トレンドの判断方法に正解はない?

トレンドの判断方法に正解はない?

FX侍です、こんにちは。

今回はトレンド(方向性)の判断方法についての話。

買いと売りのどっちを狙うべきなのか?
今は上昇と下降のどっちで判断すべき?

明確な基準を持ってこの疑問をクリアできなければトレード手法は確立できません。

そしてトレンド判断の精度によって成績は大きく左右されるので、FXにおいて非常に重要なポイントと言えます。(裁量だけでなくEAのロジックでも大切です)

 

とは言え…

トレンドの判断方法において『絶対の正解』はありません

それがFXの難しいところでもあります。

今回の記事では、よくあるトレンド判断方法や重要な2つのポイントを解説するので参考にしてください。

 

トレンドの判断方法に正解が無い理由

当ブログでも何度も言ってますが、FXの勝ち方は無数にあります。
(※ある程度まともなトレード手法に絞っても勝ち方は色々です)

1分足~日足まで時間軸も様々ですし、狙うpipsも人それぞれ違います。

そんな中で唯一絶対の正解ってないんですよね。

なので自分なりの判断方法を見つければOKです。

 

以上。
おわり。

 

 

 

だけでは不親切なので、考え方の基本をお伝えしますw

 

MTF分析の呪縛から目を覚そう

基本的には5分足や15分足での短期足でトレードする際に、1時間足や4時間足といった上位足のトレンドを判断する人が多いです。

いわゆるMTF(マルチタイムフレーム)分析ですね。

ただしトレードスタイルによっては、MTF分析は不要ってことも普通にあります。

15分足などの短期足で10〜20pipsという小さな値幅を狙うなら執行足でトレンド判断できればOKです。

逆に200pipsとか500pipsを狙うなら上位足で流れやサポレジなどを把握しなきゃいけません。

大きな時間足の流れは確かに強いものですが、トレンドは小さな時間足から変わっていくので、上位足の流れが絶対という訳じゃありません。

この辺りの話は下記も参考にして理解を深めてください。

 

よくあるトレンドの判断方法

ではよくあるトレンド判断方法をいくつか紹介します。

◆移動平均線の並び順
2本の移動平均線を表示したポンドドル1時間足
上記はSMA50とSMA75を表示しています。
MAの期間や本数は色々ありますが、パーフェクトオーダーになっているかでトレンドを判断します。

インジケーターで言えば、アリゲーターやGMMAが分かりやすい代表例ですね。


 

◆色変わりで方向を知らせるインジケーター
samurai-lineを表示したドル円15分足
上記はsamurai-lineを表示していますが、同様のインジケーターは様々あります。

この手のインジを色変わりでエントリートリガーにしようとする人もいますが、トリガーではなくトレンド判断のフィルターとして使うのが正しい活用法です。

samurai-lineはレンジを見つけるのにも役立つのでお勧めです。

 

◆高値安値(≒ダウ理論)に注目
ZIGZAGを表示したポンドドル1時間足
上記はデフォルト設定のZIGZAGを表示しています。

・高値と安値を切り上げている=上昇トレンド
・高値と安値を切り下げている=下降トレンド

という具合に判断するのが一般的です。

下記も併せて読むと理解が深まります。

 

◆ボリンジャーバンドと値位置の関係
ボリンジャーバンドを表示したポンドドル1時間足
上記はデフォルト設定のボリンジャーバンドを表示しています。

・ミドルラインより上=上昇トレンド
・ミドルラインより下=下降トレンド

という具合に判断するのが一般的です。

下記のまとめ記事に様々なトレード手法やボリバンを使うテクニカルを掲載してるので参考にどうぞ。

 

◆+DIと-DIの優位性
ADXを表示したポンドドル1時間足
上記はデフォルトのADXの+DIと-DIだけを表示しています。

・+DIが-DIより上=上昇トレンド
・+DIが-DIより下=下降トレンド

という具合に判断するのが一般的です。

ADXってなに?という方は下記を参考にどうぞ。

 

◆単純にローソク足の流れを見る
ローソク足だけのポンドドル1時間足
これはちょっと上級者向けですが、ローソク足の流れを素直に見てトレンドを判断します。
上記であれば直近の流れでも下げてきているので、現時点では戻り売りを狙うような値位置となってます。

判断はローソク足の流れですが、基本的にはダウ理論ベースで考えることが多いです。

 

この他には…

・前日の高値安値を抜けた方向にトレンドが出たと判断する
・前日の終値との位置関係で判断する
・デイリーピボットとの位置関係で判断する
・MACDのヒストグラムがプラス圏かマイナス圏かで判断する

など、様々なトレンド判断方法があります。

 

トレンドの判断方法で重要な2つのポイント

いくつかトレンド判断方法を紹介しましたが、重要なのは2点です。

1つ目は、その判断方法で勝てているか。
2つ目は、その判断方法を信じて使い続けられるか。

この2点がクリアできているなら、そのトレンド判断方法は正解と言えます。

 

トレンド(方向性)の判断=フィルターであり、エントリートリガーとは別物です。

つまり今回のテーマであるトレンド判断だけではなく、エントリートリガーとの組み合わせによってトレード手法の良し悪しが決まります。

ここが分かっていないと手法難民になりやすいです。

フィルター(セットアップ)とトリガーについては下記を参考にどうぞ。

 

まとめ

FX侍は15分足で10〜20pipsを狙うトレードでは、執行足の流れを最も重視しています。

執行足でのポイントとしては、ダウ理論をベースに他のインジケーターを合わせていく感じです。

上位足は意識されている価格帯やプライスアクション、大まかな値位置、過熱感を見るのが目的です。

トレンド判断=MTF分析と常識のように思われていますが、先ほども触れたようにMTF分析が足を引っ張っている人も大勢います。

上位足が上昇トレンドになっているとしても一直線に上昇する訳じゃありませんよね。

MTF分析を一旦忘れて取り組んでみると、今までとは違う結果が得られるかもしれませんよ。

 

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