ビギナーズラックで大勝した人の末路

FXのビギナーズラックで勘違いした人の末路(実話)

FX侍です、こんにちは。

今回はビギナーズラックで勘違いした人の末路について。

ちなみにこれはFX侍と直接の面識はない人(FX侍の知り合いの知り合い)の実話です。

結論から言うと、ビギナーズラックでガッツリ儲かって、最終的には勝った以上の金額をゲロゲロに吐き出す、というよくある話です。

特に「最近は調子が良いな~」という人は、今回のケースに当てはまる可能性があるのでご注意ください。

FXでは1年生き残ってスタートライン、3年生き残ってようやく1人前です。

それではビギナーズラックで勘違いした人の末路を紹介します。

FX素人がビギナーズラックで500万円の勝ち

アメリカだけではなく日本でも新型コロナによる給付金が、為替だけでなく株式相場にも流れ込んでいるのは周知の事実です。

更にリモートワークなどで時間に余裕ができたことも重なって、FXを始めてみたという人は増えています。

今回のAさん(仮名)もそのような背景でFXに手を出した人です。
このAさんは元々資金に余裕があった人で、素人ながらそれなりの証拠金を口座に入れていたようです。

で、去年の夏にユーロドルで約500万円の大勝

チャートを見ると、明らかにビギナーズラックだったのが分かります。

▼ユーロドルの日足
ビギナーズラックで大勝したユーロドルの日足

典型的なアゲアゲ相場なので、ロングしてれば寝てても勝てた相場です。

なんかグングン上がってるから買ったら行けるんじゃないか?( ̄ー ̄)

という安易な根拠のトレードでも、勝ててしまうトレンド相場です。
(逆に言うと下手に逆らうと死ぬ相場ですねw)

最初の何回かで良い思いをしたので、ロットを上げていったはずです。

FXって簡単に勝てるじゃん(*´ω`*)マイッタナー

という感じで約500万円をゲットしたそうです。

正確な証拠金の額は知りませんが、勝った金額から考えても相当なロットだったのは容易に想像できますね。

ビギナーズラックの魔法が解けた末路

Aさんのビギナーズラックの魔法が解けた後、ドル円で壮絶な損失を出したとのことです。

ドル円が102円台に突入した後の戻りで、ドル円をショートしたそうです。

どんどん円高になって101円台までは行くぞ!(^q^)

ではチャートを見てみましょう。

▼ドル円4時間足
ビギナーズラック後に大負けしたドル円4時間足チャート

▼ドル円日足
ドル円日足チャート

先程のユーロドルと同じアゲアゲ相場の入り口でショートをしてしまったAさん。

テクニカル分析の知識も無いまま、(不運にも?)ビギナーズラックで大金を手にしたので、明確な損切りポイントなんて分かりません。

ま、その末路は言うまでもありませんね…

下記の記事で書いた典型的な特徴です。

まずは1年生き残る

右も左も分からない素人がビギナーズラックで勝ってしまうと、最終的に不幸な結末になってしまう確率が高いです。

簡単に勝てたらFXを勘違いしますよね。
自分の相場観でポチポチしてりゃお金が増えるってw

相場は時として、ビギナーズラックを発生させてしまうのが厄介な所。

トレンドが続いているうちは、方向性さえ間違って無ければドンドン利益は増えていきます。
ただしトレンドがどこまで続くか分かりませんし、想像もしない強さで反発する可能性もあります。

経験者は常識レベルで知っていることですが、1年を通じて同じ相場はありません。

下記はドル円の直近約2年半分の日足チャートです。

▼約2年半分のドル円チャート
約2年半分のドル円チャート

2019年の始まりはフラッシュクラッシュ、2020年は新型コロナによる乱高下。

こうしたえげつない動き、強烈なトレンド相場、ボラのないレンジ相場、閑散相場、年末年始、期末期初といった様々な状況を、1年間を通じて経験を積むのがトレーダーの最初の関門です。

 

最近調子が良いからFXも分かってきちゃったかな~(・∀・)

という人はお気を付けください。

相場状況がガラッと変わった時に、同じスタンスで望んでいると足元をすくわれる可能性があります。

どんな相場状況で自分の調子が良かったのかを客観的に分析した方が後々役立ちますよ。

 

ビギナーズラックで勝てたのは資金的に見えれば幸運ですが、そのままの姿勢でFXに取り組むと間違いなく泥沼にハマるのでご注意ください。

 

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