FX侍です、こんにちわ。
さて、今回はフィボナッチ・リトレースメントについて。
フィボナッチとは、フィボナッチ比率と呼ばれる数式が元になっています。
何故か自然界にも存在する黄金比で、人間が無意識に心地よいと感じる比率もフィボナッチが関係しています。
フィボナッチについて細かく解説をすると膨大な量になるので省略します。
詳しく知りたい方は、以下のWikipediaを参考にして下さい。
→Wikipediaのフィボナッチ数のページへ移動
成り立ちを知るのは大切ですが、それよりフィボナッチをトレードに活用する方法のが重要ですので。
ちなみにFXでフィボナッチと言うと、フィボナッチ・リトレースメントを指すことが多いです。
MT4には以下のフィボナッチが用意されてます。(ツールバー→挿入→フィボナッチで確認できます)
・リトレースメント
・タイムゾーン
・ファン
・アーク
・エキスパンション
それぞれに使い方がありますが、今回は一般的に多くのトレーダーに使われているフィボナッチ・リトレースメントについて解説します。
…記事を書きながら思ったけど、やっぱ凄いよ、コレ(笑)
※毎回フィボナッチ・リトレースメントと書くと長くなるので、以下フィボナッチと省略するのでご了承ください。
フィボナッチで値動きが止まる事例
以下のドル円1時間足のチャートを見れば、フィボナッチが機能している様子が分かります。
必ずしもピッタリ止まるとは限りませんが、概ねフィボナッチ通りの動きになっています。
つまりフィボナッチを使えば、以下のことが分かるようになります。
・下落後の戻り売りを仕掛けられそうな場所
・上昇後の押し目買いをできそうな場所
特にトレンド相場では、フィボナッチは有効に効くことが多いです。
又、時間足が大きくなるほどフィボナッチに合う確率が高くなります。
数値の意味とフィボナッチの使い方
フィボナッチをチャートに引くと「0、23.6、38.2、50.0、61.8、100.0」と言う数字が表示されます。
これ以外に「78.6」も重要なので、自分で追加する必要があります。
※追加方法は後述
それぞれの数字に次のような意味があります。
(上昇時を想定した解説です)
23.6:浅い押し。再び上昇する確率はあるが、あまり上昇せず持ち合うことも。
38.2:適度な押し。再び上昇する確率が高い。
50.0:押した後で、上か下かどっちに行くか分からない。
61.8:深い押し。再び上昇する確率が高い。
78.6:反発せず抜けた場合は100まで行く場合が多い
適度な押し目を付けた方が、その後の値動きが強くなります。
ただし78.6まで押すのは深過ぎで、ここで反発しなければそのまま全戻しまで下がることが多いです。
個人的には38.2か61.8で反発すると、再び上昇して行く可能性が高くなると感じます。
以下が押し目と戻りのイメージ画像です。
では数値の意味を理解した所で、チャート分析をしてみましょう。
以下はドル円1時間足のチャートです。
下落に対して戻り売りの目安を知る為に、フィボナッチを使ってみましょう。
ちなみにフィボナッチは適当に引くのではなく、一定のルールがあります。
フィボナッチを引く時のルール
・後ろ(過去)から前(現在)に向かって引く
・上昇(下降)が始まった足から上昇(下降)が止まった足までを結ぶ
・必ずヒゲ同士を結ぶか、実体同士を結ぶ
・ヒゲか実体かはその時の相場に合う方を選ぶ
多くのトレーダーがこのようなルールを守っているからこそ、フィボナッチで反発したりサポートされたりと、有効なテクニカルとなります。
そのルールを守ってフィボナッチを引いた後の値動きが以下の画像です。
先ほどの下落に対する戻り売りの場所が見えてきましたね。
A地点
38.2にタッチした後に下落し、長い上髭となりました。
上髭ですが陽線なので、5分足でその後の値動きを少し見てから売りで入れます。
結果的にあまり取れていないか、同値撤退でしょうが、FX侍ならエントリーしています。
B地点
61.8にタッチした後に下落し、陰線となりました。
しかし髭が目立って長い訳でもなく、包み足でも無いので微妙な感じです。
61.8で反発はしていますが、FX侍ならエントリーは見送ります。
C地点
61.8は多少抜けましたが、逆ピンバー(と勝手に呼んでます)が出たので、比較的分かりやすい転換点です。
こちらも5分足を見てエントリータイミングを計って売りで入れますね。
以上、過去チャートでの検証になりますが、フィボナッチを使うと戻り売りのポイントが分かります。
下落後の戻り売りなので順張りで入っていますが、必ず0の全戻しまで行くとは限りません。
1つ下のフィボナッチや抵抗での反発に注意して下さい。
さて、その後の動きを更に分析してみましょう。
C地点からの下落後に、高値を切り上げて78.6に到達。
その後は安値を切り上げて再び上昇し、わずかに高値も切り上げました。
上記画像を見ると、トレンド転換が疑われる場面ですね。
次のページで、トレンド転換が疑われた際のフィボナッチの使い方について解説します。
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