【Tradingview講座】通貨インデックスの比較チャート作成方法

【Tradingview講座】通貨インデックスの比較チャート作成方法

FX侍です、こんにちは。

今回はTradingviewで通貨インデックスの比較チャートを表示する方法を図解で分かりやすく解説します。

こういう感じのチャートですね。

▼主要通貨インデックスの比較チャート(クリックで拡大します)
Tradingviewで表示した通貨インデックスの比較チャート例

ざっくりと主要通貨の強弱が把握するのが目的です。

いや~しかし円がぶっちりぎりで弱いですね。

有事の円買いはどこえやら…

利上げや金融引き締めに舵を切った他国に比べ、現状維持の日銀の政策が際立っているとは言え、この売られようは中々ですね。

ドル円が3月に114円中盤~122円中盤まで一気に上昇した背景がよく分かります。

弱い円に対して他の通貨はこんな感じ。

・基軸通貨である米ドルは安定した強さ
・オージー、カナダの資源国は3月中盤から買われる
・欧州通貨は似たりよったり

欧州通貨の動きが似てるのは、ウクライナ情勢はユーロ圏の地政学ということですね。
(スイスフランが意外と買われていませんが)

 

ちなみに通貨の強弱は下記でも解説してるようなサイトやツールでも分かります。

ただ今回解説するTradingviewだと操作性が良いので、比較する期間を自由に変えられるのが個人的にはお勧めポイントです。

やり方さえ覚えれば簡単なのでトライしてみて下さい。

Tradingviewで通貨インデックスの比較チャートを表示する方法

まずは基準となるドルインデックスを表示しましょう。
(別にドルインデックスじゃなくて他の通貨インデックスでもOKですが)

ちなみにDXYには複数のデータ元がありますが、FX侍はいつも一番上のを選んでます。

▼ドルインデックスを表示させる
ドルインデックスを表示する

 

表示したドルインデックスに、他の通貨インデックスを重ねていきます。
シンボルの追加からJXY(円インデックス)を入力し、同じ%スケールで追加しましょう。

▼円インデックスを重ねて表示する
ドルインデックスに円インデックスを重ねて表示する

異なるシンボル(通貨ペアなど)を重ねて表示する方法は、下記で詳しく解説しているので参考にどうぞ。

 

追加した円インデックスが下記のように離れて表示されちゃっても心配無用です。
表示している単位が原因なので、簡単に解決できます。

▼比較チャートの表示がズレた場合の対処法
比較チャートの表示がズレた場合の対処法

 

右側のバーの上で右クリック→パーセント表示を選択しましょう。

▼比較チャートの表示がズレた場合の対処法
比較チャートの表示がズレた場合の対処法

 

これで左端を起点とした変化率が比較できるようになります。

▼ドルインデックスと円インデックスの比較チャート
ドルインデックスと円インデックスの比較チャート

 

後は他の通貨インデックスを入力していくだけでOKです。
(同じ%スケールで追加するのを忘れずに)

▼主要な通貨インデックスのシンボル
主要な通貨インデックスのシンボル

【主要な通貨インデックスのシンボル】
AXY:オージー
BXY:ポンド
CXY:カナダ
DXY:ドルインデックス
EXY:ユーロ
FXY:スイスフラン
JXY:日本円

はい、これでOK(・∀・)
意外と簡単だったでしょw

後はお好みで表示ラインの色を変更して下さい。

まとめ

通貨強弱を知るには様々な方法がありますが、個人的には今回のTradingviewの方法とFinvizがオススメです。

以前はMataf(マタフ)推しだったんですが、ちょっと仕様が変わったみたいでしっくりこないんですよねw

Tradingviewの通貨インデックス比較は、操作性が良いので比較期間を細かく調整可能。
Finvizは米ドルを基準とした一覧チャートで強弱だけでなく、サポレジも分かりやすい。

こんな違いですかね。

ちなみにFinvizではこんな感じでチャートを見れます。

▼通貨の先物チャートの内訳(画像は昔のものですw)
通貨の先物チャートの内訳

下記で詳しく解説してるので、知らない方は参考にどうぞ。

 

いずれにせよ、通貨インデックスの比較は相場の大きな流れを知る上で役立ちます。

トレーダーなら個々の通貨ペアだけではなく、こうした大局は仕事の一環として見ておかないとマズイです。

普段のトレードにはMT4という人が多いでしょうが、Tradingviewは分析ツールとして非常に優秀なので覚えておくといいですよ。

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