トレンド相場が苦手で負けてしまう人の対処法

トレンド相場が苦手で負ける人にお勧めのテクニカル分析方法

FX侍です、こんにちは。

今週に入ってからのトレンド相場(特にこの2~3日)で負けてしまった人、SNSを見てると意外と多いです。

例えばドル円。
下記は4時間足ですが、エクスパンションを伴って強烈に上昇しています。

▼ドル円4時間足(クリックで拡大します)
ドル円4時間足

「ドル円のくせに生意気だな!」って逆張りショートしたくなる人…静かに手を挙げてくださいw
(で、こういうドル円がヤル気を出してる時に大負けする人が少なくありません)

 

下記はポンドドル。
節目として意識される前週安値・前日安値をブレイクして下落に弾みが付いています。

▼ポンドドル30分足(クリックで拡大します)
ポンドドル30分足

色んな通貨ペアで同様の強いトレンドが出ています。

強いトレンド相場になると、しばらく建値に戻ってきません。

正しくロスカットできていれば問題ありませんが、含み損に耐えている人は非常に嫌な気分で過ごさなければいけません。(特にハイレバ気味の人は強制ロスカットが頭をよぎりますよね)

 

そこで今回は意外と多いトレンド相場が苦手で負ける人にお勧めのテクニカル分析方法を紹介します。

当然ですが「ちゃんと損切りしようぜ!」的なド素人でも言えるような内容じゃありませんw

「負けをどのように活かすか」で貴重な経験となります。
同じ過ちを繰り返さない為にも、今回の記事は要チェックです。

トレンド相場が苦手で負ける人にお勧めのテクニカル分析方法

まず結論から言うと…

強いトレンド相場を見極める判断基準を知ることが大切です。
トレンドフォロー手法を知っても、それを使う場面を見極めるのが重要です。
(※逆に言えば、逆張りが危険な相場の判断にも繋がります)

強いトレンド相場を把握するには、MT4のチャートでは見えないテクニカルを見るのがお勧めです。

今回は比較的わかりやすい2つのテクニカル分析法を紹介します。

 

米10年債利回り

最も重要なのが『アメリカの10年債利回り』です。

▼米10年債利回りの日足(クリックで拡大します)
アメリカ10年債利回りの日足

…10年債利回りってなんじゃ(´・ω・`)ハテ?

という人もいるでしょうが、下記が為替との基本的な関係性です。

・利回りが上昇すれば米ドルに資金が入りやすくなる
・利回りが下落すれば米ドルから資金が抜けやすくなる

上記チャートを見ると利回りがレンジをブレイクして、大きく上昇しているのが分かります。

この事実だけを見ても「米ドルが強くなる条件は整っている」と判断できます。
(※ただし相対的な強弱で通貨が動く点は忘れちゃダメです)

10年債については下記の記事も読むことで理解が深まります。


10年債は基本中の基本なので、必ず押さえておきましょう。

 

Finvizの通貨先物チャート

次に比較的かんたんな強いトレンド相場を把握する方法を紹介します。

お勧めは『Finvizの通貨先物チャート』を見ることです。

→https://finviz.com/(別窓で開きます)

下記は主要通貨先物の日足チャートです。
(ドルベースで表示されており、左上はドルインデックスを示しています)

▼Finvizの通貨先物の日足チャート(クリックで拡大します)
Finvizの通貨先物チャート

このチャートを見ると、米ドル・ユーロ・円・ポンドで日足レベルの節目を抜けているのが分かります。
(全てドル基準で表示されているので、各通貨のチャートの上下が単純にその通貨の強弱を示しています)

米ドルだけが上昇し、他の通貨が下落しているので、「米ドルに強いトレンドが出ている」と判断できます。

そして先程の米10年債利回りの上昇(=米ドルに資金が入りやすい状況)からも、この米ドルの上昇トレンドが裏付けられます。

Finvizについては下記で解説してるので参考にどうぞ。

FXトレーダーで使ってる人は少ないみたいですが、結構役立ちますよ。

まとめ

トレンド相場が苦手で負けてしまう人は、目の前に表示されるチャートだけでトレード判断をしがちです。

悪い言い方をすれば「近視眼的」になりやすい傾向があります。

MT4で見えるチャートのテクニカルでもそれなりの数字を出すことはできますが、相場状況を判断できた方がトレードが楽になるのは言うまでもありません。

強いトレンド相場であると判断できれば、利益を引っ張る時のストレスも少なくなりますし、たった数日で大きな利益を上げることも可能です。

 

ちなみに下記は、FX侍塾のDiscordでの講師のN氏の書き込み。
FX侍塾のDiscord

この書き込みの前後関係や意図などは塾生さん以外には明かせませんが、今回の記事で触れた内容にも重なる部分があります。

電話の中でN氏が「あの相場なら700万ぐらいは1日で勝てるね」と言ってましたw
(これがハッタリでない事はN氏の実力を知っている塾生さんなら伝わるはずです)

 

いずれにしても、通貨ペア単体でテクニカル分析をするよりも、もっと大きな市場に着目したテクニカル分析を行う事でトレンド判断の精度が高まります。

その結果としてトレンドフォローで大きく取れたり、逆張りでの負けを減らしたりと言った効果が表れます。

下記に関連する記事を掲載しておくので、併せて読むことで理解が深まりますよ。

当ブログでしか手に入らないトレード手法
EA小次郎の詳細

同じカテゴリ内のオススメ記事

  1. 利確目標に使うべきテクニカル分析
  2. 年足・週足・ファンダメンタルから2022年のポンドの展望
  3. トレードシナリオの考え方
  4. 誰も教えてくれない急騰・急落の活用方法
  5. 知らなきゃマズイ!ドル円と米10年債の蜜月関係
  6. ボリンジャーバンドを使ってサポレジゾーンを見つける方法

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP