FX侍です、こんにちは。
今回は今日からできる『シンプルな飛び乗り・追っかけトレードの改善方法』を解説します。
大きなローソク足で勢いよく動き始めるとつい飛び乗ってしまう。
そして運よく勝つこともあるけど、あっという間に反発してロスカット…
FX侍も初心者の頃はやっていたので気持ちはわかりますw
ダメー!置いていかないで!!って心理が働くんですよね。
例えばこういう場所。
勢いよく下がっているときに追っかけて飛び乗ったものの、結構な反発に巻き込まれてロスカット。
横軸の間隔が50pipsなので、安値で売ってしまった場合は悲惨です。
ポンドドルやポンド円のようにボラがある通貨ペアであれば、飛び乗っても少しぐらい取れるんじゃないかという心理が働くんですよね。
ローソク足数本で勢いよく下げた場合などは追っかけたくなる人も多いはずです。
厳しい言い方ですが…
何のプランもなく目先の値動きに振り回されるのはトレーダーのやることではありません。
この流れに乗ってちょっとだけ…という安易なスケベ心は多くの場合、見透かされたように自分がエントリーすると価格が止まったりあっという間に反発したりするものですw
はい、という訳で飛び乗り・追っかけトレードの具体的な改善方法を解説します。
今日からできるぐらい簡単なのでぜひ取り入れてくださいね(・∀・)
今日からできる飛び乗り・追っかけトレードの改善方法
ノープランで飛び乗るのはNGと言いましたが、ブレイク後の伸びを狙うというプランがあるならOKです。
となると、伸びるブレイクと伸びないブレイクの違いを見極めないといけません。
その違い、わかりますか?
じゃあ久しぶりのシンキングタイムと参りましょうw
思いつきました?
では正解発表です。
ブレイク後の伸び代はレンジの長さに比例します。
レンジでの売買が貯まれば貯まるほどブレイク後の推進力となります。
これが基本です。
その他にも急激な値動きを起こした内容(ニュースや要人発言、経済指標など)やトレーダーの偏りなどで大きく動くケースはありますが、テクニカル的な基本としてはレンジとブレイクはセットで見るといいでしょう。
長いレンジになっていれば「ブレイクして伸びるかな〜」とトレードプランを練りましょう。
・どんな形になったらエントリーするのか
・どこからどこまでを狙うのか
こうしたプランを練った上でブレイクを待ちます。
反射的にブレイク後の値動きに飛び乗るのはダメですよw
では次に…
飛び乗り・追っかけトレードを踏みとどまらせる具体的な改善方法へ。
あなたもよくご存知のMACDを使います。
チャートの縮尺を小さくして、MACDのヒストグラムの山谷が複数回ぶつかっている場所にラインを引きます。
上記の場合、赤・黄・青の3本ラインを引いてます。
・赤=めっちゃ伸びた場所
・黄=そこそこ伸びた場所
・青=まぁまぁ伸びた場所
こんなイメージです。
このラインがMACDの伸び代の目安と考えてください。
MACDは上限下限のないオシレーターですが、見えない買われ過ぎ・売られ過ぎを可視化したって訳です。
記事の冒頭で載せたポンド円の急落部分を見てみましょう。
MACDに引いた黄色と赤ラインの間までヒストグラムが伸びていますが、この段階で飛び乗るのはタイミングが明らかに遅すぎます。
・赤=余程の理由がなければそれ以上伸びないライン
・黄=強いトレンドでようやく到達するライン
・青=そこそこの値動きの時に到達するライン
各ラインをこんなイメージで見ると高値や安値掴みを避けられます。
まぁイメージの仕方は人それぞれですが、信号と同じく赤・黄・青で危険度を分類して可視化しておくと、パッと見でわかりやすいですね。
そもそもMACDはデフォルト設定の場合、EMA12とEMA26の乖離幅がヒストグラムになっているだけ。
乖離はある程度までいくと戻す習性があるので、ヒストグラムにラインを引いたんです。
その辺りの話は下記で詳しく解説しているので参考にどうぞ。
まとめ
つい目先の値動きに釣られて飛び乗ってしまう人は、すぐにMACDにラインを引きましょう。
最大公約数的に山谷に何度もぶつかる場所に3本ほどラインを引いてください。
(普段トレードしている時間足を小さくして引けばOKです)
追っかけエントリーしたい!と思ったときにMACDを見てみると、高確率で黄色ラインに到達してるはずですw
そうなったらもう飛び乗りのリスクが大きすぎます。
目先の動きに振り回されるのではなく、解説したようにレンジからのブレイクをしっかり狙いすましてチャンスを待つようにしてください。
飛び乗り・追っかけトレードはうまくいく時もありますが、トレード成績は絶対に安定しません。
ギャンブルではなくスキルが蓄積できるようにFXと向き合うことを激しくお勧めします(・∀・)
飛び乗り・追っかけを止めて狙うべき形のイメージは下記も参考にどうぞ。
逆説的にトレンドフォローの理解も深まります。
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