FX侍です、こんにちは。
今回はチャートの見方について。
実は勝ってる人と負けてる人ではチャートの見方が決定的に違います。
同じチャートを見ていても意識するポイントが違う
↓
エントリー判断に差が生まれる
↓
トレード結果にも差が生まれる
こういう図式で勝ってる人と負ける人との差がどんどん開いていきます。
現時点で思うような結果が出ていない人は、勝てないチャートの見方をしているかもしれませんよ。
ピントを合わせる対象の決定的な違い
下記はサンプルのポンドドル15分足です。
あなたはチャートのどんな場所に着目しますか?
(インジケーターは適当に入れてますw)
勝ってる人と負けてる人では、このチャートで意識するポイントが大きく違うんです。
ピントを合わせる対象の違い、とも言えますね。
勝てない人のチャートの見方
では勝てない人のチャートの見方の典型例をお見せします。
(※ぜひ画像をクリックして拡大して見てください)
インジやオシレーターの動きに着目してしまうパターンですね。
インジケーターにピントを合わせて、ローソク足はぼんやりとしか見ていない状態。
テクニカル分析の意味を勘違いしている人やサインツールを盲信する人に多い傾向です。
ちなみに私の初心者時代もこういう見方をしてましたが、こういうチャートの見方をしている間は絶対に安定して勝ち続けることはできません。
「まだ自分が知らない楽して勝てるインジケーターがあるんじゃないか?」というように、出口のない迷路に迷い込んでしまう危険性もありますね。
思い当たる節がある人も多いはずです(*´ー`*)
では次のよくある例を。
今度は直近の値動きだけに着目してしまうパターンですね。
目先のローソク足やインジケーターの動きにピントを合わせて、チャートの左側を見ていない状態。
FXを始めて間もない初心者に多い傾向です。
このタイプの人は、チャートの縮尺をもっと大きくして見ているはずです。
私も最初はそうやって見てたので気持ちはよ〜くわかりますw
視野が狭くなっているので過去の流れを加味したサポレジを考慮したトレードができないので、必然的にギャンブル的な行き当たりばったりのトレードを繰り返してしまいます。
私の場合はまずFXを始めてこの状態からスタートし、少しずつ視野が広くなって先ほどのインジケーターばかりに着目する見方に変わり、最終的にこれから紹介する見方となりました。
勝ってる人のチャートの見方
では反対に勝ってる人はチャートのどこに着目しているのか?
その答えがこちらです。
※ぜひ画像をクリックして拡大して見てください。
ローソク足の流れや形に着目しています。
ローソク足の流れにピントを合わせ、インジやオシレーターはあくまで『判断の補助』として活用します。
極論を言ってしまえばローソク足だけでもトレードはできますが、判断をしやすくするためにインジケーターを使うのが正しい考え方です。
勝てない人とは優先順位が違うんです。
「MACDがプラス圏になったから買えそうな場所を探そう!」ではありません。
「買えそうなチャート形状になってきたからMACDも判断材料の1つとして使う」という順序です。
インジケーターやオシレーターをトリガーにしてエントリーすることは普通にありますが、それはあくまでローソク足の流れの分析ができた上での話。
そもそも大半のインジケーターはローソク足の価格をもとに作られています。
であるなら「最も重要なのはローソク足」のはず。
その大事なポイントをすっ飛ばしてインジケーターに頼っていては安定して勝つことはできません。
勝ってる人が重要視するのはチャートの左側
ここで少しクイズを出します。
問題。
FXのプロはどんな時でも価格が上がるか下がるか、当てられると思いますか?
どう思いますか?
勝率100%に近いトレーダーなら、今からどっちに行くのか当てられるんじゃないの?と考える人も少なくないはずです。
じゃあ現実はどうかと言えば…
そんなことは不可能です。
適当にチャートを開いて「今からどっちに行きますか?」と聞かれても分からないんです。
でもほぼ勝率100%でトレードはできるんです。
どーゆーこと?って思いますよねw
プロトレーダーが勝っているのは、統計的に勝つ確率の高い場所でトレードしているからです。
その場所を見つけるのに欠かせないのが『チャートの左側』です。
チャートの左側(=過去の流れ)を無視するのは、目隠しして車を運転するのと同じと言っても過言ではないでしょう。
例えば下記のポンド円は一見するとランダムに動いているように見えるかもしれません。
しかし前日のOHCL(※)を入れるだけで見え方が変わるはずです。
(※始値・高値・終値・安値)
▼前日のOHCLを入れたポンド円30分足(クリックで拡大します)
明らかに前日のOHCLを意識した値動きとなっている箇所がいくつも見受けられますね。
別にOHCLが大事だよ!って言いたい訳じゃありません。
重要なのは過去の流れや値動きがその先に影響を与えるということ。
だからこそチャートの左側を意識するのが大切なんです。
例えば下記では過去のレンジの活用方法を解説しました。
そして下記では移動平均乖離率の活用方法を解説しました。
いずれも過去の値動きや流れを活用したテクニカルです。
(テクニカル自体が過去を元にしたものなんですが、分かりやすい例えとして2つを挙げました)
チャートの右側の値動きをテクニカルで当てるのに必要なのは運ではなく、チャートの左側に散りばめられたヒントを見つけることです。
そのためにローソク足の流れの分析が必要不可欠というわけ。
判断補助としてインジやオシレーターを使うのは全然アリですが、優先順位だけは絶対に間違えちゃダメです。
ピントを合わせるべきはローソク足であって、インジケーターじゃありません。
インジケーターは裁量スキルの無さを埋めてくれる存在ではないので、勘違いしないようにご注意を。
この意識でチャートを見るようにすれば、少しずつ景色が変わるはずです。
いくつか参考になる記事を挙げておきます。
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