FX侍です、こんにちは。
今回は移動平均線でもない「ちょっと不思議なライン」を紹介します。
ぼーっと見てると「なにこれ?」ですよね笑
最も初歩的な見方としては…
・ラインより価格が上なら上目線
・ラインより価格が下なら下目線
・ラインと価格が交差しているならレンジ
というトレンド判断に使えますね。
でもこんな風に価格が反応することも珍しくないんです。
おや?レジスタンスになってるように見えますね。
おっと、このチャートでも。
まさかゴールドでも( ゚д゚)
このサポレジとして機能する不思議なライン。
これは偶然ではなく、ラインの仕組みとしてそうなっているんです。
実はコレ…MVPってラインなんです。
不思議なラインMVPとは?
MVPとは、保有中の買いポジションと売りポジションの合計の50%が位置する価格帯を示す指標です。
要するに…
市場参加者がポジションを持っている平均値と考えてOKです。
価格とMVPは『磁石のような関係』とイメージするといいでしょう。
・レンジの時はお互いが密着している
・トレンドが出た時は反発して離れていく
・トレンドが収束する時には価格とMVPが吸い寄せられる
MVPはこういう特性があるんです。
MA(移動平均線)との違いはこんな感じ。
・MA=過去の価格の平均
・MVP=今の市場参加者のポジション状況
見ているものが違うんですね。
だからMVPをMAに置き換えようと思っても無理なんです。
市場参加者のポジション動向が変われば、MVPの傾きも変わりますからね。
実際のチャートで価格とMVPの関係を見てみましょうか。
1:MVPと価格が密接して売り買いに偏りがないレンジ
(→売りに偏りが生まれてMVPから価格が下に離れていく)
2:MVPとの一定の乖離が生まれて価格がMVP戻る
3:MVPがレジスタンスとなる
4:再び売りに偏りが生まれて下降トレンド再開
(→MVPとの一定の乖離が生まれて値動きが止まる)
5:反発上昇でMVPを上抜けて攻防の転換点となる
(→買い圧力が売り圧力を上回った)
6:上昇を続けるほど買い圧力がなく売買拮抗のレンジ
7:売りに偏りが生まれてMVPから価格が下に離れていく
8:MVPとの一定の乖離が生まれて値動きが止まる
(→MVPとの乖離を無視できるほどトレンドが強くない)
9:反発上昇でMVPを上抜けて攻防の転換点となる
(→買い圧力が売り圧力を上回った)
10:MVPが上向きとなり買いに偏りが生まれて価格上昇
(※この後はMVPがサポートとなり上昇しました)
先ほどの磁石の関係のような動きをしているのがわかりますよね。
個人的にはMVPの角度にも注目してます。
売りが強くてMVPが下落傾向ならレジスタンスになりやすいですし、MVPが上向きならサポートになりやすい傾向があります。
永遠にMVPがサポレジになる訳じゃありませんが、上から覆いかぶさってくると叩かれやすいみたいなイメージですかね。(上昇の場合は逆)
他にもMVPがヨコヨコになってれば「まだしばらくレンジ傾向かな〜」とか、値動きはレンジだけどMVPに角度がついてきたら「そろそろ偏りが出てくるかな〜」とかね。
この目線で先ほどの解説チャートを見てみると「確かに!」と思う部分が意外とあるはずです。
あと注目すべきはMVPと価格の乖離です。
通貨ペアによって異なりますが、MVPと価格の差が広がり過ぎると価格が伸びにくくなる傾向があります。
MVPは市場参加者のポジションをベースにした指標なので、RSIなどテクニカルとは少し異なる過熱感というイメージでしょうか。
そういう意味で言えば、MVPは先行指標となる存在ですね。
MVPを使うには?
この優秀なMVP。
残念ながら…フリーのインジケーターではありません^^;
下記で紹介しているFXSSIの有料プランに加入すると使えるインジです。
まぁそれぐらい優秀なインジって考えていただければOKです。
FXSSIの有料プランにしてる人は、ぜひMVPを活用してくださいね。
(マイナー通貨ペア以外は基本的に使えますから)
ちなみに…FXSSIの有料プランですが、当ブログ限定の割引プランを用意してもらってます。
多分そんなブログは日本でここだけです笑
「MVPのために課金するぞ!」という人もいるかもしれませんが(それぐらい使えるやつですので)、有料プランでは他にも使えるインジが色々揃ってます。
例えばこういうのとか。
→大衆の損切りが丸見えになるインジの解説と活用方法(新規タブで開きます)
これもテクニカルにプラスアルファの判断材料として相当使えるインジです。
今では私のチャートに無くてはならない存在です笑
FXSSIのインジ紹介記事も参考にどうぞ(・∀・)
この記事へのコメントはありません。