FX侍です、こんばんは。
今回は「ADXとは?」という基礎知識+誰でもマスターできる見方の解説。
ADXは有名なワイルダーさんが開発したインジケーターで、海外のトレーダーはよく使ってますね。
色々とテクニカルを勉強し始めると、どこかのタイミングでADXと出会います。
まぁ、それほど有名なインジケーターって事です。
…でもMT4でADXを表示すると、変な破線がグチャグチャしてて見にくいんですよねw
ぶっちゃけ、FX侍の第一印象は「これは無理!」って感じましたw
でも大丈夫。
3分でADXの基本的な見方と魅力が分かるように解説しましょう(´ε` )
ADXとは?
ADXとは『Average Directional Movement Index』の略称。(正式名称は覚える必要ありませんw)
「値動きに勢いが出てきたぞ!」ってタイミングが分かります。
その為、トレンド発生を察知するためのインジケーターとして使われています。
ADXをチャートに入れると、ADX・+DI・-DIの3種類の線が表示されます。
・ADXはトレンドの強弱
・+DIは上昇の勢い
・-DIは下落の勢い
それぞれのラインには、上記のような意味があります。
「なんだ〜それだけの事かぁ〜( ´ ▽ ` )」ってぐらい、簡単ですよね。
分解して考えればADXは難しくないので大丈夫です。
では次に、肝心のADXの見方を解説します。
ADXの基本的な見方
ADXの見方を理解するのは、3種類の線を分解して見てみると簡単です。
まずはADXだけを表示したチャートで、その見方を理解しましょう。
▼ADXラインだけを表示したチャート(クリックで拡大します)
ADXが上昇=トレンドが発生
ただし、ADXはあくまで発生したトレンドの強弱を示すだけなので、上昇・下降というトレンドの向きは関係ありません。
上か下かトレンドの方向性を示してくれるのは+DIと-DIという事です。
では次に、+DIと-DIの見方を解説します。
▼+DIと-DIだけを表示したチャート(クリックで拡大します)
+DIは上昇の勢い、-DIは下落の勢いを示しています。
(+DIを緑の実線、-DIを赤の実線で表示しています)
つまり…
+DI > -DIの時は上昇が強い
+DI < -DIの時は下降が強い
こういう見方ができます。
簡単ですよね。
個人的にはMT4が+DIと-DIを波線で表示しているのも、見辛くて取っ付きにくい要因の一つと思いますがw
はい、ここまでADXの見方が分かれば後は簡単です。
試しに下記のチャートを見てください。
▼ADXラインと+DIだけを表示したチャート(クリックで拡大します)
ADXと+DIが一緒に上昇している場所では上昇トレンドが発生した事が分かりますね。
逆に赤で囲んだ+DIが下降している(=上昇力が弱くなっている)場所は下落してます。
ここまででADXの基本的な見方はバッチリです。
基本的には下記の3ステップで覚えておけばOKです。
1.ADXの上昇でトレンドが発生した事が分かる
↓
2.ただし上か下かトレンドの方向性はADXだけでは不明
↓
3.+DIと-DIが上昇or下降の向きを教えてくれる
では次に、より実践的なADXの見方を解説します。
ADXの実践的な見方
ADXの実践的な見方としては、レベル表示をするのが一般的です。
要はローソク足ではなく、ロジカルな数字としてトレンド発生を捉えるって事ですね。
一般的にはレベル25をADXが越えるとトレンドが発生したと捉える人が多いです。
ただし25が絶対ではなく、小さなトレンドも捉える為に20を設定する人もいますし、より強いトレンドだけを察知する為に30に設定する人もいます。
要するに自分のトレードスタイルに合う数値を設定すればOKって事です。
下記はADXがレベル20を超えた時にサインを出す自作ツールを入れたチャートです。
※+DIと-DIの位置関係で上昇・下降を判断しています
非常に単純なロジックですが、そこそこ良い場所でサインが出てますよね。
仮にこのサインツールの条件をレベル20から40に引き上げればトレンド判定がシビアになるので、サインの数も減りますし、サインが出るのが遅くなります。
いかがですか?
何だか難しそうなADXが簡単に見えてきましたよね。
ADXはトレンドフォローに最適なインジケーターです。
まずはご自身でチャートに表示させて眺めて見て下さい。
きっと色んなアイディアが浮かぶと思います。
ADXを使ったトレード手法については下記を参考にどうぞ。
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