FX侍です、こんにちは。
今回は「上位足のローソク足を下位足に表示するインジケーターの本当の使い方」を解説します。
CustomCandle6などが有名ですが、どういった点に着目するのか、見るべきポイントを分かった上で使わないと意味がありません。
CustomCandle6の本当の使い方
それではCustomCandle6の本当の使い方を解説してきます。
最初に結論をいうと、見るべきポイントは「大きなローソク足」と「ピンバー」です。
大きなローソク足に注目すべき理由
下記は5分足に1時間足のローソク足を表示しています。
上記ではチャートの大きさの関係で表示されていませんが、長く続いた下落トレンドから反転のWボトムとなっており、ネックラインを勢いよく大きな陽線で抜けています。
※1時間足で上ヒゲとなった部分を食いに行ったという表現もできます。
・大きな資金が流入した
・多くのストップが狩られた
こうした要因で上位足で大きなローソク足が形成されるので要注目です。
次はサポレジ付近で出現する大きなローソク足です。
上記の場合は、大きな陰線となってレジスタンス突破に失敗した事例です。
画面左側でも大きな陰線が出ており、その後ダラダラと値を下げていますね。
サポレジ付近で上位足で大きなローソク足が出た場合は「包み足」となっているケースが多く、上位足を見ているトレーダーがトレンド転換を目論んでエントリーしてきます。
ピンバーに注目すべき理由
ピンバーは分かりやすいトレンド転換サインとして、多くのトレーダーが意識して見ています。
ただしピンバーなら何でもOKではなく、意味のある場所で出る事が条件です。
上記は前日の安値付近で上位足でピンバーが形成され、その後反転上昇しています。
突っ込んでショートした人たちが焼かれて一気に上昇している様子が分かりますね。
※チャートには前日の四本値を表示するFX侍オリジナルインジケーターを入れてます。
四本値はサポレジとなるので表示すると良いことがありますが、無料配布は数量限定なので無くなってたらスミマセン。
大きなローソク足とピンバーで複合的に判断する
解説した上位足の「大きなローソク足」と「ピンバー」に着目すると、チャート分析もしやすくなります。
前日の半値戻しラインでピンバーが出現した後、大きな陽線でレンジをブレイク。
その後サポートを確認しに行き、ピンバーとなってロールリバーサル完了からの上昇です。
上記チャートのその後はこんな感じになってます。
東京時間で小康状態に入りましたが、その後の欧州時間で順調に上昇。
NY時間に大きな陰線を付けて、この上昇は一旦調整って感じです。
ここでも大きな陰線で一旦は流れが変わっていますね。
CustomCandle6の設定とお勧めの表示
CustomCandle6は、下記からダウンロードして下さい。
使っている人が多いMT4の黒背景にCustomCandle6を入れると、こんな感じになります。
別にこれでも問題はないんですが、個人的にはめっちゃ見にくいので「白背景」に変えてます。
チャート上で右クリック→プロパティを選択して、下記のように色の設定を変えます。
CustomCandle6のパラメーター設定は、下記のように変更しています。
白背景に見やすい色に変えて、塗りつぶし表示にして見ることが多いですね。
上位足のローソク足を表示するCustomCandle6のまとめ
上位足のローソク足を下位足に表示する目的が分かっていないと、CustomCandle6はただの便利なインジケーターで終わってしまいます。
本当の使い方は、上位足を見ているトレーダー達が参入してくるポイントを察知する事です。
・大きな資金が流入した
・多くのストップが狩られた
こうした理由で、上位足では大きなローソク足が形成されます。
上位足のローソク足がトレンド継続や転換を示唆する動きを見せると、上位足を分析している中長期のポジションが加わります。
つまり『短期 VS 短期・中長期』との戦いになるので、トレンドが生まれやすくなります。
FXでは優位性のある方にベットするのが基本なので、形勢を見極めるために上位足のローソク足を表示するのが正しい使い方です。
上位足の●●を表示するつながりで…
MTFインジを使わず上位足の移動平均線を表示する方法は下記を参考にどうぞ。
意外と知らない人もいるので、基本的な知識として覚えておきましょう。
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