FX侍です、こんにちは。
今回は「TMAバンド」を使ったトレード手法の紹介。
TMAはTriangular moving averageの略で、日本では三角移動平均線と呼ばれています。TMAは期間の中心に比重がかかる形になっており、反応が緩やかなのが特徴です。中心線のTMAを基準に上下に引いたバンドを活用します。
同様のインジケーターは様々ありますが、今回は「TMA+CG nmc」を使います。
TMAバンドを表示させると以下のようになります。
TMAバンドの外側にローソク足が出た場合に、バツ印のサインが表示されます。
ただしストラテジーテスターを使うとわかりますが、サインはリペイントします。
ですが今回紹介する「TMA+CG nmc」は、マルチタイムフレーム対応なのがポイント。
上位足の流れを加味すれば、リペイントする点を考慮してもTMAバンドを活用したトレードは十分可能です。
今回は安全性の高い押し目買い・戻り売り手法を紹介します。
TMAバンドを使ったトレード手法
TMAバンドを使ったトレード手法を解説します。
逆張りにも使えますが、今回は押し目買い・戻り売りでTMAバンドを活用するトレードです。
時間足は特に問いませんが、15分足以上がお勧めです。
・執行足のTMAバンド
・執行足より上の時間足のTMAバンド
マルチタイムフレーム機能を使って2つの時間足のTMAバンドを表示させます。
どれぐらい上の時間足を表示させるか?という問題がありますが、執行足が15分なら上位足は1時間、執行足が30分なら上位足は4時間、というように執行足の4倍〜12倍程度を目安にすればいいかと。
下記はポンドドル15分足に1時間足のTMAバンドを表示させています。
上位足と執行足のTMAが共に上向きになった時に、下バンドでサインが出たら押し目買いのチャンスです。
ただしサインでエントリーではなく、あくまで補助として使って下さい。
チャートの形状や反発すべきポイントを意識した上で、TMAバンドのサインを使いましょう。
下記は前日の四本値(高値・安値・始値・終値)+半値ラインのインジケーターを表示しています。
抵抗となる前日の半値ライン(上記チャートの灰色線)でダブルボトムを作っており、TMAバンドのサインも点灯しているので、エントリー根拠が重なっています。
TMAバンドのサイン以外にエントリー根拠を持つことが重要です。
前日の四本値インジケーターは下記を参考にして下さい。
下記はTMAバンドを使ったポンドドル1時間足での戻り売りです。
ここでは抵抗として意識されるSMA200を表示しています。
SMA200で頭を抑えられている場所でTMAバンドのサインも点灯しており、複数の根拠が重なる場所はエントリーしやすいですね。
SMA200に加えて、4時間足のTMAバンドを加えても流れが分かりやすいかと。
大切なので繰り返しますが『上位足の流れを確認する+TMAバンドのサイン以外にエントリー根拠を重ねる』のが重要です。
TMAバンドを表示するTMA+CG nmcの設定
TMAバンドを表示するTMA+CG nmcの設定について解説します。
下記はデフォルトのパラメーター設定です。
TimeFrameの場所に、表示したい時間足を入力して下さい。
(1時間足なら60と入力)
期間を小さくするとTMAの動きが激しくなるので、個人的にはデフォルト数値以上がお勧めです。
一般論で言うところの「中期以上」の設定がいいかなと。
偏差を大きくすればTMAバンド幅が広がるのでサインが出る頻度は少なくなりますが、ボラが大きな時にサインが出るようになるので気をつけて下さい。
ちなみに当ページに載せたチャート画像は、全てデフォルト数値のパラメーターを使っています。
表示設定に関してはお好みで変えて下さい。
複数の時間足を表示する場合には、TMAやバンドの色を変えた方が見やすいですね。
サインはデフォルトだと小さいので、大きく表示したい方は幅(サイズ)を大きくして下さい。
TMAバンドを使ったトレード手法まとめ
TMAバンドは単純に逆張りサインとして使うと…恐らく負けますw
既述のようにリペイントしますので。
トレンドフォローの押し目買い・戻り売りのエントリー根拠の1つとして使うのがお勧めです。
普段のチャートに上位足のTMAバンドを表示させて使うのもアリです。
ボリバンとは違って緩やかに動くので、他のインジケーターの邪魔になりにくいですので。
今回使用したインジケーターは下記からダウンロード可能です。
押し目買い・戻り売りに関しては、下記のHMAも役立ちます。
今回のTMAバンドとも併用可能なので、参考にして下さい。
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