ゴールドのトレード実例で両建て・ナンピンの使い方を解説

スキャルピングで両建て・ナンピンの使い方(トレード実例で解説)

FX侍です、こんにちは。

今回はゴールドのスキャルピングで、両建てとナンピンを使ってプラスで切り抜けた事例を紹介します。

※両建ては含み損をロックするという使い方もありますが、使い方を間違えると破綻するので紹介は控えます。

両建てはロングとショートを同時に保有する特殊なトレードですが、売りと買いが同じロットなら証拠金維持率が一切減らないというメリットもあります。(※国内証券でどうなるかは分かりません)

買い:1ロット
売り:1ロット
=差し引きゼロになるので、両建て中は証拠金を使わない。
(片方を決済すると1ロット分の証拠金を使う)

この証拠金が相殺されるメリットを使って、FX侍は含み損となった場合に両建てやナンピンを駆使してプラスに持っていくことがあります。

また、一時的に想定と逆行する動きも逃さずゲットするという欲張りなトレードも可能です。

ただし、反発ポイントが分かっていないと傷口を広げます。

最初に断っておきますが、積極的には推奨しません。
考え方を理解して取り入れられる方だけ、試してみて下さい。

ゴールドで両建てとナンピンで切り抜けた事例

ゴールドのスキャルピングで、両建てとナンピンを使ってプラスで切り抜けた実例を紹介します。

良いトレードじゃないので、正直あまり公開したくはありませんが…(*´Д`)イヤン

トレードしたのは、上昇後にレンジとなった東京時間です。
チャートでは下記の場所ですね。

▼ゴールド15分足(クリックで拡大します)
ゴールド15分足

 

で、下記が両建てとナンピンをした位置と利確位置です。
(見やすいようにチャートを拡大しています)

▼ゴールド5分足(クリックで拡大します)
両建てとナンピンを使ったゴールドのトレード事例

時系列としては「ロング1→ショート→ロング2」という順番です。

では、どのような判断で両建てとナンピンをしたのかを解説します。

両建てとナンピンを入れた判断

ロング1を入れたのは、上昇後のレンジで再び上のレジスタンスを目指すと想定したからです。

10pipsぐらい取ろうかな~って魂胆ですが、手こずる可能性を考慮して通常よりもロットを小さくしていました。(通常のスキャルピングでは20ロット前後ですが、10ロットで入ってます)

▼ロング1の判断
ロング1の判断

 

ロング1を入れた後でレンジを下に抜けてきたので、サポートまで下落することを想定してロング1の倍の20ロットで両建てのショートを入れました。

▼両建てショートの判断
ショートの判断

この時点で、青いサポートとレジスタンスに到達することは想定済みです。
問題はサポレジのどっちに先に到達するかという点です。

 

両建てショート後に再び上昇し始めたので、レジスタンスまで上昇するのが先かな~と思い、ナンピンでロング2(10ロット)を入れました。

▼ナンピンのロング2の判断
ロング2の判断

 

結果的にはレジスタンスに上昇するよりサポートまで下落する方が先で、ショートの利確後にロングも利確という形で終わりました。(青いラインがエントリー後の値動きを示しています)

▼最終的な値動き
最終的な値動き

 

こうした流れを理解した上でもう1回チャートを見てみると、イメージが付きやすいかと思います。

▼ゴールド5分足(クリックで拡大します)
両建てとナンピンを使ったゴールドのトレード事例

ただ単にワタワタしているように見える両建てとナンピンも、こうしたイメージを元にポジションを建てていますw

まとめ

今回は予めレンジを想定しており、サポートとレジスタンスの両方に到達する可能性が高いと判断しているので、両建てとナンピンが機能しています。

加えて、手こずる可能性を考慮して、通常よりもロットを抑えていたのもポイントです。

先程のイラスト解説で伝わったかと思いますが、反発するサポレジが分かっていないと両建てやナンピンは危険度MAXです。

想定外の動きをした時にも対処できる技術がないと、恐らく頭が混乱しますw

 

しかし…

ある程度のスキルがあるならば、両建てやナンピンはトレード技術として身につけて損はありません。

ロットを落としたり、デモ口座を使ったりして挑戦してみるのもアリです。

 

ちなみに、今回のポイントとなっているサポレジですが…
FX侍テンプレートの●●と■■を使っています。

ドンピシャで反応してるので、テンプレートをお持ちの方は参考にして下さい。

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