市場別に色分けするSessionsEXを活用したトレード戦略の練り方

市場別に色分けするインジSessions EXの活用方法

FX侍です、こんにちわ。
今回はアジア・欧州・NYの市場別に色分け表示をしてくれるインジケーターSessions EXの紹介。

このSessions EXを使うことで、市場による値動きの癖や通貨ペアのボラなどの特徴がよく分かります。

このインジケーターを入れてチャートを見ているだけでも面白いですが、ぼーっと眺めているだけでは意味がありません(笑)

→Sessions EXのダウンロードリンク(別窓で開きます)

上記のダウンロードリンク先でSessions EXの使い方の解説もありますが、FX侍流のトレードに活かす使い方を以下に記載しておきます。

通貨ペアのメインマーケットを知る

メインマーケットとは、その通貨ペアが最も取引される時間帯(=市場)を指します。
(※FX侍がメインマーケットと呼んでいるだけで、正式名称があるのかは不明です)

必然的にボラが大きくなるので、流れに乗れば獲得pips数を伸ばせる利点があります。

同じ20pipsを獲得するにしても、下記のBタイプの方がリスクを減らせます。
A:5pipsのトレードを4回繰り返す
B:10pipsのトレードを2回行う

そもそも1回1回のトレードに負けリスクが存在していますし、必ずスプレッドという名の手数料を支払ってますよね。
トレード回数を減らせば、そうしたリスクやコストの削減に繋がるので、少ないトレード回数で大きな利益を狙うのが理想的な形です。

下記はユーロドル15分足にSessions EXを表示させたチャートです。
ユーロドル15分足にSessions EXを入れた画像

ユーロドルは欧州・NY市場がメインマーケットとなり、取引が活発になるためにボラが大きくなります。
逆にアジア時間ではトレンドが出たとしてもボラが小さく、レンジになる日が多いです。

 

では次に以下のチャート画像を御覧下さい。
ユーロドルとはメインマーケットが違うのがよく分かります。
オージー円30分足にSessions EXを入れた画像

上記のチャートはオージー円の30分足です。

先程のユーロドルとは違い、アジア時間で最もボラが大きな日が散見されます。
つまりオージー円のメインマーケットはアジア時間という事になります。
オセアニア関連の経済指標が日本時間の午前中にあることも関係しています。

効率的なトレードをする為にも、自分がトレードする通貨ペアのメインマーケットを把握しておきましょう。

各市場の値動きの癖を把握する

通貨ペアによる違いはありますが、基本的に各市場は前の市場の値動きを否定する癖があります。

例えば欧州市場では、前のアジア市場の動きを否定する動きを見せ、NY市場では前の欧州市場の動きを否定する動きを見せる…といった形です。

中でもユーロドルの場合は、アジア時間でのボラが小さい事もあり、欧州勢が参加するとアジア時間の高値・安値の両方を更新する動きが頻繁に起こります。
各市場で前の市場を否定する値動きが多いチャート

上記チャート画像をよーく見て頂くと分かりますが、アジア時間の高値安値に緑のラインを引いています。
欧州時間になって、そのラインが上にも下にも破られている日が多いですよね。

欧州勢が参加してくるとチャートが乱高下するので急にやり辛くなる…と感じる人が多いのは、こうした動きがある為です。

どっかの掲示板で、暴れん坊のロンドンヤクザと揶揄されているのを見たこともあります(笑)

ということは…
欧州勢の参入前にユーロドルのポジションを持っている場合。
セオリー通りのロスカット位置だと高確率で狩られてしまいます。

適当な所で手仕舞いするか、ロスカットの位置を見直すなどの対処が必要です。

アジア時間の高値安値を狩った後の動きに追従する「東京ブレイク」という手法もありますが、それはまた別の記事で。

ただし、明確なトレンドが出ている場合には、各市場でトレンドフォローの動きを見せます。
各市場でトレンドフォローの動きを見せるチャート

暴れん坊のロンドンヤクザがトレンドに素直に従っているのは、ちょっと微笑ましいです(笑)

 

各市場の動きをトレンド判断に用いる

トレンドなのかレンジなのか?を見極める事が、トレード結果を大きく左右します。

移動平均線の傾きやオシレーター等でトレンド判断をする人も多いですが、Sessions EXをトレンド判断の一つの根拠として使うこともできます。

例えば上記の下落トレンドが明確に出ているユーロドルのチャートでは、嫌らしい動きをする欧州市場でもトレンドフォローをしているので「力強い下落トレンド」という判断を下すこともできます。

例えば、2日連続で各市場がトレンドフォローだったらトレンド確定!みたいなルールを作るのも1つのアイディアです。
ただし時間が経過するほど、優位性が低くなる点は注意が必要ですが。

反対に、欧州・NYが否定し合う値動きの時は、明確なトレンドが出ていないという判断もできます。

ちなみに判断材料は1つではなく、複数の根拠が揃った方が確実性は増します。
Sessions EXで可視化した「市場別の動き」を根拠の1つとして使うこともできます。

自分なりに勝率の高い根拠の組み合わせを見つけると、トレード結果は当然ながら変わりますよ。

Sessions EXのまとめ

Sessions EXは、FX侍が初心者時代に仲間から教えてもらって使っていました。

使っていない期間も途中ありましたが、年末辺りから再びSessions EXに戻って来てきました(笑)

一時的に使わなくなったけど、再度使い始めるインジケーターって優秀なものが多いんです。
ある程度の知識が付いてから使うと、良さが再認識できるんですよね。

インジケーターの見方や活用法が分かるレベルに達した、という方が適切でしょうか。

FX侍流の使い方はこの記事で紹介しましたが、個人的には15分足ぐらいが見やすくて丁度いいかなと。

押し目買いしたいな~って時でも、夕方の微妙な時間だった場合には、欧州かNYが一旦下げてきた所を狙おうかな?という具合に、エントリー根拠に『時間の要素』も加味して考えられるようになります。

すると、チャートに張り付く必要もなくなりますし、余裕を持ったトレードができます。

読みが外れた場合は仕方なし。
優位性のあるトレードチャンスを待つのもトレーダーの仕事ですので。

また、通貨ペアにもよりますが、Sessions EXを用いたルールも色々と作れます。

・アジア時間に保有したポジションは、欧州勢が参加したら早めに手仕舞い
・欧州・NY共に高値を更新しなかった場合にはボラが無いので手仕舞い
・欧州・NYが重なる時間帯は乱高下するから様子見
・欧州時間で一旦天井を付ける事が多いので、NY参入前に一旦利益確定
・欧州時間で一方向に大きく動いたらNY時間も保持して様子見

上記はあくまで参考例ですが、じっくりと自分がトレードする通貨ペアを観察すると、市場による特性が見えてくるのでマイルール作りにも役立ちます。

Sessions EXは表示のオンオフも簡単に切り替えられますし、既に表示している各種インジケーター(移動平均線など)と干渉しないように色の変更も可能です。

幸い、今は無料でダウンロードできるので、ありがたく使わせてもらいましょう。
→Sessions EXのダウンロードリンク(別窓で開きます)

※リンク先のゴゴジャン(Gogo Jungle)を利用するには、会員登録が必要です。
 無料インジケーターも色々あるので、会員登録をしておいて損はないですよ。

FX侍塾9期のご案内
当ブログでしか手に入らないトレード手法

同じカテゴリ内のオススメ記事

  1. ボリバンの幅を表示するインジケーター「Bollinger Bandwidth」
  2. 1ヶ月で資金が2倍になる!?海外サインツールScalper X2
  3. 通貨ペアの切り替えインジケーターまとめ
  4. MT4にドルインデックスを表示するインジケーターの解説と活用方法

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP