FX侍です、こんにちは。
今回はボリンジャーバンド好きには堪らないインジケーター「Bollinger Bandwidth」についての解説。
バンドワイズチャートとか呼ばれたりもするようです。
英語の読み方的には「バンドウィドゥス」「バンドウィズ」の方が正しいかもw
通っぽく説明すると、ロワーバンドとアッパーバンドの幅を数値化したインジケーターです。
Bollinger Bandwidthをチャートに表示させるとこんな感じ。
ボリンジャーバンドの幅をサブウィンドウに一本線で表示します。
パッと見でバンドの幅が収縮しているのか拡大しているのかが分かるのが特徴です。
ボラが出てきてボリバンの幅が広がり始めると、Bollinger Bandwidthの線が下から上昇を始めます。
『Bollinger Bandwidthの3つの活用法』も解説するので、理解を深める参考にして下さい。
※ボリンジャーバンドの幅をpips表示するインジケーターをお探しの方は、当記事の最後で紹介するインジケーターを参考にして下さい。
Bollinger Bandwidthのダウンロードと設定
Bollinger Bandwidthは、以下のリンクからダウンロードできます。
設定は非常に簡単です。
パラメーターはお好きな数値を。
デフォルトの期間20・偏差2.0が最も一般的ですね。
後は色の設定はお好みで。
これでインジケーターの設定は完了。
Bollinger Bandwidthの3つの活用方法
Bollinger Bandwidthの活用方法を3つほど紹介します。
いやいや…ボリバンの幅ぐらい見れば分かるじゃん ( 艸`*)プッ
という方でも、恐らく3番目の使い方を知らない方は多いと思うので、要チェックです。
1.エキスパンションのタイミングを図る
Bollinger Bandwidthの使い方として、最もポピュラーですね。
スクイーズからエキスパンションを始めるタイミングを掴むって使い方です。
ブレイクやトレンドに乗っかるタイミングを取るイメージですね。
ブレイクを狙うトレード手法を知りたい方は下記を参考にどうぞ。
2.パラレルからスクイーズに移るタイミングを図る
トレンドが発生して一方向に価格が進んでいる時は、バンドウォークが発生しており、ボリンジャーバンドはパラレルになっています。
パラレルから価格が横ばいになるスクイーズに移行する際に、上昇していたBollinger Bandwidthが下降に転じます。
▼ポンドドル30分足(クリックで拡大します)
パラレルが終わるとトレンドが一旦休憩モードに入るので、ポジションを持っていたら利確を考えるタイミングにもなります。
動→静に移行するタイミングをいち早く察知するイメージですね。
パラレルって何??という方は、下記を参考にして下さい。
3.短期設定のボリンジャーバンドとして使う
ボリンジャーバンドは、期間20の偏差2.0が一般的で、利用者が多い設定です。
しかし短期トレード用として、期間10の偏差1.9という設定もあります。
(ジョン・ボリンジャーさんの本でも登場している数値ですね)
通常設定と短期設定の2つのボリバンを表示させたのが以下のチャートです。
▼ドル円15分足(クリックで拡大します)
短期設定の白(期間10・偏差1.9)のボリバンの方が反応が早いのが分かります。
反応が早い分だけ騙しも増えますが、5分足や15分足で大きな値幅を狙わないスキャルピング気味のトレードでは、短期設定の方が使いやすい場合も少なくありません。
下記のように短期設定を使う事で、標準設定では拾えないスクイーズ・エキスパンションが見えてきます。
通常と短期の2種類のボリバンを表示させるとチャートが見辛くなるので、短期設定はインジケーターのBollinger Bandwidthでチェックするという使い方もアリです。
まとめ
Bollinger Bandwidthは工夫次第で、様々な使い方ができるインジケーターです。
5分足チャートに15分足のボリバンの状態を表示させることも可能です。
その場合は、パラメーターの期間に3倍した数値を入れればOK。
(例:15分足の期間20を5分足に表示させる→5分足で期間60にすれば15分足のボリバンになります)
ボリンジャーバンドは逆張り指標というイメージの人も多いですが、正しい使い方は順張りです。
順張りに使うイメージが持てない…
という方は、下記の記事を参考にして下さい。
ボリバンの奥深さを知ると、トレード手法の引き出しが増えますよ。
P.S.
ボリンジャーバンドの幅をpips表示するインジケーターをお探しの方は、下記を参考にどうぞ。
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