トレード成績が安定しない人によくある5つの傾向

トレードの成績が安定しない人によくある5つの傾向

FX侍です、こんにちは。

今回はトレードの成績が安定しない人によくある傾向を解説します。

それなりに勝てるようになったけど、まだまだ自信を持ってロットを上げられない段階ですね。
調子が良くなってきてロットを上げると負ける…という、もどかしい時期でもあります。

下記に挙げる5つの傾向のいずれかに当てはまるはずなので、客観的に自分のトレードを振り返って改善策を考えましょう。

外部要因で負けている

普段通りのエントリーができたトレードにも関わらず、経済指標や要人発言等の外部要因による乱高下で負けてしまうパターンです。

うっかり経済指標があるのを忘れてエントリーしちゃった…(^◇^;)ってFX侍もよくやりましたw

重症度の浅い凡ミスなので、イベントスケジュールを確認しておくことで避けられます。

普段はあまり動かない指標でも相場状況によってはロケットのように動くこともあるので、その時々で市場が注目度合いは把握しておくのがベターですが。

▼アメリカの経済指標発表で乱高下するドル円15分足
アメリカの経済指標発表で乱高下するドル円15分足
(※上記は50pips毎にラインを入れています)

ドル円が短時間で50pips以上も動くなんて、姉さん事件ですよw

突発的に出てくる要人発言は避けられませんが、負けた原因の外部要因を細分化して考えることである程度の対処法は見えてきます。

下記の記事を参考にして下さい。

安い所で買って高い所で売れば勝てると思っている

投資の格言のように広く知られている言葉ですね。

確かに下記のような状況では、安い所で買って高い所で売れば勝てますね。
20〜30pipsぐらいなら何度も取れています。

▼安い所で買って高い所で売る戦略が機能しているポンドドル1時間足
逆張りが機能しているポンドドル1時間足
(※上記は100pips毎にラインを入れています)

いや〜美味しいですね。

こんなにサクサク勝てるなら、ロットを上げたくなりますね(*´ω`*)

 

し・か・し
それが落とし穴の入り口ですw

 

また同じ場所で逆張りで買ったら、サポートをブレイクされて下降トレンドに…

▼安い所で買う戦略が機能しなくなったポンドドル1時間足
サポートをブレイクしたポンドドル1時間足

サクッと損切りできればまだいいんですが、今までの美味しい思いが忘れられず、プラスになるまで含み損に耐えているとがっつり負けるパターンですね。

レンジ相場では、安い所で買って高い所で売ればOKです。
しかしトレンド相場では、安い所で売って高い所で買う戦略にシフトしないといけません。

逆張り戦略が機能する局面があるのは事実ですが、それだけでトレード成績が安定するほど甘くありません。

それについては下記で解説してるので参考にどうぞ。

安い所で買って高い所で売る戦略を徹底的に極めるのもアリですが、それには相場状況をしっかり見極めるスキルが必要です。

基本的に逆張りだけでは成績は安定しません。

むしろ高い所で売ることに固執して、トレンド相場で大負けしてメンタルを壊したトレーダーもいますので。

連勝した後で大きく負ける

勝ちトレードが続くとつい調子に乗って、エントリーが雑になる経験は多くの人が経験しているはずです。

雑なエントリーで負ければ反省できるのでまだいいんです。
でもそんなトレードでも下手に勝ち続けてしまうと厄介です。

例えば下記のような上昇トレンド相場では、簡単な手法でも普通に勝てます。

▼上昇トレンド中のユーロドル1時間足
簡単な手法でも勝てるトレンド中のユーロドル1時間足

このままロットを上げていけば儲かっちゃうな( ^ω^ )

 

お、下がってきて押し目買いのチャンスが来たな
どーせ反発するんだから適当に買ってOKっしょ(・∀・)

▼押し目買いチャンスが到来したユーロドル1時間足
上昇トレンド中の押し目買いチャンス

ここまで順調なトレンドフォロー戦略で勝ってきましたが、上昇が続いている限りは多少エントリーが雑でもトレンドが補ってくれます。

 

しかし安易な考えでトレードをしていると、いつか必ず梯子を外されます。

▼上昇トレンドが崩れたユーロドル1時間足
トレンド転換したユーロドル1時間足

ロットを大きくしてても、潔く損切りができればまだ傷は浅くてすみます。

しかし先程の「安い所で買って高い所で売れば勝てると思っている」のパートとも共通しますが、これまでの上昇の頭から切り替えができないと高確率で痛い結果に終わります。

トレーダーがやらかす失敗は大体似通ってます。

・自分では損切りできない含み損の額に膨れ上がる
・下手なナンピンで傷口に自ら塩を塗る

急にトレンド転換した、トレンド相場がレンジ相場になった、レンジ相場からトレンド相場になった、という相場状況の変化に対応できずに大きく負けてしまう人は多いです。

相場状況は1年を通じて一定ということはありません。

トレンド相場・レンジ相場・低ボラ相場・高ボラ相場・ヘッドライン相場・閑散相場など、いろんな表情を見せてきます。

まだトレード歴が1年未満の方は、まずは1年間生き残って経験値を積みましょう。

下手にビギナーズラックで勝ち続けると、下記のように派手にやらかします。
ガチの実話なので、身を引き締める為にも参考にして下さい。

相場都合ではなく自分都合でトレードしている

相場都合というのは聞き慣れないかもしれませんが、こういう事です。

トレードできる時間が作れたからドル円で20pipsを取りたい=自分都合
でも相場にはボラがなく手を出しにくい状況=相場都合

自分の都合だけを押し付けるのは、人間関係だけではなく相場でも嫌われるのでご注意をw

下記のようなドル円では、20pips取るのも現実的には無理でしょうね。

▼ NY時間でもボラが小さなドル円5分足
NY時間でもボラの小さなドル円5分足

こうした状況で無理してトレードすれば、ギャンブル的なエントリーとなってリスクが高くなります。
(スプレッドコストも大きいですしね)

同じ条件下で毎日トレードできるのは理想ですが、毎日変化する相場に合わせていく対応力が必要です。

せっかくトレードする為にPCを立ち上げたのに、エントリーせずに稼げないのは嫌!という『焦りや欲』は身を滅ぼす要因となる自分都合です。

特に安定した収入を貰っている会社員の方は要注意です。

詳細は下記を参考にどうぞ。

明確なトレードルールを持っていない

移動平均線で反発したから入ろっと( ^ω^ )
前回高値で跳ね返されたから売ろっと( ^ω^ )
サインが出たからとりあえず入ろっと( ^ω^ )

こういった場当たり的なトレードでは、運で勝つ事はあってもスキルが身に付かず最終的に消えていきます。

ミクロとマクロの視点で相場を判断しなければスキルは磨かれません。

トレード前には「方向性とサポレジの確認」が必須です。
それを元にどうなったらトレードするのか?というトレードシナリオを立てましょう。

 

ちなみに…トレードシナリオは、上昇・下降・レンジの3種類が必要です。
(値動きは上下横の3パターンしかありませんからね)

そこで相場状況に合わせたトレード戦略を選ばないと勝ち続けることはできません。

持っているトレード手法の数によって、チャンスに出会える確率が変わります。

自分の手法がどんな相場に通用するのかを一度振り返ってみるといいですよ。
その上で足りない部分を補っていきましょう。

まとめ

そもそも為替相場というランダムな市場の中で安定性を求めるのは矛盾とも言えます。

しかしある程度の勝率が出るトレード手法が身に付いているなら、中長期では成績は安定するはずです。

いわゆる大数の法則です。

より多くのデータから平均を求めれば、真の平均値により近付くというものです。
10回のサンプル数より100回のサンプル数の方が信頼性があるのと同じですね。

1日単位でトレード成績の安定を求めるのは、かなりのレベルに達してからでOKです。

まずは週間単位ぐらいの大きな目で安定性を見た方がいいですね。

そして週末にトレードの振り返り…これを地道に繰り返していけば、自分の勝ちパターン・負けパターンが明確化できるので、チャンスを選んで危ない橋を避ける事ができるようになります。

そうやってトレードの精度を磨き上げれば、最終的に成績が安定に向かいます。

 

ただし…

そもそも勝てるトレード手法が無い!という方は、安定云々の前にFX侍のブログからトレード手法を学んで下さい。
→自分に合うトレード手法を探す

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