ADX(DMI)のDIを使う15分足トレード手法

ADX(DMI)のDIを使う15分足トレード手法

FX侍です、こんにちは。

今回はADX(DMI)のDIを使う15分足トレード手法を紹介します。

ADXはトレンドの方向と強さを表すインジケーターとして、中級者以上の方が好んで使う事が多いです。
初心者が使わない理由は、個人的には「見にくいから」という理由じゃないかと思ってますw

下記はデフォルトのADXを表示したチャート。

▼ADXを表示したドル円15分足(クリックで拡大します)
ADXを表示したドル円

表示設定を変えないと、線がグチャグチャで分かりにくいですw

ただしADXは見方を覚えてしまえば、使い勝手の良いインジケーターです。
基本的な特徴は下記で解説してるので、参考にどうぞ。

で、今回は+DIと-DIだけを使います。

DIをマルチタイムフレームで表示するインジケーター

今回は+DIと-DIをマルチタイムフレームで使い、トレンドの方向性を判断します。
(トレンドの強さを計るADXは使いません)

マルチタイムフレームに対応したadx-plusdi-minusdi-cross-arrows-alerts-mtfというインジケーターを使います。

→インジケーターのダウンロード

▼adx-plusdi-minusdi-cross-arrows-alerts-mtfを表示したチャート
adx-plusdi-minusdi-cross-arrows-alerts-mtfを表示したチャート

・+DI>-DIなら買い優勢
・-DI>+DIなら売り優勢

こういうシンプルな見方です。

下記はデフォルトのパラメーター設定です。
adx-plusdi-minusdi-cross-arrows-alerts-mtfのパラメーター設定

ちなみにサインのコードはデフォルトで159(=ドット)になってますが、221・222、225・226、233・234とかに変更すると矢印表示になります。

ADX(DMI)のDIを使う15分足トレード手法

今回の手法はチャート形状の判断が必要なので、自由度は高いですが初心者には難しいかもしれません。
とはいえ、全てこのブログで解説しているテクニカルなので、基本を抑えれば問題なしです。

初心者向けの非推奨なトレード手法についても、後ほど解説しますw

まずチャートはこんな感じ。

▼ADX(DMI)のDIを使う15分足トレード手法のチャート
DIを使う15分足トレード手法のチャート

・先程のインジケーターのMTF機能を使って、15分足に1時間足を表示
・SMA800(=1時間足のSMA200)の±300レベルを表示

これが今回のチャートの特徴です。

一応移動平均線のレベル機能を解説しておくと、MAからの乖離ラインを表示するものです。
下記の場合、MAの上下30pipsの位置にラインを引くという設定です。

移動平均線のレベル機能

レベル機能を使う人は少ないですが、要点を抑えれば結構使えます。

今回はレベルも含めたSMA800と絡む場所での形状とDIの方向性を元にトレードします。

・DI=方向性を見るフィルター機能
・SMA800=エントリータイミングを計るトリガー機能

分解するとこんな感じのトレード手法です。

では直近のドル円を例に解説します。

▼ドル円15分足の事例(クリックで拡大します)
DIを使う15分足トレード手法のチャート

adx-plusdi-minusdi-cross-arrows-alerts-mtfで1時間足の方向性を確認し、買いが優勢であれば執行足の15分足で買える場所を探します。

まぁ、ぶっちゃけ方向性が合ってればトリガーは何でもいいんですがw

15分足ではSMA800(レベル±300)付近が意識されるケースが多いので、今回はそこでのチャート形状をトリガーにするって訳です。

通常のサポレジの概念+SMA800(レベル±300)を使ってエントリー場所を探します。

15分足と1時間足の組合わせなので、利確目安は10~20pipsぐらいが妥当ですね。
もちろんチャート形状を元に引っ張ってもOKです。

なお上記チャートで用いているテクニカルは、全て下記で解説している内容です。





こうしたテクニカルを知らない方には難しく感じるかもしれませんが、慣れればどうって事はありません。

では次に、初心者向けの非推奨なトレード手法も解説しておきますw

サインをエントリーに用いる場合(非推奨)

先程は上位足のadx-plusdi-minusdi-cross-arrows-alerts-mtfをフィルター機能として使いましたが、トリガーとして使う方法もあります。

・1時間足で方向性を見る(=フィルター機能)
・執行足でタイミングを計る(=トリガー機能)

このようにインジケーターを2つ入れ、MTF機能を使ってそれぞれの役割を変えるという使い方です。

チャートで見るとこんな感じです。

adx-plusdi-minusdi-cross-arrows-alerts-mtfのサインをエントリーに使う方法

トレンドが出ている状況であればこれでも勝てますが、サインは多いし裁量判断ができなくなるので個人的にはお勧めしません。

ただサインで闇雲にトレードしていると、恐らくどこかでドカンと大きく負けて終わりますw

まとめ

今回はDMIの+DIと-DIを活用して方向性を見ましたが、ADXは比較的使い勝手の良いインジケーターです。

別にADXが無くても勝てるんですが、ADXやDIが何かしらのキッカケになる人もいるかもしれません。

今回紹介したトレード手法は比較的裁量判断の余地が大きいですが、レンジの見方やサポレジの判断ができるようになるとコレでも十分にトレードできます。

シンプルなベースの手法として、何かしらのテクニカルを付け加えるのも良いでしょうね。

ちなみに移動平均線のレベル機能はトレンド状況や通貨ペアによって、±300以外にも追加した方が分かりやすいケースもあります。

あれやこれや試してみて下さいw

 

ADXを使うスキャルピング手法については下記を参考にどうぞ。

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