ゴールドで成績を安定させるための3つのポイント

FX侍です、こんにちは。

年初から67%も上昇してアゲアゲだったゴールドが調整入りしましたね。
(一般的に高値から10%の下落で調整局面とされてます)

▼ゴールド日足(クリックで拡大します)
ゴールド日足

改めてpipsで見てみるとエグいですね(O_O)

 

9月2日に高値ブレイクしてからノンストップで高値更新し続けて4400ドル手前まで…

▼ゴールド日足(クリックで拡大します)
ゴールド日足

4000ドルが一旦の節目になるかと思ってましたが甘かったですね笑

 

この猛烈な上昇相場にうまく乗って利益を上げた方もいますよね。
(逆に負けてしまった方もいるでしょうね)

ゴールドは流れが変わった時に利益を吐き出しちゃう人が少なくありません。

そこで調子を崩さない、成績を少しでも安定させるために注意すべき3つのポイントを解説します。

 

ポイント1.ボラの変化を把握する

ボラティリティの高さはゴールドの魅力の1つです。

1分で100pips以上も動くケースもあります。

自分のポジションと合っていればニヤニヤが止まりませんが、そのスピードで逆行したら…

下記の記事でも書きましたが、相場のボラの状況に合わせてロットは調整すべきです。

 

基本的な考えとしては、ボラの大きさを考慮して通貨ペアよりもゴールドはロットを下げます。
その上で、その時のゴールドのボラが普段よりも大きいのであればロット調整に慎重さが求められます。

 

下記は日足のボラを示しています。
(ATRの1をヒストグラムとして表示)

▼ゴールドのボラティリティ(クリックで拡大します)
ゴールドのボラティリティ

◆2025年4月のボラ拡大時
トランプ関税の発表で「急激」にボラが拡大した
 
◆2025年8月末からの上昇相場
明確な材料がない中でボラがじわじわ拡大していった

こうした違いはありますが、ゴールドのチャートを見ていた人は明らかにボラが増えたのは気付いたはずです。

例えば…直近の高値安値にSLを置く人の場合。

「あれ?いつもより損切り幅が大きいな」と感じるのであれば、ロットを変えずにSLを調整するのではなく、SLを変えずにロットを下げる方向で調整した方がいいでしょう。

損切り額を基準に意味もない場所にSLを置いたら、拡大したボラで損切りにかかってしまいます。

 

「ロットを下げたら利益が減っちゃうじゃねーか!」と思われるかもしれませんが、ボラが増えているなら利益を引っ張ればいいんです。

当ブログでも紹介している【2本エントリー】で、1本はいつものように利確して、残り1本を伸ばすとかね。

 

ボラの拡大は毒にも薬にもなり得ます。

毒にならないようリスク管理に留意して立ち回ることをお勧めします。

 

ポイント2.相場の過熱感を把握する

直近の上昇相場が『異常』だと感じた理由は過熱感です。

過熱感を示すテクニカルとして代表的なものといえばRSIですよね。

というわけで日足のRSIを見てみましょう。
(赤ゾーンが買われ過ぎを示してます)

▼ゴールド日足のRSI(クリックで拡大します)
ゴールドのRSI

期間14の一般的なRSIですが、70レベルを超えて日足が35本も続いていたんです。

過去の過熱感と比較しても、この長さは異例ですね。

 

ただ誤解しないでくださいね。

過熱感のある相場だったから「目を瞑って買え」とか「逆張りを狙え」とか「見遅れ」とか言ってるわけじゃありません。

自分がトレードしていた相場状況がどんなだったかを把握しましょう、というのが主旨です。

ぶっちゃけこの上昇相場ならロングで入って含み損に耐えていれば勝てちゃいますよね。

その状況に慣れてしまうとマズいよって話です。

 

「山高ければ谷深し」という相場格言もあります。

過熱感に助けられていたトレードは加熱感が失われた時には通用しなくなる可能性が高いので要注意です。

 

ポイント3.トレンド転換を把握する

当たり前の話ですが、トレンドはどこかで転換します。

それが立ち回り方を変えるタイミングですね。

下記はTradingviewのチャートパターンを表示した4時間足です。

▼ゴールドのチャートパターン(クリックで拡大します)
ゴールドのチャートパターン

MACDのダイバージェンスとWトップという典型的なトレンド転換パターンになってますね。

ダイバージェンスについては以下を参考にどうぞ。

 

これまで長く続いた熱狂的ともいえる上昇トレンドが転換したとなれば…

ロングの利確も新規のショートも入ってくるので、一気に流れが変わります。

下記はWトップ部分の15分足です。

▼ゴールド15分足(クリックで拡大します)
ゴールド15分足

一旦は直近安値で止まって再度高値を目指すと見せかけて…一気に下落。

その後少しのレンジを挟んでからネックライン候補を目指し、そこを抜けたら下げが加速してますね。

Wトップの天井から陰線が続いて約300ドル(3000pips)もの強烈な下げ。

今まで通りの「下がってもどうせ上がるから大丈夫でしょ」という立ち回りだったら笑い話じゃ済まないレベルでしょう。

ここまで解説した3つのポイントを意識していたトレーダーは大丈夫でしょうが、ここで負けたトレーダーは多いと推測します。(かすり傷なのか致命傷なのか負けのレベルは分かりませんけどね)

 

ゴールドで最も重要なアレ

これも当たり前の話ですが、相場の流れと目線を合わせることが最も大切です。

・上昇相場での安易な逆張り
・調整局面でロングの含み損に耐える

これらは目線が合っていれば避けられる事態です。

要するに…自分がトレードする時間足でのトレンド把握ですね。

4時間足や日足が上昇トレンドであっても、短期足では下降トレンドの局面もあるので、必ずしも上位足に沿ったトレードをしなければいけない訳じゃありません。

短期足で1000pipsとか2000pipsを狙う!となれば話は別ですけどね。

 

つまり、あなたがトレードしている時間足でしっかりとトレンド把握をしていれば、ゴールドで調子を崩すリスクは下げられるってこと。

プラスアルファで当記事で解説した3つのポイントを意識すれば、さらに安定したトレードにつながります。

今は4000ドルを挟んだ調整局面とはいえ、ほどほどにボラがあるので少し前に比べれば恐怖感のないトレードしやすい環境といえます。

この記事の内容を参考に、ぜひゴールドで美味しい思いをしてくださいね(・∀・)

 
 

ゴールドでいい手法をお探しであれば「金次郎2」が文句なしにお勧めです。

先ほどのWトップの部分でも、金次郎2の雲を見ていれば売り方向に優位性があるのは一目瞭然。

▼Wトップの場面での金次郎2(クリックで拡大します)
Wトップの場面での金次郎2のチャート

売りサインでエントリーできなかったとしても、雲を見ていればロングで負けることはない状況ですね。

おかげさまで利用者さんから「利益が出ている」との嬉しいご報告もいただいてます。

気になる方はぜひチェックして見てくださいね。

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