FX侍です、こんばんわ。
今回はドルインデックスをMT4に表示してくれるインジケーターの紹介。
インジケーターを表示するとこんな感じになります。
ドルインデックスがライン表示のみ、という制約はありますが、MT4で簡易的にチェックする目的ならばそれなりに使えます。
ただし、あくまで簡易的なものです。
ドルインデックスの深い知識を学びたいのであれば、下記の記事を参考にして下さい。
今回のMT4用インジケーターでは見えない、ドルインデックスのトレンドを元にした活用法も解説しています。
ドルインデックスをMT4に表示するインジケーターDXY Dollar Index
ドルインデックスをMT4に表示するインジケーターは、下記のリンク先からダウンロードできます。
DXY Dollar Index – indicator for MetaTrader 4(別窓で開きます)
リンク先のページで、下記画像を参考に「Dollar_Index.mq4」という場所をクリックすればOKです。
DXY Dollar Indexの注意点
インジケーターをMT4に入れても、ドルインデックスが正常に表示されない場合があります。
下記画像のように表示エラーになる事があります。
使用している業者でとある通貨ペアの取り扱いが無いのが原因です。
そもそもインジケーターで表示するのは、ニューヨーク証券取引所(NYBOT)のドルインデックスです。
(ドルインデックスはNYBOT以外にFRBも出しています)
NYBOTのドルインデックスは、下記のような通貨を元にドルの強さを算出しています。
そのため、上記の6通貨ペア全ての取り扱いがない業者の場合、計算ができないのでインジケーターを入れても表示されません。
特にスウェーデンクローネを取り扱う業者はまだ少ないので、ここがネックになる場合が多いはずです。
FX侍もメイン口座として使う下記の業者であれば、スウェーデンクローネも扱っています。
今回のインジケーターも問題なく表示されるのでお勧めです。
タイタンFXのスペックを確認する→
XMのスペックを確認する→
インジケーターの設定
特に難しい設定はありません。
ここではサブウィンドウに表示させる2本の移動平均線の期間を設定します。
移動平均線の種類はSMA(単純移動平均線)ですね。
こちらは線種の設定です。
デフォルトで赤線になっているのがドルインデックスです。
移動平均線を表示させないのであれば、下2つの色設定で「none」を選べばOKです。
設定はこれだけ。
簡単ですね。
DXY Dollar Indexの活用方法
あくまでドルインデックスを簡易的にラインチャートで表示するインジケーターなので、深い分析を元にした売買戦略を立てることは難しいという事はご理解下さい。
繰り返しになりますが、ドルインデックスについて正しい分析をするのであれば、下記のページ後半部分を参考にして下さい。
あくまで簡易的という事を踏まえた上で、インジケーターの活用方法の一例を紹介します。
長期足でドルインデックスのトレンドを把握して、トレードする通貨ペアの『エントリー根拠の積み重ね』に使うのが基本的な使い方です。
下記のようにチャネルラインを引くと、トレンドが分かりやすいですね。
今回は非表示にしていますが、移動平均線でトレンド判断するのもアリですね。
※ローソク足のドルインデックスを正しく分析すると、1年以上もの上昇トレンドを描いています。インジケーターで見た範囲は上昇中の押し目である可能性が高いという事を付け加えておきます。
更にドルインデックスの動きが分かりやすくなるように、ボリンジャーバンドを付け加えます。
(下記のような手順でサブチャートにボリンジャーバンドを表示できます)
ドルインデックスは下降トレンドだったので、チャネルライン上限付近からの反発下落のタイミングを狙うのがトレンドフォローなので安全です。
この時、ユーロドルでも反発を示唆する形状や根拠があれば、より確度の高いエントリーとなります。
下記はユーロドルなので、ドルインデックスが下がれば価格は上昇する逆相関の関係ですね。
▼ユーロドル15分足(クリックで拡大します)
ボリバンはエントリー・利確の判断材料としても使えますが、ユーロドルはドルインデックスとの相関性が高い通貨ペアなので、片方がエキスパンションするともう片方もエキスパンションするケースが多いです。
その証拠に、上記画像のボリバンの形が似てますよね。
一般論で言えば、ドルインデックスのボリンジャーバンドがエキスパンションし始めていると、トレンドの初動に乗れる確率が高まります。
ちなみに下記のドル円は、ユーロドルよりもドルインデックスとの相関性が低いです。
ドルだけではなく、円の強弱によって価格が動いている様子がよく分かります。
ドルインデックスをMT4に表示させることで、ドルに引っ張られているのか、ドル以外の通貨に引っ張られているのかが分かります。
ただ、世界の取引で用いられる基軸通貨は米ドルです。
円の強弱の原因にもよりますが、基本的にはドルに影響されるので、ドルインデックスとドル円レートの乖離はいずれ埋まるという考え方もできます。
まとめ
今回紹介したDXY Dollar Indexというインジケーターを使えば、MT4にもドルインデックスを表示することができます。
が!
何度も繰り返しになりますが、あくまで簡易的なモノとして捉えた方がいいです。
大事なんで繰り返してるんですよ(笑)
そもそもドルインデックスは、ニューヨーク証券取引所で実際に取引をされている指数です。
その為にテクニカル分析が有効という非常に大きなメリットがあります。
このメリットを使わないのは、ドルインデックスの価値を活用しきれていないと言えます。
ラインチャートでは髭が見えないので、深い分析ができないのがデメリットです。
最低限、下記で解説している内容がしっかり理解した上で、今回のインジケーターを使うのは全然アリです。
ドルインデックスを分析する事で、トレードプランを寝るにも深みが出ますしトレードの確度も上がります。
MT4のインジケーターの弱点も理解した上で、活用するようにして下さいね。
◆ドルインデックス関連ページ◆
・ドルインデックスとは?を分かりやすく解説
・ドルインデックスの実践トレードで使える見方を徹底解説
・ドルインデックスをMT4で表示するインジケーターDXY Dollar Index(←当ページ)
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