高勝率なピンバーだけを選び抜く方法を知るべし

ピンバーだけで勝てる?手法の注意点と便利なインジケーター

FX侍です、こんばんわ。
今回はFX初心者の人でも取っ付き易い「ピンバー手法」についての解説。

FXを始めたばかりの頃にピンバー手法だけに絞って勝っていたYO!という仲間もいるほど、分かりやすいトレード方法なのは事実です。

ですが全てのピンバーでエントリーしていては、結果的に資金を減らすことになるので、ある程度の見極めが必要です。

それが「裁量判断」というもの。

今回は、その裁量判断の基準とピンバーを教えてくれるインジケーターを紹介します。

ちなみにピンバーの厳密な定義は、ぶっちゃけどうでもいいです。
実体の何倍以上のヒゲが必要でナンチャラカンチャラ…って言う人もいますが、別に定義を覚える必要はありません。

重要なのは『転換を示唆する兆候』を見つけることなので。

ピンバー=実体が短い+明らかに長いヒゲ

こんなイメージでOKです。

ピンバー手法の注意点

ピンバー手法だけでも勝てます。

しかしピンバーで必ず反発する訳ではないので、エントリーの際には注意点がいくつかあります。
この注意点が裁量判断となり、捨てるピンバーを見極めます。

反発する理由がある場所で登場する事

反発する理由がある場所(=抵抗)で登場することが絶対条件です。

そもそも抵抗とは、チャートを作るファンドや機関投資家などの大口トレーダーの思惑、同じ価格帯での売買バトルの存在などが絡みあっており、「この価格帯は抜けさせない!」という防衛ラインです。

サポレジとも言い換えられますね。

直近の高値・安値、前日の高値・安値、ピボット、フィボナッチ、ボリンジャーバンド、ラウンドナンバー、大口のまとまった資金が入った場所…など様々な場所が抵抗になり得ます。

ピボットやフィボナッチについては、下記の記事を参考にして下さい。


時間足によって正確性とチャンスが異なる

ピンバー手法に限った話ではありませんが、時間足が大きくなるほどチャートが綺麗になります。

言い換えると、短い時間足には騙しやノイズが多いという事。
1分足<5分足<15分足<30分足<1時間足<4時間足<日足<週足、という順にチャート通りに動きやすくなります。

とは言え、デイトレでピンバー手法を使うなら15分~1時間足がオススメです。

また、時間足が大きくなると騙しは減りますが、その分だけトレードチャンスは減ります。

チャンスの回数と騙しの回数(勝率)はトレードオフなので、総合的なバランスを考えても15分~1時間足がオススメという結論になります。

ちなみに以下の記事でも書きましたが、5分足で高値・安値ブレイクに飛び乗るトレーダーたちが大口に騙された結果、15分足でピンバーになるというケースもあります。

逆張りでも大局の順張りが安全

そもそもピンバーは、反転・反発に初動で入るのが特徴です。
移動平均線も含めたインジケーターに比べて、ローソク足だけで判断するプライスアクションが最もエントリー位置は有利になります。

つまり低い所で買えて、高い所で売れるのが大きなメリットです。

仮に15分足の下落途中でピンバー手法を使うとしても、大局では上昇トレンドの押し目である買い方が安全です。

上位足のトレンドが上昇なのに、下位足のピンバーで売り!と言うように大局に逆らうとあっさりロスカットを食らう可能性が高いのでご注意を。

勿論、完全な逆張りの全てを否定はしません。
レンジであれば完全な逆張りでもOKですが、重要なのは大局である上位足のトレンドに逆らわない方が優位性が高いと言う事。

FXの相場に100%は無いので、少しでも優位性の高い方にベットするのが鉄則です。

大局の順張りでも上昇・下降の強さに注意

上位足の大局が上昇トレンドで、下位足のピンバーで押し目買いをするケースを想定して下さい。
下位足では下落中にピンバーで買いエントリーする事になりますが、その下落の強さによっては見送る判断も必要です。
ボリバンがエキスパンションしながら下落していたら見送る、と言うのが最も簡単な判断基準です。

利確と損切り

損切り位置は、ヒゲの先端から数pips余裕を見た位置が一般的です。

ヒゲの先端付近にロスカットを設定しておけば、損切りが浅く済むというメリットはあります。
ただしあまりに教科書的な模範解答過ぎて、大口にロスカットを狙われる可能性もあることは理解しておきましょう。

直近に抵抗となりそうなエリアを見つけられれば、損切りが深くなるのと引き換えにバレバレの損切り位置を隠せる安全性が手に入ります。

この辺りは裁量判断が必要なので、ハードルが高いと思う場合には、ルール通りに「ヒゲの先端から数pips」の余裕を見越した位置にロスカットを入れておきましょう。

利確は、ボリバンのミドルラインや反対側の±2σ、直近高値・安値などの抵抗、R1R2などのピボット、レンジの中断と上限下限など、様々な考え方があります。

特に利確については裁量判断が大きく、人によって違いが出る部分です。
こちらも裁量判断が難しい場合には、ボリバンの真ん中で全決済か半分利確、反対側の±2σで半分決済という方法が一般的です。

ピンバー手法の具体的事例を用いた解説

上記のような注意点を加味して、ドル円1時間足のチャートでピンバー手法を重ねた画像です。
ドル円1時間足チャートにピンバー手法を重ねた画像

上記画像は、後ほど紹介する「ピンバーでサインを表示するインジケーター」と「ピボット」を入れています。

チャート上でいくつかサインが出ていますが、FX侍がエントリーする場所を◯・△・✕でマークしました。

✕の部分は、エントリーする場所ですが、結果的にロスカットになっています。
◯の部分は、エントリーできる条件が揃っている場所。
△の部分は、エントリーするかどうか迷う場所です。(迷う場合には、エントリーを見送るのが鉄則です)

では、ピンバー手法でエントリーする根拠を詳細に解説していきます。

分かりやすく下記画像のように、それぞれのエントリー位置にA~Gの記号を振りました。
ドル円1時間足チャートにピンバー手法を重ねた画像2

A:買いエントリー
上昇中に出現したピンバーなので、買いで入ることは可能。
ヒゲも十分に長いので、上昇圧力が強いと判断できる。
しかしどこまで上昇するか分からない事、ピボットのR1に上値を抑えられている事を考慮すると、あまり優位性を感じられない場所。
B・買いエントリー
上昇中の押し目で出現したピンバーなので、買いで入れる場所。
また、ボリバンの-2σ(黄色の破線)にヒゲがタッチしている事もエントリー根拠の一つ。
左のAのヒゲと同じような位置で反発しているので、見えないサポートがあって反発した可能性も考えられる。
C:買いエントリー
上昇中の押し目で出現したピンバーなので、買いで入れる場所だが結果的にロスカット(SLはヒゲの先端のちょい下)
下落の勢いが弱くなってきている事、ピボットのS2で反発した事を考慮すると、それなりの優位性はある場所。
ただしボリバンがパラレルになっている点が、エントリーの時にちょっと気になる。
※パラレルが分からない方は、下記の記事を参考にして下さい
D:買いエントリー
上昇中の押し目で出現したピンバーなので、買いで入れる場所。
ボリバンの-2σにタッチしている事、ピボットのS3で反発している事から、それなりの優位性がある場所。
また、先ほどのCのピンバーでエントリーしたトレーダー達のロスカットを狩って、上昇の起点になるかも?と言う推測も立てられる。
E:売りエントリー
依然として上昇トレンド中だが、直近高値をヒゲで抜いて110円タッチ後に、強い下げ圧力が確認できた場所なので売りエントリー。
直近高値、110円のラウンドナンバー、ピボットのR2、ボリバン2σと言う抵抗となる要素が多いので、売りに優位性があると考えられる場所。

加えて、Aのピンバーの前日(約108.2円)から相当上昇してきており、ここから再度上昇するにはレンジを形成してエネルギーを貯めないと難しいのでは?と判断したことも、売りエントリーで入った根拠の一つ。

F:売りエントリー
上値を再び試しにきた場所で、Eと同じような条件を考慮して売りエントリー。
Eの高値を抜けずにピンバー(にしてはちょっとヒゲが短いけど)が出たので、依然としてこの価格帯では売り圧力が強いと考えられる。

恐らくE以降で押し目買いをした人たちの利確と、ダブルトップを作ってやろうと言う2つの要因で、売り圧力がまだまだ強いと推測できる。※オーダー状況は加味していません。
また、逆張りが機能しやすいボリバンが広いレンジ状態になっているのもエントリー根拠の一つ。

G:売りエントリー
直近高値Eの起点となったDの押し安値を割るか微妙な波形ではあるが、ピボットR1を背に売りエントリー。
依然としてボリバンがまだ広いレンジ状態なので、逆張りが機能しやすいと思われる場所でもある。
また、チャート画像には表示していないが、SMA200が超えられずに抵抗になっていると思われる事もエントリー根拠の一つ。
ただし、Gの直前の波形がダブルボトム風になっている点は要注意。

ピンバーでサインを出すインジケーターと使い方

ピンバーを検知して、サインで教えてくれるインジケーターを2つ紹介します。

Pin Bar Indicator
矢印のサインが出ます。
下記のPinbar Detectorに比べると、サインの数は多めです。
https://www.best-metatrader-indicators.com/pin-bar-indicator/
Pinbar Detector
ニコちゃんマークのサインが出ます。
https://www.best-metatrader-indicators.com/pinbar-detector/

両方とも海外のサイトですが、downloadと表記のある緑色のボタンをクリックすれば、ZIP形式でダウンロードできます。

細かな設定もできますが、基本的にそのまま使えばOKです。
サインの見極めに自信が無ければ、2つのインジケーターを表示させて、両方のサインが重なった部分でエントリーを考えると楽です。

下記のチャート画像の大きな赤矢印が、2つのサインが重なっている部分です。
2つのインジケーターでピンバーサインが出ている場所

「Pinbar Detector」のニコちゃんマークは数が少ないですが、サインが出る場所はほとんど「Pin Bar Indicator」の矢印サインと重なります。

矢印の方のサインが単体で表示されると信頼性が低いという訳ではありませんが、裁量判断に自信が持てない場合には2つのインジケーターをフィルターとして活用し、同時にサインが出たピンバーだけに絞ってエントリー判断を行うと負担は減ります。

裁量判断の基準は、このページに書いた「ピンバー手法の注意点」と「ピンバー手法の具体的事例を用いた解説」を参考にして下さい。

1つだけのエントリー根拠ではなく、解説したように複合的に判断して優位性が高いと思われる場所でのエントリーを心がければ、ピンバー手法だけでも普通に勝てます。

◆最後に追記◆
以下の記事をまだ読んでいないなら、ピンバーの優位性を理解するためにも一読をオススメします。

  1. 大衆心理と大口目線を考えてピンバーで勝つべし
  2. ボリンジャーバンドの3つの特徴を知って活用しよう
  3. ピボットを味方につけた有利な戦い方を知るべし
  4. 通貨の強弱が一目瞭然!CCFpを活用すべし
  5. トレードチャンスも価格の動きも見える赤雲青雲を使うべし

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