急落リスクのある大型連休の立ち振舞に要注意!

大型連休中のポジション保有は投機筋によるクラッシュに注意

FX侍です、明けましておめでとうございます。

さて今回は「大型連休中の危険なポジションと値動き」についての話。

特に昨日1/3のドル円の動きにビビった人も多いハズ。

たかが10分で400pips以上も下げましたからね。
話を聞くとブローカーによってはスプレッドが100pips以上も開いてカオスだったそうな。

twitterなんかを見てると、円絡みの急落で退場したり追証になったりとヤバイ状況。

しかもブローカーによってMT4の価格が全然違っちゃうぐらいの急落。

▼ドル円5分足(TITAN)
1月3日のドル円急落場面でのタイタンのチャート

▼ドル円5分足(Gem Forex)
1月3日のドル円急落場面でのゲムのチャート

上記の画像は両方共、前日の高値安値を表示させるインジケーターを入れてます。

改めて見てビックリ。
TitanとGEMでも150pips以上も違いますし、ローソク足の髭の長さも違います。

ここまでブローカーによって表示が異なるほど、異常な下げだったことが分かります。

なぜクラッシュが起きて急落したのか?

様々なメディアによると、クラッシュの要因は以下のような話になってます。

アップルが中国で販売不振となり業績を下方修正
    ↓
ヤバイ!世界経済の先行きが心配だ!
    ↓
安全資産である円を買うぞ!!

…とありますが、これは強引な解説でしかありません。

アップルは確かに世界的大企業ではありますが、たかが1企業の下方修正で世界経済の先行きまで話を昇華させるのも無理がありますが、相場ってのはそういうものです

急騰急落の背後には仕掛ける大口投機筋がいて、後付けでアナリスト達がそれっぽい理由を付けるんです。

FX侍の情報筋から聞いた話では、本当の原因はアップルなんかではなく、トルコリラ円への仕掛けがその他の円絡みの通貨ペアに波及したって事らしいです。

 

しかし注目すべきは、このフラッシュクラッシュが起こった日時です。
ここまで急落した最大の要因は、お正月で市場参加者が少なかった事。

通常よりも少ない金額でレートを動かせるので、ここまで大きな値動きになりました。

注文がスカスカな価格帯まで強引に急落させれば、AIが値動きに追従して下げが大きくなり、更にロスカットを巻き込んでドンドン下がっていった、というのが背景です。

ロスカットを設定しているトレーダーが大半だと思いますが、400pipsオーバーの下げでも引っかからない場所に入れてる人は稀でしょうし。

逆にディザスターストップを入れてた人の方が大きな損失を被っています。

ディザスターストップって何?という方は、下記の記事を参考にして下さい。

フラッシュクラッシュから学習すべきは、市場参加者が減る連休中のポジションには要注意ということ。

大型連休の注意点

極端な値動きをする大型連休の罠に気を付けるべし!

・なるべくポジションを整理しておく
 →予期せぬ急騰急落でロスカットされても退場しないように。
 
・EAも止めておくと安全
 →テクニカル通りに動かないケースに備える。

今回のドル円のフラッシュクラッシュのように「想定を超えた値動きをしても退場しないようにポジションを減らす・連休前に決済しておく」等の対策を講じておけば穏やかに連休が過ごせます。

大事なので繰り返しますが、薄商いになる年末年始・GWなどの大型連休・お盆は投機筋によるクラッシュに注意が必要です。

急落だけではなくテクニカルを無視した急騰も起こります。

そして裁量以上にテクニカルを根拠とするEAも止めておくのが安全です。

…実はFX侍。
年末はパソコン修理に気を取られて、EAを止めるのを忘れておりました。

といってもそこまで傷は大きくないですが、まだ50pipsぐらい負けてるのでそろそろ盛り返してホスィ…

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