FX侍です、こんにちは。
今回は相場が動く時・動かない時を論理的に判断しようというテーマ。
当たり前ですが相場の動き方は常に一定ではありません。
強烈なトレンドが出たり、反対にトレンドがピタッと止まってレンジになったりと、その時々の状況でボラは大きく変わります。
特に相場が動かない時に下手にエントリーすると、無駄にリスクを晒すことになります。
そこで今回は正月やクリスマスなどの閑散相場という着眼点ではなく、定期的に訪れる市場の休場から相場の動きを論理的に判断する方法を解説します。
動かなくなる時だけでなく、逆に動きやすい時も推測できるようになりますよ。
相場の動く時・動かない時を論理的に判断する方法
まず基本中の基本ですが「相場の休場の確認」は必須です。
自分がトレードする時間帯の主要プレーヤーが休場の時は、基本的には相場の動きは小さくなります。
日本が休場なら東京時間は動きにくくなり、ロンドンが休場なら押収時間が、アメリカが休場ならNY時間が…という具合ですね。
休場の予定は下記のサイトでわかります。
(参考)金融市場休日カレンダー【海外・国内】 – みんかぶFX
「FX 休場カレンダー」と検索すると、似たようなサイトは色々出てくるので、経済指標と併せて確認しておきましょう。
で、ここからが本題。
休場日に相場の動きが悪くなるのは当たり前。
ちなみにこの記事を書いているのが7月1日(金)ですが、今月の休場カレンダーはこんな感じ。
▼2022年7月の休場カレンダー
・月曜日がアメリカの独立記念日で休場なので、土・日・月と3連休
・3連休を控えて7月1日(金)はアメリカの債券市場が短縮取引
この2点は1日(金)と4日(月)のNY時間に動きがでにくくなる可能性を示唆しています。(※特に欧州勢が抜けた後は)
わざわざ連休前に新規ポジションを建てるとは考えにくいですから。
まぁ元々金曜の夜中に大きく動く可能性自体低いんですが、それが更に低くなるイメージですね。
ここまでは簡単ですよね。
動かなくなる要因があるんですから。
しかし逆にここから「動きが出やすくなる日」も推測ができるんです。
日柄や材料を加味して考える
アメリカは週末から3連休を控え、その手前に6月末(しかも半期の終わり)というタイミング。
まぁ普通に考えて、動くならここですよね。
日柄的な要因だけではなく、そこに何かしらの材料(経済指標や要人発言など)が加われば、更にもっともらしい動く理由が加わります。
…という訳で、今週は都合よく要人発言があったんですw
・28日(火)ECBラガルド総裁発言
・29日(水)BOEベイリー総裁発言
・29日(水)BFRBパウエル議長発言
じゃあ実際のチャートを見てみましょう。
前週と比べて火曜日からの動きが激しくなっていませんか?
要人発言と月末(半期末)という組み合わせ、そして週末からアメリカ3連休(金曜は債券市場が短縮取引)という条件が組み合わさったので、今週に動きが出るのはある程度の推測ができました。
ちなみに…
塾のDiscordには「水木あたりで動きが出るかも」と書き込みましたが、火曜日から動き始めましたねw
▼6月27日(月)にDiscord描き込んだ内容抜粋
まとめ
相場が動かない日を推測するのは簡単ですが、少しだけ俯瞰して考えると「動きやすい日」も論理的に判断ができます。
面倒なのであえて書きませんでしたが、アメリカの休み明けは日柄的には動きやすいですよね。
後はどれだけもっともらしい材料があるか。
日柄的に動きやすくても、「●●待ち」というように材料的に動きにくい場合もあるので、複合的に判断する必要があります。
経済指標以外の細かな要人発言やイベントなどは、羊飼いのFXブログに情報が網羅されています。
(参考)羊飼いのFXブログ
週末や週明けに1週間の流れをイメージして、自分都合ではなく相場都合でトレードをすると結果も変わるはずですよ(・∀・)
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