FX侍です、こんにちわ。
今回は、ピンバー(ローソク足のヒゲ)の意味を考えて、トレードを優位に進めようという話。
実際のチャートを使ってピンバーができる背景を解説するので、飛び乗りの危険性も理解できるはずです。
天井で買っちゃった…
底で売らされた…
トレードをしてきて、誰もが1度はこんな経験をしますよね。
自分が入った時に限って、反転してしまう謎の現象(笑)
ローソク足が急に伸びたのを見て「このまま伸びる!これはチャンスだ!」と思って飛び乗ると、値段が急に戻ってきてあっという間に損切り。
損切りするならまだいいですが、含み損を抱えたまま建値に戻ってくるのをお祈りし始める人もいますよね。
チャート上のどこに優位性があるのか?を考える場合には、チャートを作る「大口の目線」が必要です。
私たち個人投資家が集まったところで、大口の資金量の足元にも及びません。
数千億とか兆の単位のお金を持った大口がチャートを作っていますので。
大口の目線でピンバーを作る過程を考える
あなたへの課題:ピンバー又は長いヒゲをチャートに作って下さい。
◆設定
あなたは何兆円もトレード資金を持っている大口です。
◆条件
自分の資金だけでヒゲを作っても意味がありません。
ヒゲを作った上で、利益をがっぽり取れるのが条件です。
FX侍が考えるシナリオは以下の通りです。
まず5分足など、短期足だけを見ている初級〜中級レベルの個人投資家をカモにします。
直近安値に向かって売りをぶつけて行けば「おっ、安値をブレイクして下に伸びて行くか?」と考えるトレーダーの注目が集まります。
直近安値の下にはロングした人のロスカットが溜まっています
↓
そこに大きめの資金で売りを入れれば安値をブレイク
↓
ロングのロスカット(=売り)によって急激に下落します
↓
安値ブレイクに飛び乗るトレーダー達の売りが沢山入る
チャート的には以下のようになります。
※下記チャートのずっと左側の見えない部分に安値があります。
安値ブレイクに飛び乗る初心者トレーダーを大量に確保できた所で次のステップです。
さて、ここらで大口の資金力で個人トレーダーを丸焼きにしましょうw
・安値ブレイクまで下落させるのに溜まった売り注文の決済(=買い)
・更に怒涛の勢いで新規買い注文をガンガンぶつける
こうして買い注文が一気に増えれば、価格も一気に上昇します。
安値ブレイクに飛び乗ってショートしたトレーダー達はどうするでしょう?
潔くロスカットする人も多いはずなので、そこそこの買い(ショートの損切り注文)が入ります。
大口による怒涛の買い+ショートの損切りの買い
これで安値から反発上昇する下地は整いました。
では以下のチャート画像を見て下さい。
(黄色いラインは先程の直近安値と同じラインです)
安値ブレイク直後に、綺麗なピンバーが作れましたね。
直近安値付近という反発する理由がある場所で出現したピンバーなので、客観的に見て買いエントリーしたい場所じゃないですか?
今度はそうした「ピンバーで買いたい!」という大衆心理を利用して、新規の買い注文を入れさせます。
これで安値からの反発上昇は完了です。
お疲れ様でした(・∀・)
ちなみに上記のチャートでは、安値から反発上昇後に一旦下落しています。
その理由は、以下の2つと推測できます。
1.戻りを待っていた人たちの売り注文
2.ピンバーで買った人たちの利確(=売り)
こうした売り注文も飲み込んで、高値を更新しているのが流石ですね。
一旦の下落後に直近高値を勢いよく更新しているので、戻り売りのロスカットを巻き込んで上昇していると考えられます。
以上のようなシナリオを、上位足である1時間足のチャートで確認したのがコチラです。
下記の黄色いラインは先程のチャートで出てきた直近安値の黄色ラインです。
1時間足で見ても長いヒゲを付けたピンバーとなっています。
先程の5分足を見ていたトレーダーとは別の、1時間足を見ていたトレーダー達の新規買い注文も入って上昇しやすい局面だったのが分かります。
1時間足を見ているトレーダーは非常に多いので。
まとめ
このように大衆心理と大口目線でチャートを紐解くと、ピンバーの優位性がよく分かりますよね。
と同時に、高値・安値ブレイクに飛び乗る危険性も理解できたと思いますw
今回のピンバーが作られる背景は、あくまでFX侍が考えた架空のシナリオです。
本当の実情なんて、市場参加者全員からアンケートでも取らない限り分かりません。
しかしただの妄想ではなく、そこそこ論理性のある推論ではないでしょうか。
正解なんて分からないので自分の頭であーだこーだ考える事は大切です。
ローソク足の意味を考えるってことですね。
当ページで解説したようにピンバーの背景を考えると、下記で紹介したピンバー手法に裁量目線が加えられるようになります。
普通に勝てる手法なので、参考にしてください。
さらにピンバーのトレード手法を広げるなら下記も参考にどうぞ。
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