しているテーマに関連する場合には、反応度合いが大きく異なるということです。
いつもはほとんど反応しないのに、関心が高まる時期には50pips動く…みたいなイメージですね。
こういった市場が注目しているテーマや材料というのは、ただ単にMT4のチャートを見ているだけでは分かりません。
本来は色んなニュースサイトを見て情報収集する必要がありますが、「いや!そういうの無理!」という方は、お金を払って予めプロのフィルターを通した情報をキャッチするのが効率的です。
自分で調べて頑張ってみる!という方は、下記の記事も参考にしてください(・∀・)
まとめ
注意すべき経済指標でまず最も重要なのは『政策金利と中央銀行に関係するイベント』です。
★SS級の最重要イベント★
・政策金利発表
・FOMCなど中銀イベント
・上記に付随する議事要旨や要人発言
世界はアメリカ中心に回っているので、特にFRBやFOMCの動向には最大限の注意を払いましょう。
政策金利発表は、該当国だけでなく近隣の国の通貨にも影響する点も忘れてはいけません。
(例:オージーの政策金利発表でキウイも動く)
そしてFX界隈で以前として注目度の高い「アメリカ雇用統計」も注意しましょう。
以前のような暴力的な動きはなくなりましたが、市場の注目度によって動きが出るケースもありますので。
ここまでのレベルの経済指標は、できるだけポジションを整理しておくと安心です。
★3つのイベントは多々ありますが、その時々の市場の注目度によって相場のリアクションが変わります。
(サイトによっては★5つとかもありますね)
最近だとFRBの利上げペースに関心が高まっていたので、アメリカの景気を占う指標(インフレ関連も含む)に注目が集まっていた、みたいな流れです。
コロナ相場の時は各国の経済がズタボロになったので、景気回復を占う上で雇用統計が注目されていた時もありましたね。
そういった市場が関心を向ける矛先はチャートからでは分からないので、先程もお伝えしたように情報収集が必要となります。
経済指標にどこまで注意を払ってトレードするかは人それぞれでしょうが、今回解説したような考え方で向き合うのがお勧めです。
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