高勝率なインジケーターって本当にあるの?

高勝率なインジケーターって本当にあるの?

FX侍です、こんにちは。

まだ自分が知らない「高勝率なインジケーター」がどこかにあるんじゃないか?

そんな風に考えているトレーダーが約27万人もいるそうです。

(…適当ですw)

高度なロジックで高勝率なエントリーポイントを表示してくれるインジケーターがあればFX初心者でもかんたんに勝てますからね。

まぁ要するに、誰でも勝てるサインですねw

 

そんな期待を胸に秘め『まだ見ぬ聖杯』となるインジケーターを探し続けている…

という方の期待をぶっ壊しますw

 

インジケーターには2種類ある

そもそもオシレーターも含むインジケーターは2種類に分類されます。

・多くの人が使うもの(=MT4純正インジが代表例)
・エッジを切り取るもの(=カスタムインジケーター)

分かりやすく分類するとこんな感じになります。

高勝率なインジケーターを探している人は、後者のエッジを切り取るものをイメージしているはず。

簡単に勝てる優位性の高いエントリーポイントを表示してくれるインジですね。

 

例えば下記は無料のカスタムインジケーターでは超有名な「ASC_Trend」を表示したポンド円15分足です。

▼クリックで拡大します
ASCTrendを表示したポンド円15分足

いや〜サインが多過ぎて…こりゃ使えないわ…( ´Д`)

と思う人もいるでしょうが、このASC_Trendは使い方を間違えなければ相当な高勝率サインになります。

FX侍塾の講師は「ASC_Trendは無料インジでは間違いなく3本の指に入るサイン」と評価してますし、正しい使い方は塾生さんならよ〜くご存知ですよね。

 

何が言いたいか伝わりましたか?

要するに…
どれだけ高勝率なインジケーターでも使い手によって結果は大きく変わるってことです。

 

突然ですが、ゾンビがあなたに迫ってきていますよね。

(えw)

後ろは行き止まりなのでどうにか倒さないとマズいですね。

(なんでそんな状況なんだよw)

ショットガンのイラスト

と言うわけで、持っていたショットガンを使ってゾンビを倒しましょう!

 

あ!でもちょっと待って!

(なんだようるせーなw)

弾の入れ方は分かりますか?
相当な衝撃が来ますが構え方は分かりますか?

まぁ普通の日本人は知らないですよねw

ただ下手に扱うと…ショットガンの衝撃で肩が脱臼するかもしれませんし、変なところに撃つと弾が跳ね返って自分に当たるかもしれません。

でも使い方を知っていて経験がある人なら、ショットガンで確実にゾンビを倒せます。

 

高勝率なインジケーターも同じです。
正しい使い方を知らなければ危険なだけです。

つまり【高勝率なインジケーター=ショットガン】ってことですね。

 

突っ込むイラスト

 

インジケーターの落とし穴

複数の高度なロジックを組み込んで、高勝率なエントリーポイントを出すインジがあったとしましょう。

でもそう言う類のインジケーターは歯車が狂い始めると急激に勝率が低下します。

市場が注目しているニュースで相場の流れがコロコロ変わる時期もありますし、年間を通じて数回は相場のタイミングが変わりますからね。(リスクオン・リスクオフとはまた別の話です)

勝ってる時はいいんですが、連敗が続くとインジケーターを信用できなくなりますよね。

(インジだけじゃなくてEAにも共通して言えることです)

エッジを切り取る優秀なインジケーターでも、ある程度の裁量判断が無ければ宝の持ち腐れになっちゃいます。

この事実を無視して聖杯探しを続けても時間と労力のムダになるのでご注ください。

 

ただ先ほど例に挙げた『多くの人が使うインジケーター』でも、一般的な数値を変更してエッジを切り取る使い方もできます。

例えば下記でチラッと紹介したボリバンの期間10・偏差1.9というのは、通常よりも早くエクスパンションに気付けますね。

しかしいずれにせよ、裁量判断ができなければインジケーターを本当の意味で活用することはできません。

インジのポテンシャルが100だとした場合、裁量スキルがある人なら96ぐらいの力を発揮できますが、スキルが無ければ37ぐらいしか力を発揮できないイメージですかね。

 

どこかの記事で書きましたが…

インジケーターがスキル不足を補ってくれる訳じゃありません。

高勝率なインジケーターを探すこと自体は否定しませんが、自分のスキルに応じた効果しか発揮できないという点は覚えておきましょう。

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