環境認識って必要?上位足を見る目的は?

FX侍です、こんにちは。

今回は当ブログでも何度か取り上げた環境認識についての話。

日足→4時間足→1時間足→15分足みたいに、大きな時間足から見ていくのが一般的ですね。

一般的なFXでの環境認識のセオリー

時間足別に色を変えた水平線を引く人もいますよね。

で。

そのマルチタイムフレームの環境認識で上手くいってますか?

満足できる結果が出ているならそれでOK。
その調子で引き続き、がんばってください(・∀・)

現状で思うように勝てない人は、今回の記事は必ず読んでおきましょう。

常勝トレーダーになるために理解すべき「環境認識の本当の目的」を解説します。

環境認識の目的を理解しよう

環境認識って何のために必要だと思いますか?

 

この考え方が重要なので、まずは自分の頭で考えて答えを出してください。

 

 

 

コレ!という答えが思いつきましたか?

 

 

では回答を発表します。

 

 

環境認識の目的は「トレードシナリオを立てるため」です。

【環境認識=上位足で流れを把握して、短期足の向きが揃うチャンスを待つ】と理解をしている人も多いでしょうが、全ては合理的なトレードシナリオを立てるための方法論でしかありません。

勝ち組トレーダーは、自分がシナリオを立てられる通貨ペアに絞ってトレードしているだけです。

つまり、トレードシナリオは勝ち負けに直結するコアな部分ということ。
その辺りについては下記でも解説してるので参考にどうぞ。

 

マルチタイムフレーム(MTF)分析の限界を知る

当ブログで何度も言ってますが…

1トレードで10~20pips程度を狙うならMTF分析は不要です。
4時間足とかの流れに逆らっても普通に取れますし、執行足のトレンドに乗るだけでも普通に取れます。

ブログ内のトレード手法の記事でMTF分析を用いた解説もしていますが、あくまでそれは便宜的なもの。

MTF分析へ過度な期待を持ちすぎな人は多いですw

これもどこかの記事で書いてるはずですが…
確かに短期足は上位足のトレンドに飲み込まれる確率は高いですが、トレンドは短期足から変わるんです。

要するに、環境認識で上位足のトレンドフォローをしていても負けることは普通にあるってこと。

 

ってことは…
上位足の環境認識は不要で、執行足だけ見て判断すればいいの?

 

と考えるかもしれませんが、それは極論すぎですw

目的を理解して方法論を選択しましょう。

で、その目的というのが先程もお伝えした「トレードシナリオ」です。

 

大事なので繰り返しますが、
環境認識は合理的なトレードシナリオを立てるための方法論でしかありません。

 

トレードシナリオを立てるため必要な要因

じゃあ次は、合理的なトレードシナリオを深掘りして考えましょう。

合理的なトレードシナリオを立てるために必要な要因は何だと思いますか?
何がわかれば妥当なシナリオを立てられますか?

 

これもまずは自分の頭で考えて答えを出してください。

 

 

 

考えることが重要です。

 

 

ブログで何度も書いてるので、分かってる人もいるでしょうね。

 

 

では回答を発表します。

 

 

合理的なトレードシナリオに必要なのは「トレンド判断とサポレジの把握」です。

・買いと売りのどちらが強いのか?(=トレンド判断)
・どこで止まりそうか?どこを目指しそうか?(=サポレジの把握)

妥当なシナリオを立てるには、こうした要素が欠かせません。

 

下記は記事執筆時点のポンド円15分足です。

ポンド円15分足

チャート左側から下がってきているので、買いよりも売りを狙いたい人も多いはず。

しかし下降トレンドとは言え、どこで売ってもOKという訳じゃありません。

サポートの手前で売るという悪手を踏まないため(レジスタンス付近で売る最善策を取るためにも)サポレジの把握が必要となります。

そしてシナリオは上下横の3種類があるので、上昇とレンジ入りの可能性も考えましょう。

直近で高値安値を切り上げており、下降トレンド終焉からの一時的な反発上昇というシナリオも十分考えられますし、一旦レンジを作ってから上か下かに動き出すシナリオも考えられます。

 

このようにサポレジを加味したトレードシナリオを作るまでがセットアップ。
ここまでの作業を終えたら、後はシナリオに沿ったエントリートリガーを待つだけです。

セットアップとトリガーについては、下記を参考にどうぞ。

 

値動きの基本的な性質

基本的な値動きの性質としては、レジスタンス候補を上抜けたら次のレジスタンス候補を目指します。
※売りの場合は逆に考えて下さい

これを言い換えると、高値(安値)更新ですね。

要するに…

・サポレジを抜けたら次のサポレジを目指す(=トレンド)
・サポレジを抜けずに跳ね返される(=ノントレンド)

これが値動きの基本的な性質です。

サポレジを抜けるにしても反発するにしても、一旦はそこで値動きに変化が起こります。
※逆に言うと値動きに変化がない場所はサポレジじゃありません

トレンドの判断、利確・損切りの目安位置、優位性のあるエントリー位置…という具合にサポレジがトレードに与える影響は絶大です。

そんな訳で、当ブログでは常々「サポレジは大事」と言ってるんです(・∀・)

 

まとめ

ここまでを繋げましょう。

環境認識は合理的なトレードシナリオを立てるのが目的。
そして合理的なシナリオにはサポレジの把握が必須。

 

もうわかりましたよね?

環境認識は『サポレジを見つける』という目的を果たす手段なんです。

上位足の流れに沿ったトレードをするため、という認識では常勝トレーダーにはなれません。

先程も言ったように、上位足の逆張りでも10~20pipsぐらいなら普通に取れますし、トレンドは短期足から変わりますから。

目的が果たせるなら手段に固執する必要はありません。

執行足でサポレジが把握できるならそれでOKです。
(デイトレレベルの流れなら執行足でも見えますからね)

 

ただし…環境認識で上位足を見たらダメ!ってことじゃありませんので誤解なきようw

個人的にはピンバーや包み足など反転を示唆するプライスアクション、ボリバンのフォーメーション、明らかな過熱感、上値(下値)余地などを見るのに使っています。

 

要するに、環境認識=マルチタイムフレーム分析で、それだけが正義!と思わないでねって事。

目的と手段を混同してはいけません。

ネットや書籍の知識を鵜呑みにすると頭が固まってしまいますが、シンプルに考えることも必要ですよ(・∀・)

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