フィボナッチリトレースメントで押し目買い戻り売り

トレンド転換が疑われる際の対処法

以下は前のページでも掲載したチャート画像です。
高値安値が切り上がりトレンド転換が疑われる画像

目先のトレンドが変わったなら、下落後の戻り売りから、狙いを変えた方がいいのか考えますよね。
状況が分からずシナリオを描けないのであれば、無理してエントリーする必要はありません。

しかしそんな時にもフィボナッチが役立ちます。
チャートを更に縮小して、今までよりも大きなフィボナッチを引いてみましょう。
すると意外な事実が分かりました。
更にチャートを縮小して大きなフィボナッチを引いた画像

前のページで検証していた下落の範囲は、実はその以前の大きな上昇の押し目だった事が分かりました。

このケースから学べる事がありますね。

・違和感を感じたら大きなフィボナッチを引いて大局を見る
・小さなフィボナッチは目先の動きだけど有効である
・フィボナッチって凄いねw

前のページで狙っていた下落後の戻り売りは、大局で見れば逆張りになっていました。
だから先程の画像のように、トレンドが変わったように見えたんですね。

しかし、この大局というは相当長い時間軸である点を認識しないといけません。

上記チャートは1時間足なので、A~B地点は1月3日~8日という長時間に渡った上昇です。

長時間の上昇なので、上昇圧力は強いと言えます。
と同時に、数十分~数時間で決済するトレードなら、フィボナッチを使った大局の逆張りでも勝てます。

相場は波を打ちながら上昇・下降をするので、その波に短時間でも乗れば利益になりますからね。

大局の流れに沿ったほうが楽ですが、短時間のトレードなら逆張りも行けるよ!って事です。

さて、このドル円が最終的(1/17時点)でどうなったかと言うと…
時間は掛かりましたが0まで上昇し全戻しとなりました。
大きな上昇で50の押し目を付けて最終的に0まで上昇したドル円チャート

うん、フィボナッチって凄いですね(笑)

数値の編集方法とちょっとした裏技

フィボナッチで大事な数字は「0、23.6、38.2、50.0、61.8、78.6、100.0」です。
しかしデフォルト設定では、78.6が抜けているので追加する必要があります。

フィボナッチを選択して『右クリック→Fiboプロパティ』を選択すると編集ができます。
フィボナッチを選択して右クリックで編集や削除ができます

編集をクリックすると、以下の設定画面が開きます。
全般設定では、2点を結ぶ破線の色を変更できるので、これはお好みで。
全般設定の拡大図

フィボナッチ・レベル設定で、ラインの色と表示するレベル設定ができます。
フィボナッチレベルの拡大図

追加を押すと、上記画像のようにレベル設定が入力できるようになります。

左側のレベル設定に0.786を入力。
右側の説明に78.6を入力して下さい。

あとワンポイントカスタマイズとして、チャートに表示されるフィボナッチの数値に価格を表示させる方法を紹介しておきます。

こんな感じで、数値の後ろに価格を表示させる方法です。
フィボナッチの数値と価格を表示させた画像

説明欄をダブルクリックで選択。
数字の後ろに半角スペースを開けて、半角文字の%$(パーセントとドル)を追加するだけです。
隠しコマンド的なカスタマイズですが、これもお好みで。
フィボナッチの数値と価格を表示させる設定方法

フィボナッチの注意点

相場に合う時は驚くほど合うけどフィボナッチの過信は禁物!

・引く時のルールを守る
 →その時の相場に合う方を使えばOKだけど、実体なら実体同士を。髭なら髭同士を結ぶ。
 
・できるだけ大きな足で
 →5分足でも合う時は多いけど、大きな足の方が有効性が高い→大口トレーダーが見ている
 
・フィボナッチだけを盲信しない
 →エントリー場所が分かりやすくなるが、プラスアルファの判断材料があるのが好ましい。

FX侍もフィボナッチを始めて使った時には「これは魔法か!?」と錯覚するほど衝撃を受けました(笑)

機関投資家などの大口もフィボナッチを見ているからこそ、チャート上で機能します。
しかしそれだけをトレード根拠にするほど過信してはいけません。

ローソク足の形、各種オシレーターの様子など、複数の判断基準を元にしたエントリーを心がけて下さい。

まぁ当たり前の注意点はありますが、フィボナッチは使わないと損です。
ぜひあなたのトレード手法に活用してくださいね。

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