負けトレードの具体的な検証方法

FX侍です、こんにちは。

今回は負けトレードの検証方法について。

負けたトレードの振り返りは気分が乗らないので、ぶっちゃけ実践する人は少ないです。
だからこそ嫌で地味な作業が確実に経験として活かされ、血肉となってスキルアップに繋がります。

その具体的な検証方法を解説したので、ぜひ参考にして下さい。

これを真剣にやるだけでワンランクレベルアップしますよ。

負けた原因を分類する

負けトレードと言っても、その要因は1つではありません。

同じ失敗を繰り返さない為にも、細分化して問題を把握しておくのは大切です。

根拠の薄い何となくのトレードで負けたのは論外ですが、大体の負けの要因は下記のように分類できます。

・経済指標による急変動
・要人発言による急変動
・市場の切り替わり
・ロンドンフィックス
・トレンドへの安易な逆張り
・トレンド終盤での順張り

ではそれぞれの具体的な対処法を解説します。

経済指標による急変動

経済指標の種類は色々ありますが、市場の注目度は異なります。

いろんなサイトで指標発表スケジュールは公開されていますが、参考例を挙げておきます。

経済指標情報|Yahooファイナンス(新規タブで開きます)
経済指標カレンダー|Investing.com(新規タブで開きます)

注目度は星の数で表現されているので、こうしたサイトを見るとある程度の目安は分かります。

ただしその時々で市場の関心度が微妙に違います。

例えば記事執筆時点ではアメリカの金利動向への注目が高くなっており、通常よりもCPIに注目が集まっている状況でした。

消費者物価指数(CPI)とは
消費者物価指数(Consumer Price Index)とは、米労働省労働統計局が毎月発表する統計で、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。また、国民の生活水準を示す指標のひとつとも言えます。米国のインフレ率を分析するための最重要指標です。
引用:ヤフーファイナンス

こうした事から、注目度の高い指標発表前には早めに手仕舞いする、数時間前にはポジションを取らないなど、予防措置を取ることで指標発表時の乱高下や急変動に巻き込まれずにすみます。

その時々の市場の注目度を知るには情報収集が必要ですが、そこまで手が回らない!という事であれば、下記で解説しているようなサービスを活用するのも1つの方法です。

要人発言による急変動

各国中銀総裁など、予定されている要人発言の場合は上記の経済指標と同じような対処法でOKです。

しかし予期せぬタイミングで出てくる発言はどうしようもありませんw
そればかりは運としか言えません。

例えば3/10の夜、日銀関係者による発言が飛び出し、円が一気に動きました。

下記はその様子を伝えるツイッターです。

3/10夜の日銀の関係者による発言に関するツイート
こうした予期せぬ事故に巻き込まれて負けるのは避けようがないので、キッパリ割り切るしかありません。

予定されている要人発言は避けられますが、不意に出てくるタイプは不慮の事故として忘れましょう。

市場の切り替わり

東京時間から欧州が入ってくる頃、欧州時間にアメリカ勢が入ってくる頃など、市場のプレーヤーが新たに加わる時には大きく動くケースが少なくありません。

特にロンドンが入ってくる頃は上下に揺さぶりを掛ける(東京時間の高値安値を刈る)事も多いので、損切りに掛かってしまう人も少なくありません。

市場毎の特性や時間帯による考え方を身に付け、対処法を練りましょう。

参考となる記事を載せておくのでチェックして下さい。


ロンドンフィックス

夏時間では日本時間で24時・冬時間では日本時間で25時のロンドンフィックス(ロンドンフィキシング)。

月末には機関投資家のリバランスが行われる為、想像以上に大きく動くケースがありますがある程度の傾向があります。

竹内さんの動画で分かりやすく解説されているので、参考にするといいですよ。

トレンドへの安易な逆張り

これに関してはしっかりとしたトレード手法を身に付けるのが最善の解決策です。

逆張り自体を否定はしませんが、スキルが伴わない逆張りは止めた方が身のためです。
文字通り、コツコツドカンで資金を失うのが目に見えてますので。

強いトレンドに逆張りで入って含み損に耐えていると、1回のミスで口座資金を溶かします。

トレンドが付くとエントリーする場所が分からない…という人も少なくありませんが、そういう方は下記を参考にどうぞ。

トレンド終盤での順張り

順張りが勝率も高くお勧めのトレードとなりますが、具体的な手法は様々あります。

トレンド方向に価格が伸びている時であれば、どんな手法でもそれなりに勝てます。
例えば下記で解説したような簡単な手法でもトレンド中は勝てるんです。

しかし問題はトレンドがどこまで続くのか分からないという点。

慎重にトレンドが継続しているのを見極めて見極めて…よし、これなら大丈夫!
と思って順張りで入ったら、そこがトレンド終盤だった…というオチは珍しくありませんw

具体的にトレンドを判断する方法+勝率の高い順張り手法を知ることで、この問題はほぼ解決できます。

それを可能にしたのがFX侍オリジナルのサインツール「アプロス」です。

トレンド判断マニュアルを理解することで、順張りで狙う場所がピンポイントで分かるようになるだけでなく、仮に負けたとしてもトレード的に正解という少々高度な判断もできるようになります。

順張りトレードにしっくり来ていない方にはブレイクスルーのきっかけになるはずです。

まとめ

勝ちの分析も重要ですが、負けトレードの分析がトレードスキルを上げる近道です。

その為にはエントリーと手仕舞い時のチャート画像を撮っておくと、後から振り返るときに便利です。
加えてエントリー根拠や利確損切り根拠も忘れないように文言として残しておくといいです。

いわゆる「トレード日誌」ってやつです。

週末に1週間のトレードを振り返って、今回解説したように負けた要因を分析しましょう。

同じ失敗を繰り返さないのは勿論ですが「負けたけどトレード的には問題なかった」のであれば運が悪かっただけです。(チャート分析のスキルを上げれば、負けなかったということもあるでしょうけど)

 

トレード的に問題がないとか、トレード的に正解ってのが分かりませんが…

という方は先程もお勧めしたアプロスを手にして下さい。

トレンドフォローのいろはが学べますので。

また、しっかりしたトレード手法が無いという方にもお勧めです。

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