ゴールド価格の上昇(下降)と経済の関係性

ゴールド価格の上昇(下降)と経済の関係性

FX侍です、こんにちは。

今回はゴールド価格の上昇(下降)と経済の関係性を解説します。

まぁ知ってる人には当たり前レベルの内容ですが、意外と経済とゴールドの関係を知らない人も多いので基礎知識として押さえておきましょう。

ゴールド価格と経済の関係

ゴールド価格の上昇(下降)には世界経済が密接にリンクしています。
(※アメリカ経済と言い換えても差し支えはないでしょう)

下記はゴールドとアメリカ10年債利回りの比較チャートです。

▼ゴールドと米10年債利回りの週足チャート(クリックで拡大します)
アメリカ10年債利回りとゴールドの逆相関
サブウィンドウには相関係数を表示するインジを出してます。

この1枚のチャートが全てを物語っています。

・米10年債利回りが上昇 → ゴールド下降
・米10年債利回りが下降 → ゴールド上昇

このような関係性です。

ただ単に上記を記憶するだけではなく、仕組みや背景を理解しておきましょう。

 

景気と安全資産

不景気のときには低リスクで資産を増やしたいという気持ちになるので、安全資産と呼ばれるものにお金が集まります。

その安全資産の代表選手が「国債」です。

 

え?ゴールドじゃないの?

 

と思われるかもしれませんが、起点になるのは国債(特にアメリカ)です。

国債は利回りは低いものの、国が破綻する確率が極めて低い安全な投資先です。
(企業に投資する株と比べてリスクの度合いが全然違います)

その国債は買われると利回りが下がり、売られると利回りは上昇します。

 

つまり…

アメリカ10年債利回りが上昇している時は、国債が売られる好景気の時
アメリカ10年債利回りが下降している時は、国債が買われる不景気の時

これが基本的な景気と国債利回りの関係性です。

ただしコロナ相場は景気だけを見れば不景気の真っ只中でしたが、FRBがばらまいた資金がリスク資産に回り、国債が売られて利回りは上昇し、ゴールドが下がるという状況になってました。

その辺りの話は下記で解説してるので、併せて理解しておくといいでしょう。

 

話を「利回り上昇=好景気・利回り低下=不景気」という基本に戻します。

先ほどのチャートをもう一度見てみましょう。

▼ゴールドと米10年債利回りの週足チャート(クリックで拡大します)
アメリカ10年債利回りとゴールドの逆相関

利回りとゴールドは逆相関が基本となっていますね。

好景気のときはゴールドは下がりやすく、不景気のときはゴールドが上がりやすいという関係です。

この関係性は知っていても、じゃあ何を持って景気のバロメーターを計るのか?という問いに対する答えの1つが米10年債利回りと言うわけです。(本当は実質金利を見るのがベターですが)

 

米10年債利回りはTradingviewで「US10Y」と入力するとチャートが表示されます。

ゴールドを組み合わせて表示する方法は下記を参考にどうぞ。

 

基本的な構造を理解する

今回解説した内容は、あくまで基本中の基本です。

国債(利回り)もゴールドも投資商品として、世界中のお金がぶつかる市場です。

基本が通用しない時期も当然ありますが、基本を知らなければ眼の前の値動きに右往左往するだけです。
(短期では投機的な動きでも中長期的にはファンダメンタルに沿った動きとなります)

ちなみに直近の米10年債利回りは上昇していますが、手放しでアメリカは好景気とはいえない状況です。
長くなるので省略しますが、インフレ対策としてFRBが積極利上げをしている影響で利回りが上がっています。

当ブログで常々言っている「MT4のチャートだけでは見えない分析」を意識することで、トレードへの自信も明らかに変わりますよ(・∀・)

 

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