FX侍です、こんにちは。
今回は「ASC Trend」を使うトレード手法の解説。
ASC TrendはWPRがベースとなっており、世界的にも愛用者の多いインジケーターです。
フィルター機能がしっかりしていれば、ASC Trendはトリガーとして優秀なサインを出してくれます。
そこで今回はトレンドフォローをしやすくする為のフィルター機能として、マルチタイムフレームで上位足のASCTrendの方向が分かるインジケーターを使います。
チャート画像はこんな感じ。
ASC Trendの詳しいロジックを知りたい方は、下記のリンク先からどうぞ。
デフォルト設定では、9期間のWPRが
・-30を上回るとロングサイン
・-70を下回るとショートサイン が出現します。
なお、記事の最後でインジケーター・テンプレートはダウンロードできるようにしておきます。
ASC Trendを使うトレンドフォロー手法の詳細
ASC Trendを使うトレンドフォロー手法の詳細を解説します。
といっても、ベースとなる考え方は非常に簡単です。
上位足の4-time-frame-asctrendと執行足のASCTrendが揃った時にエントリーです。
ただし全ての時間足が揃うことは稀なので、どこまでの色に注目するのかがポイントです。
時間足はトレードチャンスと精度の面から「30分足」がお勧めです。
上記は日足で上昇を示す青を基準に、買いエントリーのチャンスに縦線を引きました。
さて、全てのサインでエントリーしますか?
見送るサインはありますか?
当然、トレードには裁量目線を入れなければ勝てません。
その裁量判断の補助となるのが「1時間足のボリバン・200SMA・4時間足のASC Trend」となります。
サブチャートの「4 time frame asctrend」で全ての色が揃うケースは稀なので、現実的にトレードに活用するにはある程度の妥協点が必要です。
30分足でトレードする際には、4時間足の色に注目するとトレード回数と精度のバランスが保てます。
執行足である30分・1時間・4時間の色が揃っているぐらいがベストです。
少しチャートの表示位置を変えた事例です。
ボリバンの形状や2σでの反発、ミドルラインでのサポート、200SMAでの反発やレンジ、4時間足の色を加味すると、サインが厳選できます。
ただ単に色が揃ったらエントリー!でも勝てるケースはあるでしょうが、チャンスは非常に少なくなるので、上記の様な裁量判断を加えるとASC Trendのサインが有効活用できます。
ASCTrendを使うトレンドフォロー手法の注意点
今回のASC Trendを使うトレンドフォロー手法では、過去チャートでの検証は必ずしも当てになりません。
サブチャートの4-time-frame-asctrendですが、マルチタイムフレーム特有のリペイントがあります。
サインを出すASCTrendに関しては、足が確定後にリペイントはしませんが、現在足では既述のWPRの数値の変化によって、サインが出たり消えたりします。
そのため、サインが確定してからエントリーするようにして下さい。
ASC Trendを使うトレンドフォロー手法まとめ
今回の手法の損切りについては、トレンドフォローという簡単から直近の高値安値が妥当です。
利確は直近高値安値付近が最も簡単で、伸ばしていく際にはボリバンの形状を見るのがお勧めです。
トレンドが長期間続くようであれば逆サインでの利確もOKですが、中々そういったケースは稀なので、手堅く取っていくのも全然アリです。
利確は正義ですから。
ASC Trendを使うトレンドフォロー手法で用いるテンプレートは下記からダウンロードして下さい。
各種インジケーターには、予めパラメーター設定に手を加えた数値が反映されます。
なお、今回の手法ではASCTrendのRISK値を11に設定しています。
この数値を変えることで、サインの出る位置や頻度が大きく変わります。
エントリーチャンスを増やしたければ、RISK値を小さくして下さい。
個人的には10~20の間が使いやすいと感じます。
通貨ペアによって最適な数値が異なる場合も十分にあるので、色々とRISK値を変更して試してみて下さい。
※数値を変える場合には、ASC Trendと4-time-frame-asctrendを忘れずに同じ数値にして下さい。
今回紹介した手法は、ASC Trendというエントリートリガーを活かすために、どのようなフィルターを加えるか?という部分で、ボリンジャーバンド・200SMA・4-time-frame-asctrendを追加しています。
この組み合わせだけが正解ではないので、様々なインジケーターを加えて独自の手法を作り上げてみて下さい。
あれこれ試していると、自ずとテクニカル分析スキルはアップしますよ。
この記事へのコメントはありません。