レンジ好き必見!誰も言わない通貨強弱ツールの使い方

誰も言わない…通貨強弱ツールで安全なレンジを見つける方法

FX侍です、こんにちは。

今回は安全性の高いレンジトレードについて。
特に『デイトレーダー向けのレンジの見つけ方』について解説します。

レンジの逆張りトレードは比較的簡単なので、初心者の方にも人気です。

レンジ内で価格が行ったり来たりするので、負けにくいというメリットもあります。
レンジ内での値動きイメージ

FX侍のトレーダー仲間でも、レンジの逆張りだけで稼いでいる人もいます。

相場はレンジ7割・トレンド3割なんて言われますよね。

「ほう…レンジが7割で大多数なら、レンジを想定して常に逆張りトレードをしていれば勝てるんじゃね?」と考える人もいるでしょうが、そうは問屋が卸しません(笑)

毎回分かりやすい値幅のレンジだけとは限りませんし、オーバーシュートも付き物。
そして時間足によってレンジに見えたり、トレンドに見えたりもします。

例えばこちらのオージーカナダの日足。
日足では比較的分かりやすいレンジになっています。
オージーカナダの日足チャート

しかし日足のレンジ部分を15分足で見てみると…画面いっぱいの上昇トレンドにしか見えませんよね。
オージーカナダの15分足チャート

この15分足でデイトレをする場合、レンジの逆張りを使うのは無理がありますよね。

日足と15分足を比べるのは少々極端ですが、要するにどの時間足のレンジの中で、どの時間軸でトレードするか?が重要です。

・デイトレなら短期足でのレンジを見つける
・スイングなら長期足でのレンジを見つける

こうした基本が分からないと、レンジの逆張りをすべき局面が見分けられません。

そこで今回は『デイトレーダー向けに通貨強弱ツールを使って分かりやすいレンジを見つける方法』を解説します。

通貨強弱ツールはレンジ発見器としても使える

FXでは「強い通貨を買って弱い通貨を売るのが最も効率的」と言われています。

通貨強弱を示すツールは、それを見つける為に使うべし!というのが定説です。
その辺の話は以下の記事で解説しているので参考にして下さい。

しかーし!

通貨強弱のツールは、ちょっと目線を変えるだけで別の使い方があるんです。

もうお分かりですよね?

通貨強弱ツールは、レンジになっている通貨ペアを見つける使い方もできるんです。

通貨強弱を見るツールは色々ありますが、今回はマタフを使います。
→ Currency Index – Mataf(別窓で開きます)

直近の強弱を見てみると、こんな感じ。

中国発の新型コロナウイルスによる肺炎が世界的に広まっている影響で、円が買われオージーが売られるという典型的なリスクオフ相場ですね。

マタフで見る通貨強弱

こうした場合、従来の考え方であれば「強い円」と「弱いオージー」を選ぶのが定石です。

オージー円を見ると、分かりやすく下落していますね。
リスクオフ相場のオージー円の15分足チャート

こうした最強と最弱通貨の組み合わせではトレンドが出ているので、利益を伸ばしやすいのがメリットです。

ただし押し目買い・戻り売りのスキルが無いと、安易な飛び乗りで高値掴みや安値売りをするリスクもあるのでご注意を。

根拠のある押し目買い・戻り売りのスキルは、FX侍テンプレートで習得できるのでご興味があれば。

 

では、本題へ。
マタフで通貨強弱が似通ったペアを選ぶのが今回のミソです。

明確な強弱がついていない通貨同士は、レンジになっている可能性が高いです。

マタフでレンジになっている通貨ペアを見つける

下記はオージーニュージーの15分足。
オージーニュージーの15分足チャート

下記はポンドカナダの15分足。
ボンドカナダの15分足チャート

下記はドルスイスフランの15分足。
ドルスイスフランの15分足チャート

当然レンジの大きさに差はありますが、マタフを使うことで簡単にデイトレ向きのレンジを見つけられます。

後はレンジのトレード手法を用いるだけです。

分かりやすいレンジなら価格の上限下限で逆張りすればOKですが、ボリバンやオシレーターを加える事で根拠の積み重ねになります。

ボリバンを使った逆張り手法は、下記の記事でも解説しているので参考にどうぞ。

レンジになりやすい通貨ペア

安全性の高いレンジ好きの方へ、レンジになりやすい通貨ペアについての補足を。

一般論にはなりますが、基本的に下記のような通貨ペアは一方的なトレンドになりにくいです。

・同じような特性を持つ通貨ペア
・国同士の距離が近い通貨ペア

具体例を挙げると…
AUD/NZD、AUD/CAD、EUR/GBP、CHF/JPYといった所です。

他にはUSD/CHF、USD/JPYも通貨ペアのボラがそこまで大きくなく、一方的なトレンドになりにくいのでレンジになる事も多いです。

ただし、どの時間軸でレンジになるか?は一概には言えません。

レンジになっている時間足によってトレード戦略を変える必要があることだけは、注意点として覚えておいて下さい。

ほら、冒頭で触れた、日足と15分足の例ですよ。

後は当たり前ですが、材料によってはトレンドが出ることもあります。

こうした注意点さえ頭に叩き込んでおけば、レンジ内の逆張りは安全性が高いのでお勧めです。

 

なお、今回取り上げたマタフのトレンドフォローでの使い方については、下記の記事で徹底解説しているので参考にして下さい。

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