突然ですが質問です。
どうして雇用統計が注目されるのか知っていますか?
FX侍です、こんにちは。
今回はファンダメンタル分析の初心者の方にオススメの書籍を紹介します。
・どんな経済指標に注目すべきか分からない人
・経済指標を一歩踏み込んで理解したい人
・経済指標を読み解く方法が分からない人
・ファンダメンタルをちょっと勉強してみたいと思っている人
このような方にオススメです。
「経済指標の理解度を深めて活用する」がテーマの一冊ですね。
日々公表される経済指標から自分なりの大局観を持つ方法が学べる内容と言えるでしょう。
あ、ちなみに冒頭の質問の答えも本に書いてありますw
著者はエミンさん。
→世界インフレ時代の経済指標|エミン・ユルマズ(新規タブで開きます)
では早速レビューと参りましょう( ・∇・)
世界インフレ時代の経済指標のレビュー
ファンダメンタルと言っても、その範囲は広大です。
何から手をつけたらいいのか分からないって人が大半だと思いますが、まずは身近な経済指標の読み解き方から学び始めると、少しだけファンダが理解できたような気になるはずです。
初めて聞く言葉は出てくるでしょうが、「ふむふむ、なるほど〜」と読み進められるので、初心者の方でもずっと頭に?が浮かんでることはないでしょう。
知らなかったことを勉強してる感があるので、ファンダ入門書としても実用的です。
ちなみに目次はこんな感じ。
第1章:重要な経済指標はどれか?それをどう読み、どう使うのか?
第2章:絶対に押さえておくべきアメリカの12の経済指標
第3章:景気複合指数と諸外国の経済指標
第4章:契機を読む手がかりとなる企業
第5章:コモディティと景気の関係
第6章:投資も仕事も人生も。デフレ脳からインフレ脳へ
日本でも長く続いたデフレ時代を経て、昨今の物価高でインフレ時代へと移り変わりつつある状況を感じている人も少なくないはず。
本のタイトルに「インフレ時代の〜」とありますが、内容を理解するのにそこは特に気にしなくても大丈夫。
『経済指標の理解と読み解き方』がテーマですから。
この指標はどのように算出されているのかという基本的な解説に始まり、指標の数字や流れ、複合的に指標を見た上での景気判断方法、などが解説されてます。
中長期の動きはファンダメンタル
残念なお知らせですが、この本の内容だけで相場の動きが完璧に読めるようにはなりませんw
そんなに相場は素直じゃありませんので。
そもそも為替は莫大な投機マネーが動いてますからね。
政治的な絡みで指標の数字がかいざ…(´ρ`*)ゲフンゲフン
しかし中長期的な相場の動きは金利を始めとしたファンダメンタルに沿った動きとなります。
そこで重要となるのが相場観や大局観。
実際に国が世界に向けて公表しているデータを元に、論理的に自分なりのイメージができればトレードに役立つのは言うまでもありませんよね。
日本にも予想屋…じゃなくてアナリストと呼ばれる人は大勢いますが、実際のところはポジショントークを広げている人が大多数です。
このあたりは本にも書いてあるんですが、セルサイド側のアナリストの意見なんて話半分以下ぐらいで聞いておくぐらいでOKです。
ファンダを手探りで勉強しながら情報収集している人はご注意ください。
だからこそ、自分で相場観や大局観を養う土台が必要なんですね。
まとめ
なんとな〜く経済指標をやり過ごしている人も多いでしょうが、理解度を深めた方が相場分析の質も上がりますし、何より指標そのものを楽しめるようになります。
ネットで調べれば指標単体の解説や内容は出てきます。
しかし総合的な流れとして理解するには、今回の「世界インフレ時代の経済指標」が最適です。
オーディブル版もあるので、通勤中や運転中に聞くのもアリかもしれません。
私はウォーキング中に聞いていたんですが、記憶に定着しなかったのでKindle版で買い直しました。
聞く読書は私には慣れませんでしたw
文字ベースの本なのでiPhoneのKindleアプリでも問題なく読めます。
(文字サイズも変更できますしね)
経済指標ってどうやって読み解けばいいんだろう?
という疑問をお持ちの方、そしてファンダメンタル初心者の方は一読の価値アリですよ( ・∇・)
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