移動平均線のよく使われる数値

FXでよく使われる移動平均線の期間を大公開

FX侍です、こんにちは。

今回は「よく使われる移動平均線の期間」について。

3,5,6,10,13,20,21,25,50,55,75,100,120,130,135,200,240,300,800,1000

数値的にはこんな感じです。
75は株をやってた人が好んで入れる期間ですね。

後は上記以外に、フィボナッチの数値でもある「34,62,89,144,233」などを使う人もいます。

 

次に「移動平均線の種類」という視点が加わりますが、よく使われるのは下記の2種類。

・単純移動平均線=Simple Moving Average(SMA)
・指数移動平均線=Exponential Moving Average(EMA)

両者の違いをざっくり説明すると、SMAは反応が緩やかでEMAの方がクイックに反応します。

 

そして移動平均線の発展形として、ディナポリ手法のSMA3を先行させた3×3等のDMAもあります。
FX中級者以上が使うことが多いので、初心者の人はとりあえず基本を覚えましょう。

ちなみにMTFを使わずに短期足に上位足の移動平均線を表示させる方法は下記を参考にどうぞ。

1時間足のSMA20を15分足に表示させる、といった方法です。

移動平均線の期間を決める考え方

移動平均線の期間を決める上での、基本的な考え方を解説します。

この基本さえ覚えてしまえば、いくらでも応用が効きます。

環境認識(フィルター)として使う場合

方向性を見る環境認識として使う場合です。

基本的には中期~長期の期間を用います。

下記は「価格が移動平均線の上か下か?」という位置関係で、買いと売りの優位性を探る事例です。
上位足で目線を決め、短期足でその方向性に沿ったトレードを行います。
移動平均線を環境認識として使う事例

下記は短期足でのパーフェクトオーダーでトレンドの有無を探る事例です。
3本ではなく5本のMAを入れるケースもありますが、この場合は短期~中期(長期)までを用います。
パーフェクトオーダーでトレンドを見る事例

パーフェクトオーダーは、エントリートリガーとする場合もありますし、トレンドを見極める要素として使用して他のトリガーでエントリーする場合もあります。

エントリートリガーとして使う場合

移動平均線をエントリートリガーとして使う場合です。

エントリー手法によって短期~長期まで、用いる期間は様々です。

下記はどの時間足でも意識される200SMA付近での反発してエントリーする事例です。
相場状況や時間足によって200EMAの方がマッチする場合もあります。
移動平均線をエントリートリガーとして使う事例

200SMAのポテンシャルついて、下記で詳しく解説しているので参考にして下さい。
最も見られている移動平均線と言っても過言ではありません。

 

下記は移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスでエントリーする事例です。
押し戻りが明確なトレンドが出ている場合には、こんなシンプルな条件でも機能します。
移動平均線をエントリートリガーとして使う事例

移動平均線のクロス手法は有効ですが、傾きが勝率を左右します。
詳細は下記で解説しているので参考にして下さい。

まとめ

移動平均線は他のインジケーターのようにデフォルト設定がないので、自由度が高い反面、逆にそれで迷う人が多いです。

期間は「何の目的で使うのか?」によって異なります。
環境認識(フィルター)として使うのか、エントリートリガーとして使うのか?

まずは移動平均線を使う目的を明確にしましょう。

トリガーとフィルター(セットアップとも言います)の違いがよく分からない方は下記を参考にして下さい。
この違いをしっかりと理解することで、テクニカルの考え方がシンプルになります。

 

最後にもう一度数値を載せておきます。

3,5,6,10,13,20,21,25,50,55,75,100,120,130,135,200,240,300,800,1000

基本的には、短期・中期・長期の3つを設定する人が多いです。

色々な数値をチャートにセットして試行錯誤して下さい。
その地道な努力は確実にスキルアップの底上げに繋がりますので。

 

実は欧州勢が好んで使う期間や種類は存在します。
ただ…それは残念ながらFX侍テンプレートをお使いの方だけの秘密です。

何だよ!教えろよ!(`Д´)って方は、下記をご覧下さい。

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