FX侍です、こんにちは。
今回はファン(?)も多い「エリオット波動」についての話。
FX侍がエリオット波動を知ったのは10年以上も前。
その頃は自分がFXをやるなんて夢にも思ってなかった頃ですね。
仕事の知り合いがFXをかじってて、エリオット波動がうんちゃら~って話をしてたのが最初の出会いです。
デフォルメして書くとこんな感じでしょうか(*´ω`*)
本気で何を言ってるのか分かりませんでした…
「かめはめ波的な必殺技ですか?それとも波動拳?」ってのが第一印象w
ちなみにその人。
FXについてウンチクは語るけど、いわゆる負けトレーダーでした。
だからこそ余計に、エリオット波動との第一印象は悪かったですね。
それから10年以上経過して、今のエリオット波動に対する評価は…
特に変わりませんw
※意外と知らない人も多いエリオット波動の不都合な事実も書いておきます。
エリオット波動が現実のトレードで使いにくい理由
エリオット波動って実際のトレードでは使いにくい事は確かです。(個人的感想です)
よくこんな感じのチャート解説を見ませんか。
うん、確かにそれっぽく波を捉えてるっぽいですよね。
まぁ詳しい人が見たらツッコミが入るんでしょうがw
でもFX侍は気になるんです。
「こういう所は無視していいんかい?」って。
実際に起きている上昇下降を都合よく無視して、後付けで波動を書くのは簡単です。
一応エリオット波動にも、成立条件に関するルールはあります。
しかし「どういった基準を満たせば波としてカウントするのか?」という明確なルールが分からないのが致命的です。(本当はあるのかもしれませんがw)
明確なルールが無いから使いにくい
エリオット波動には、こういった基準があるのは知ってます。
でもこれだけの条件だったら…
逆に条件が成立する場所を頑張って探しちゃいませんか?
波動の書き方に個人差があったら、そこが「後付けやこじつけ」に繋がります。
(ランダムな相場で100%全員が一致するような認識が非現実的なのは承知してます)
ある程度の割合で同じ認識ができてこそ、トレードで使えるテクニカル分析になりますが、そのためには「明確なルール」が必要です。
そこが抜けているのがエリオット波動であり、後付けのこじつけ理論って言われる所以かと。
エリオット波動には様々な理論があるのは知ってますが、それを全て覚えたからと言ってトレードで勝てるかは別問題の類です。
逆に誰にでも論理的に教えられる形でエリオット波動を駆使してる人はゴイスーですね。
考案者はただの会計士
実はエリオット波動の考案者は、プロトレーダーではなく「会計士」です。
病気で働けなくなったので、相場に関する本でも出すか~って事で世間に公表した理論です。
ま、それなりに考え抜いた手法だとは思いますが、相場で食ってた人の理論じゃないんですよ。
統計的、学術的な明確な実証データはありません。
要するにグランビルの法則と同じ穴のムジナです。
じゃあ何故そんな理論がここまで有名になっているんでしょう?
そこは相場の闇の部分として想像を働かせれば、自ずと答えは見えてくると思います。
ま、金儲けの道具として利用価値があったからというだけですけどねw
もう1回言っておきますが、グランビルの法則と同じですよ。
エリオット波動じゃなくてもトレンド分析は可能
エリオット波動の考案者ラルフ・ネルソン・エリオットは「ダウ理論の必要な補足」と書籍で言ってます。
ダウ理論+エリオット波動理論で完璧!ってイメージだったんでしょうね。
1時間足とか4時間足の分析も行って50pipsとか100pipsを狙うなら、エリオット波動はそれなりに有効な場面もあるかとは思います。(それでも使いにくいと個人的には思ってますがw)
ただし5分とか15分足の短期足で10~20pipsぐらいを狙うなら、それに適したトレンド分析があるんです。
下記は先ほどと同じユーロドルです。
▼FX侍流のユーロドルでの波形認識例(サインツールアプロスも表示しています)
上記はサインツールアプロスの利用者様に配布している「トレンド判断マニュアル」に記載したルールを元に波形認識をした例です。
ただしマニュアルは企業秘密なので、チャートにはあえて書いてない部分もありますが。
マニュアルの理解度も個人差があるので100%全員が同じ波形認識ができるとは限りませんが、概ね上記のような感じで波が書けるかと思います。
その結果、トレードで狙うべきポイント+狙っちゃダメな場所が明確に分かります。
結論:エリオット波動を無理して覚える必要は無い
エリオット波動をどうしても覚えたい!というのであれば頑張って下さい。
陰ながら応援してますのでw
||д・) コッソリ…
たださっきも言ったように…
短期足で10~20pips程度を狙うなら、別にエリオット波動は必須じゃありません。
目的は「トレードで狙うべき高勝率な場所を探すこと」ですよね。
エリオット波動はその手段の1つでしかなく、目的達成の為に他に実践しやすいテクニカル分析があるならエリオットにこだわる必要は全くありません。
ちなみにFX侍のトレーダー仲間も、エリオット波動なんて気にせずに普通に稼いでますので。
具体的なルールを元にトレンド判断を行い、高勝率な場所を見つけたいのであれば、アプロスをお勧めします。
トレンド判断マニュアルを理解できれば、狙うべき場所だけでなく狙ってはいけない場所もハッキリと見えるようになります。
ぶっちゃけ、エリオット波動よりもデイトレには最適かと。
FXに限らず何かで結果を出すには、目的と手段を混同しないことは重要ですよ。
この記事へのコメントはありません。