エントリー後の上手な逃げ方を実例で解説

FX侍です、こんばんは。

一旦エントリーしたらTPかSLに掛かるまで放置!
途中で逃げるなんて稼げないトレーダーのやる事だ!

というように「逃げ」を悪と捉える人もいますが、FX侍は普通に微益で逃げることも少なくありません。

ただし、逃げ方は大切です。

含み損が増えてきて怖くなったから逃げよっと(^o^;)
急にボラが出てきて怖くなったから逃げよっと(;・∀・)

こういうメンタルが理由で逃げるのはダメですよw

ちゃんとした理由がないと。

上手な逃げ方ができた事例

ちょうど昨日のトレードで、うまく逃げた事例があるので紹介します。

下記はエントリー後に3pipsで逃げたポンド円15分足です。
あまりクロス円は触らないので、入った位置もちょい微妙ですがw

▼ポンド円15分足(クリックで拡大します)
ポンド円15分足

流れ的に上で来て、欧州時間に下げた後の戻りを狙ってロングで入りました。

逃げ終わってから見事に下落してるので、良い逃げ足ですねw

では何故3pipsで逃げたのか、理由を解説します。

 

下記は縮尺を拡大した5分足です。

▼ポンド円5分足(クリックで拡大します)
逃げた場面の状況

あと少しでTPに掛かるのに…という場面で3回頭を叩かれて、上がりもせず下がりもせずレンジとなりました。

経験上、こういう状況ではドッチに動くか分からなくなるので微益で逃げました。
感覚値ですが、レンジになると逆に行くパターンが多い気がします。

無理して耐えてたらガッツリ損切りになってましたね。

レンジになったので、TPを建値より少し上(値動きの中でヒットしそうな位置)にズラして撤退完了です。
成り行きで撤退しても別にいいんですが、滑ることもあるので指値の方がお勧めです。

これが上手な逃げ方です。

 

フィボナッチリトレースメントでも61.8を抜けられなさそうな雰囲気の値動きでした。

▼ポンド円5分足のフィボナッチリトレースメント(クリックで拡大します)
ポンド円5分足のフィボナッチリトレースメント

中期のリトレースメントよりも、短期のリトレースメントが効いていますね。

先程の経験値だけではなく、こうしたテクニカル上の理由も合わさった時には、微益でも普通に逃げます。

逃げるって言い方がマイナスのニュアンスを含んでいるようなので、抵抗がある人は「手仕舞い」と言い換えるといいかもしれませんね。

逃げるのを検討すべき状況

逃げるのを検討すべき状況の大原則は、テクニカル的な変化が生じた時です。

そうした状況は決して多くないので、頭に入れておきましょう。

・ピンバーや包み足など反転を示唆するローソク足形状が出た時
・ダブルトップやダブルボトムなど反転を示唆するチャート形状が出た時
・明らかにボラが無くなった時

トレーダーのレベルによっては、イメージと違う値動きをし始めたら逃げるってのもアリです。
(※しかしチキン逃げの癖が付いてしまうので、上級者以外は真似しない方がいいでしょう)

下記の記事でも解説していますが、逃げた後で当初の思惑通りの方向に動き始めたら、再度エントリーすれば問題ありません。

1回しかエントリーしちゃダメ!なんてルールはありませんので。

また、欧州通貨の場合には、ロンドン勢が抜けた後に値動きが無くなるケースもあります。

デイトレードでエントリーしているのであれば、持ち越さずに薄利でも手仕舞いした方がいいです。

ポジションの時間軸をコロコロ変えるのはお勧めしません。
元々「ちょっと時間がかかるかもな〜」というイメージがあるならいいんですけどね。

 

メンタルを理由に逃げるのはNGですが、経験やテクニカルを元にした逃げは全然アリです。

教科書的にはNGでしょうが、教科書と実践の現場は違いますので。

FXでは負けない事も重要です。
3pipsの薄利逃げが10回あれば、それだけでも30pipsです。

上手な逃げ方を覚えれば、チリツモで負けを減らせます。

 

※ただしチョコマカ逃げてると変な癖がつくので、初心者の方は真似しない方がいいです

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