FX侍です、こんにちは。
今回はちょっとマニアックなテクニカル「GimmeeBar」を検出するインジケーターの解説。
GimmeeBarって何?(・o・)?
という方も多いでしょうが…
要するに『反転を示唆するテクニカル分析』の1つです。
GimmeeBarを調べると、海外でよく用いられるバーチャートでの解説(しかも英語)しか出てきません。
そこで今回はGimmeeBarとは?といった基本からインジケーターを活用したトレード方法までを分かりやすく解説するので、テクニカル分析の引き出しの1つとして活用して下さい。
GimmeeBarとは?
GimmeeBarとは、転換を示唆するテクニカル指標の1つです。
GimmeeBarでエントリーできれば、損切りもタイトに設定できるので、損小利大のトレードができます。
まぁ、転換の初動エントリーになるので、多くのトレーダーが憧れる形ですよね。
ただしGimmeeBarなら何でも有効という訳ではありません。
注意点
・ミドルラインに触れた、又は非常に近い位置で足が確定している場合
・1本前の足よりもGimmeeBarが長すぎる場合
・GimmeeBarが前の足から窓を開けて始まった場合
開発者のJoeRoss氏は、こうした場合にはトレードを控えた方が良いと言っています。
詳細を知りたい方は、下記のPDF解説をご覧下さい。
→PDFの参考資料(英語)
で、今回紹介するインジケーターは、このGimmeeBarが登場した時にサイン表示してくれるモノです。
GimmeeBar検出インジケーター
GimmeeBarが登場した時に矢印サインで教えてくれるインジケーター。
その名も「GimmeeBar」ですw
はい、そのままの名前です…
インジケーターを表示するとこんな画面になります。
「ボリバン±2σ・ドット・矢印」が表示されるだけのシンプル構成。
赤と青のドットは足確定後はリペイントしませんが、足が動いている間は点灯したり消えたりします。
また、GimmeeBarの矢印サインはドットが点灯した足の最高値・最安値を更新した時点で点灯し、リペイントはしません。
パラメーター設定はボリバンに関する項目だけ。
表示設定はお好みですが、ドットと矢印はデフォルトだと見辛いので変更推奨。
GimmeeBarを検出する事に特化した、非常にシンプルなインジケーターです。
GimmeeBarでのエントリー検証
GimmeeBarのサインだけでエントリーするとこんな結果になります。
・黄色い丸=負け
・白い丸 =勝ち
GimmeeBarが機能したのは1回だけ…(*´Д`)
ボリバンタッチの逆張りにローソク足形状を組み合わせただけのシンプルなテクニカルなので、これだけをエントリー根拠にするには正直厳しいです。
ただ単に逆張りで焼かれるだけですw
転換の初動を捉えようとするのであれば、ダイバージェンス等も判断に加えるといいでしょうね。
(ちなみにダイバージェンスはMACDが最も信頼性は高いです)
GimmeeBarでのお勧めエントリー方法
GimmeeBarは短期足では騙しも多く値幅も取りづらいので、なるべく長い時間足で使うのがお勧めです。
最低でも30分足以上かなという感覚ですね。
下記のように戻り売りのサインとして使うと、GimmeeBarが機能しているのが分かります。
▼ユーロドル30分足(クリックで拡大します)
GimmeeBarは逆張りのサインですが、トレンド方向に沿った短期足での逆張りであれば安全性は高いです。
・上位足のトレンドを確認する
・ミドルラインの向きや傾きに注意する
最低限これぐらいは見て、ロングとショートの優位性を把握する必要があります。
例えば、4時間足で方向性を確認。
まぁ明らかに下方向ですよね。
上位足が下降トレンドなので、戻り売りを狙うためにGimmeeBarを活用するのが合理的です。
下記は30分足です。
微妙な場所もありますが、戻り売りのいい場所で赤い矢印サインが点灯しています。
GimmeeBarの高値安値付近を損切りとすれば、それなりにリスクリワードの高いトレードにはなりそうです。
後は冒頭で挙げた「GimmeeBarの3つの注意点」も留意した方が、勝率は上がるでしょう。
その他、上位足のボリバンも抵抗となるので、形状も併せて見た方が精度は上がります。
マルチタイムフレームのボリンジャーバンドに関しては下記を参考にして下さい。
GimmeeBarだけでエントリー判断は危険ですが、上手に他の判断材料を組み合わせることで十分に使えるテクニカルとなります。
逆張りの引き出しを増やす意味でも参考にして下さい。
その他、ボリンジャーバンドの基礎~応用テクを知りたい方は、下記を参考にどうぞ。
→ボリンジャーバンドに関する記事の一覧
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