FX侍です、こんにちは。
今回は利益を引っ張る目安として使える「ATRトレーリングストップ」のインジケーターを紹介。
利益を引っ張りやすくなるので、トレンドが出た時にはビッグトレードの手助けになります。
合理的なテクニカルで利益を引っ張るので、利確で悩む人にとっては重宝するインジケーターです。
ストップの位置にも利用できるので、使い勝手はいいですね。
ATRトレーリングストップの使い方
ATRトレーリングストップは、あくまでトレーリングストップの補助線的な役割で、ラインの切り替わりをエントリー判断にするものではありませんので誤解なきよう。
トレンドに乗れた時にポジションを引っ張って、方向性が変わった時に手仕舞いをするのが目的です。
上記の黄色い部分でブレイク狙いのロングが成功して上昇トレンドに乗った後、値動きが横向きに変化した時に利確をするのがATRトレーリングストップの目的です。
上昇のボラティリティが無くなったら手仕舞いするイメージですね。
より具体的な利用イメージ
1.買いエントリーした時にATRラインの5pips程度下にストップを入れる
2.利益が乗ったらストップを建値に移動させ、TPをATRラインの下に置く
又はストップをATRラインに合わせてズラしていくのもアリ
3.上昇するATRラインに合わせて手動でTPを移動させる
※トレーリングストップと同じで、価格が下がったとしても一旦上昇したラインは下がりません
最終的に価格が下がって、ATRラインの下に置いたTPにヒットした時点で利確となります。
2種類のATRトレーリングストップ
ATRトレーリングストップには、以下の2種類があります。
・高値安値がATRラインにヒットしたらラインが切り替わるタイプ
・終値でATRラインを超えたらラインが切り替わるタイプ
世間一般では終値タイプの方が主流です
個人的にも終値で判断するタイプの方が、頻繁にラインが切り替わらないので見やすいですね。
どちらのタイプもダウンロードできるようにしてあるので、お好きな方をお使い下さい。
パラメーター設定の目安
ATRトレーリングストップのパラメーター設定は、シンプルですが奥が深いです。
▼パラメーター設定
変更する数値は2つですが、この設定で反応速度が変わります。
移動平均線と同じで、ATRの期間を短くすれば反応が早くなり、期間を大きくすると反応は緩やかになります。
どちらにもメリットデメリットはあります。
自分がトレードする時間足や通貨ペアによって最適な数値の組み合わせは異なるので、チャートを見て設定を変えて下さい。
ある程度の目安の数値もあるので、お伝えしておきます。
◆ATRの期間
5~7の間で調整している人が多く、ATRのデフォルト数値の14を使う人もいます。
時間軸を長めに見る人は21を使うケースもあります。
◆Factor(倍率)
3を使う人が多いですが、3~3.5の間で調整するのが一般的です。
ダウンロードは以下からどうぞ。
特にこだわりが無ければ「終値タイプ」がお勧めです。
利確についてのテクニカルは、下記も参考にどうぞ。
FX侍様、Senと申します。いつもSNSでの貴重な情報発信をいただき、ありがとうございます。ATRトレーリングストップインジ(終値タイプ)をDLし使用させていただいております。MT4(Version:4.00 built 1335 14 May 2021)でGOLDの場合だけ、下げトレンドでの赤ラインが表示されないようです(SILVERも法定通貨も問題なし)。何か考えられるWorkaroundはございますでしょうか。以上、よろしくお願いします。
Sen様
コメントありがとうございます。
確かに同様の事象をこちらでも確認しました。
なんででしょうかね…^^;
原因が何かというのはスグには分かりませんが、何か分かればご案内するようにしますね。