年末年始でポジションが無くなったイメージ

FXの年末年始はポジション持ち越しに要注意

FX侍です、こんにちは。

クリスマスも目前となり、徐々に年の瀬感が出てきましたね。
ただ…繁華街にずっと行ってないので、年末特有の浮かれた雰囲気を味わえてないのが寂しいですが(´・ω・`)

さて今回は年末年始のポジションについての話です。

耳にタコができてる人はいいんですが、FX初心者の方はくれぐれもご注意下さい。

下記はドル円の日足ですが、年に1回のペースでエゲツない動きをしてますね。

▼2019年~2020年のドル円の日足チャート
2019年~2020年のドル円の日足チャート

このチャートを見ると、2019年1月3日のフラッシュクラッシュのヤバさが伝わるかと。

日足1本でコロナ相場の4割ぐらい動いてますから。

1月3日の朝、わずか10分足らずで400pips以上も下げたので口座破綻者が続出。
追証が大量に発生して、国内証券はウマウマだったとかw

そんな裏事情はさておき、年末年始のポジションについてもう少し深堀りしておきます。

年末年始の流動性の穴は狙われる

クリスマス前から年始にかけて、海外の機関投資家やファンドなどが休みに入るので、FX市場では参加者がグッと減って流動性が低くなります。

ただし、海外の投資家全員が休む訳じゃありません。

こんなイメージをすると分かりやすいですね。

今年のノルマ達成 =のんびり休暇
今年のノルマ未達成=どこかでワンチャン逆転を狙うので休み無し

ここで注意すべきは、後者のワンチャン狙う人たちです。

こういったグループが薄商いの中で仕掛けてきます。

個人的には12月21日のゴールドの急落も怪しさを感じます。
(材料を見てないのであくまで感覚ですけど)

▼12月21日のゴールド5分足(クリックで拡大します)
約400pipsの急落を見せた12月21日のゴールド5分足

誰かが仕掛けたのかは知る由もありませんが、普段とは流動性が異なる相場である事は意識しておくべきです。

特に今年の年末は、イギリスとEUのFTA交渉の期限。
ヘッドラインを利用して仕掛けが入る可能性も考慮しておきましょう。

ちなみに、薄商いを狙って仕掛ける連中は、必ずしも上述のようなノルマ未達成の人たちだけとは限りません。
(先程の事例は分かりやすいイメージとして挙げただけですので)

大きな資金を持っているCTAなどのファンドが仕掛けることもあります。

最悪なのは大事な資金を失う事なので、警戒して何もなければそれでOKです。

低い流動性を狙う連中がいるのは事実ですので。

損出しというポジション整理

年末年始はノーポジが理想ですが、含み損になっているポジションを抱えている人もいるかもしれませんね。

そうした場合は「損出し」という概念でポジション整理する方法もあります。
(※FXの利益に税金が掛かってくる人だけが対象となります)

1.含み損のポジションをロスカットする
2.ロスカット後、再度同じポジションを建てる

1番で、税金の対象となる今年の利益額を減らし、
2番で、本来狙っていた利益を取りに行くポジションを再度構築します。

こうした方法で税金額を少しだけ減らすことができます。

損出しをする際には、忘れずに年内に手仕舞いしておきましょう。

まとめ

FX初心者の方は馴染みがないかもしれませんが、経験者にとっては年末年始は警戒モードに入る時期です。

特に冒頭でも紹介した2019年1月3日のフラッシュクラッシュ経験者は、恐怖が脳裏に焼き付いているのでw

FXはポジションが偏っている場所が狙われる傾向が高いです。
それが薄商いであればある程、仕掛けもしやすくなります。

国内海外を問わず様々な証券会社が、トレーダーの注文動向を公開しているので参考にするといいですよ。

→外為注文情報|外為どっとコム(新規タブで開きます)

個人トレーダーのロスカットが溜まっている場所があれば、当然ですが大口に狙われる運命ですw

大事なお金を守る為にも、年末年始の薄商いには警戒しましょう。
ポジション整理をして平穏にお正月を迎えましょ(*´ω`*)

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