FX侍です、こんにちは。
今回はフィボナッチエクスパンションの使い方を解説します。
リトレースメントに比べてフィボナッチエクスパンションは意外と知らない人も多いですが、ぶっちゃけ知らないと損します。
利確目安として使われるケースが多いですが、裏を返せばエントリーしてはいけない場所となります。
要するに…
合理的な利確の目安が分かるだけでなく、高値掴みや底値売りを避けられるって事。
ではフィボナッチエクスパンションの使い方を分かりやすく解説します。
もう1回言っておきますが、知らないとゼッタイ損します。
フィボナッチエクスパンションの使い方
上昇時のフィボナッチエクスパンションをイラストにしたのがこちら。
3点(上昇の起点・高値・押し目)を結んで、価格の到達点を予測するのが目的です。
上記イラストの場合は、FE61.8やFE100が利確目安位置となるので、価格が反発する確立が高くなります。
FE61.8が第一弾の利確目標、それを超えたら次はFE100、FE161.8…というように段階的に次の目標が分かるのがエクスパンションが使われる理由です。
実際のチャートで見てみましょう。
下記はオージードル1時間足です。
▼フィボナッチエクスパンションに反応するオージードル1時間足
白丸の3点を結んだフィボナッチエクスパンションに、黄色い部分が反応しているのがよく分かるはずです。
明らかにサポレジとなっているので意識されています。
つまり、フィボナッチエクスパンションに絡む場所で直近の流れが続くという想定で新規エントリーするには要注意です。(特にファーストタッチは利確が入りやすいので要注意)
上記チャートの黄色い部分はフィボナッチエクスパンションの61.8と100に最初にタッチする場所なので、それまでの売りポジの利確が入りやすいので一時的に反発しやすい場所となります。
この場所を知っていれば「売ったら上がっちゃった…」という事態を避けられます。
自分がエントリーすると反対方向に動くのは初心者あるあるですが、こうした利確が入る場所で反対方向にポジションを取るのが大きな原因です。
実は簡単なフィボナッチエクスパンション
フィボナッチエクスパンション凄いじゃん…何か不思議…
って思うでしょうが、実はその中身はめっちゃ簡単で単純です。
下記チャートを見れば、その仕組みが分かるはず。
要するに、高値~安値の値幅を等倍しただけですw
「高値から安値までこれだけ下がったんだから、次も同じぐらい下がるっしょ」ってのをカッコよく表現したのがフィボナッチエクスパンションって訳です(・∀・)
フィボナッチって名前が付くと神秘の数字をイメージする人も多いですが、エクスパンションに関してはめっちゃ単純です。
これでもうバッチリ覚えましたねw
フィボナッチエクスパンションの精度を高める方法
フィボナッチエクスパンションが機能するのは事実ですが、盲信するのは危険です。
当ブログでも常々お伝えしていますが、判断材料は1つではなく複数の目線で持つことが重要です。
つまり…
他の何かしらのテクニカルが重なれば、反発する確立がグッと高くなるってことです。
例えば下記は、2つのフィボナッチエクスパンションが重なる場所を可視化したチャート。
(先ほどと同じオージードル1時間足です)
直近の波(4~6)と1つ前の波(1~3)の2つのエクスパンションを引いた事例です。
応用編として、下位足と上位足のエクスパンションが重なる場所を見つけるという考え方もあります。
下記はエクスパンション・リトレースメント・SMA200が重なる場所を可視化しています。
3つの側面から意識される場所なので、そりゃ反応しますよね。
何でSMA200なの?と疑問に思う方は、下記の記事を参考にどうぞ。
要するに、フィボナッチエクスパンションを積極的に使うのはOKですが、それだけを判断根拠にしないで複合的にチャートを見ましょうよって事です。
まとめ
フィボナッチエクスパンションは利確目安に使うだけでなく、新規エントリーを避けるべき場所としても活用すべきです。
特にエントリーするとすぐに逆行するという人。
エントリー場所の改善もエクスパンションを使いましょう。
15分足を使うデイトレの人は、1時間足ぐらいでエクスパンションを引いておくといいでしょう。
(高値安値がハッキリしているトレンド相場で使うのが必須ですが)
下記の3点を結ぶだけなので簡単です。
買いの場合:上昇の起点・高値・押し目の安値
売りの場合:下降の起点・安値・戻りの高値
リトレースメントだけではなく、エクスパンションも使えるようになるとチャート分析の精度も上がりますよ。
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