正しい損切りの考え方

FX侍です、こんにちは。

損切りは嫌ですよねぇ~ ( ´ー`)シミジミ…
(なんだい急にw)

でも損切りの正しい考え方(捉え方)が分かれば、損切りの重要性が腹落ちするはず。

多くの人がコレを分かってないから、嫌な存在として受け入れがたく、時に損切りせずに放置するという愚行に走ります。

ちなみに今回の正しい損切りの考え方は、テクニック的な話ではありません。

逆に今回の話を理解することで「損切り場所=サポレジに守られる場所」という鉄則の理解にも繋がります。

正しい損切りの考え方

「損切り=損失を限定すること」

これは誰でも理解していることですよね。

でもね、これではまだちょっと浅いんです。
だから損切りができないこともある。

正しくは「損切り=逆行する大きな波から逃げる」という考え方です。

要するに、危険なものから逃げるイメージです。

 

こんなケースに例えると分かりやすいかと。
危険な状況での選択肢

 

まぁ、普通は逃げますよね。
逃げて警察を呼ぶとか、一旦逃げて安全な距離を保ってから石を投げるとかw

で、あなたが現場から逃げた後で、駆けつけた警察官によって男が確保されました。

その時にどう思いますか?

「あ~良かった」って普通なら思いますよね。

こうは思いませんよね。
「なんだよ!捕まったなら逃げなくてよかったじゃん!」って。

それは犯人が捕まったのは結果論なだけであって、その場にいたら襲われていたかもしれないとあなたが理解しているからです。

 

ピンと来ましたか?

これが「正しい損切りの考え方」なんです。

損切りせずに助かった経験というのは、結果論でしかありません。
運良く助かっただけで、それが癖になるといつか大怪我します。

損切りして結局は思惑通りの方向に動いたとしても、それは大きく逆行していく波(=危険なもの)から逃げたという点で正解なんです。

 

例えば下記のようにレジスタンスで反発した所で売ったとします。
(それだけの根拠で売るのは危険ですが、あくまで例えですw)

▼レジスタンスでの売り(ユーロドル5分足)
レジスタンスでの反発で売った例

 

売った直後から逆行しましたが、損切りせずに耐えていればチャラで逃げれる所まで下がってきました。

▼含み損に耐えていれば助かった事例(ユーロドル15分足)
損切りしなければ助かってた例

やっぱ損切りしなきゃ大体戻ってくるんだよな~(*´ω`*)

というのはただの結果論で、直近高値のレジスタンスという根拠だけで売っているなら、そこを抜かれた時点でもう危険なんです。

上昇トレンドが発生したら、そう簡単に戻ってきませんよ。

ナイフ男があなた目掛けて走ってきてるのに、「まぁ何とかなるかな~」って呑気な事を言ってる状態です。

下手すりゃ刺されて死んじゃいますけど、大丈夫ですか?

FXに置き換えるなら、そういう人は含み損に耐えきれなくなって天井でロスカットするのがオチです。
(この場合は資金的に死を意味しますね)

下記で解説している下手な損切りの典型です。

まずは損切りして、危険な状況から逃げる。

逃げた後に価格が戻ってくるのはまた別問題です。

逃げるべき危険度と逃げる場所

危険なものから逃げるのが損切りの正しい考え方です。

しかし何でもかんでも逃げてると、それはただの損切り貧乏になります。

ヤンチャな見た目の人が前から来るだけで逃げてたら先に勧めませんw
現実的な危険度を見極めないといけません。

逃げる危険度の見極め

 

ナイフ男が近づいてきたら迷わず逃げないといけません。
しかし「どこへ逃げるのか(=身を隠す)」という場所も重要です。

逃げる場所の選択

みんなが隠れている場所に逃げ込んだら見つかる確率は高くなりますが、あなた一人で隠れて心細くても警察署なら安心ですよね。

現実のナイフ男なら人が大勢いる場所へ逃げればターゲットがあなた以外になる可能性は高くなりますが、FXの世界では大勢と一緒にいるとポジションを狩られる可能性が高くなりますw

 

要するに、危険が迫った時に「安心して身を隠せる場所」を探すのが賢い損切りと言えます。

それがサポレジです。

そういう訳で、10pipsの固定幅で損切りとかはスキルが身に付きません。

よくある損切りの目安については下記でも解説してるので参考にどうぞ。

まとめ

「損切り=危険なものから逃げる」が正しい考え方です。

ナイフ男を思い出してください。

・無事に逃げれたら「あ~良かったね」
・逃げた後でナイフ男が捕まっても「逃げなきゃ良かった」にはならない

損切りの考え方はこれですよ。

 

この考え方を基本として、テクニカルを元に損切りスキルを高めましょう。

自分のポジションを隠せるサポレジを見つけるのが重要です。

こういうイメージですかね。

サポレジの強度のイメージ

気の毒ですが、この人達にはあなたの盾となってもらいましょうw

見てお分かりのように、右に行くほど盾としての威力が高くなります。
サポレジの強度が高くなるイメージです。

サポレジは1つではありませんし強度も違います。

 

サポレジを防波堤と置き換えるとこういうイメージになります。

損切りする場所の考え方のイメージイラスト

少しぐらいの悪天候で波が超えてるような防波堤を基準にしてたら損切り貧乏となります。
ここを超えてきたらちょっとヤバいかもな…って防波堤を基準にしましょう。

それを判断するのがテクニカルって訳です。

 

色んな記事で書いてるはずですが、サポレジを見つけるスキルってのはFXで本当に重要なんです。

今回解説した正しい損切りの考え方を元に、損切りにも活用できるサポレジを見つけるスキルを高めましょう。

FX侍塾11期のご案内
トレーダー養成メルマガ

同じカテゴリ内のオススメ記事

  1. 他人の損切りが集まる場所を狙う
  2. 損切り貧乏解消法
  3. ストップ(損切り)の基本ルール5ヶ条
  4. 上手な損切りと下手な損切り

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP